


と疑問に思ったことはありませんか?
相場が動くときに必要以上に動いてしまう現象をオーバーシュートといいます。
経済指標発表や要人発言のタイミングなどで起こりやすく、価格が行き過ぎた後に戻ることもあれば、戻らずそのままトレンドが続くこともあります。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- オーバーシュートとは
- オーバーシュートが起こるメカニズム
- トレードで狙うポイントと注意点
オーバーシュートによる値動きはトレーダーにとってチャンスとなる場面でもあるため、しっかりと注意すべきポイントもセットで覚えるとスキルとして役立つでしょう。
オーバーシュートに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
オーバーシュートとは
オーバーシュートとは、相場が短時間で大きく動き、必要以上に価格が行き過ぎる現象のことです。
行き過ぎた価格は反動で戻ることもあれば、戻らずトレンドが続く場合もあります。
そのため、オーバーシュートで相場が行き過ぎたときには、「行き過ぎ=必ず反転」と決めつけないことが大切です。
相場が行き過ぎる現象のこと
オーバーシュートは、ニュースや経済指標、要人発言などをきっかけに売買が一気に偏り、想定していた水準を上抜け、下抜けする動きとして現れます。
ローソク足で見ると、急に大きな値幅が出たり、長いヒゲが出て「勢いが強すぎる」状態を一目で分かることが多いです。
買いと売りのどちらが強くなるのかはその時の状況によって変わり、買いが強ければ上昇のオーバーシュートとなり、売りが強ければ下落のオーバーシュートとなります。
相場が戻ることもあれば、戻らないこともある
オーバーシュートで必要以上に相場が動いたとき、反動で戻るケースもあれば、戻らないケースもあります。
例えば、
・値動きの元となる情報材料が強いときには、オーバーシュートからトレンドが続く
・情報が出た直後の初動が行き過ぎたときには、オーバーシュートの反動で戻る
といった値動きが出ることもあります。
ただし、オーバーシュートが起こった後に「戻るのか、トレンドが続くのか」は、次の値動きが出るまで判断しにくいことが多いです。
決め打ちを避け、チャートの動きを確認してから判断するのが安全と言えるでしょう。
チャート上でのオーバーシュート事例
チャート上で出現するオーバーシュートの例を紹介します。
- 上昇のオーバーシュート
- 下落のオーバーシュート
上昇と下落、それぞれのオーバーシュートを確認しましょう。
上昇のオーバーシュート

上昇のオーバーシュートは、買いが一気に集中して価格が急騰し、想定していた上値の目安(レジスタンスラインや直近高値など)を勢いよく上抜ける形で起こります。
ローソク足では、陽線が大きく伸びたり、長い上ヒゲが出現し「上に走りすぎた」印象になりやすいのが特徴です。
先ほどの章の通り、オーバーシュートの後は反動で戻ることもあれば、そのまま上昇が続くこともあります。
戻るケースでは、行き過ぎた方向に長いヒゲが出て「押し戻された形」になりやすいです。
一方で、戻らずにトレンドが続くケースでは、実体の大きい陽線が連続して勢いが続く形になりやすいです。
ただし、ローソク足1本だけで決めつけず、次の足でも伸びるか、逆に反転するのかを確認してから判断するのがおすすめです。
下落のオーバーシュート

下落のオーバーシュートは、売りが一気に強まり、価格が急落してサポートラインや直近安値を勢いよく下抜ける形で起こります。
ローソク足では、陰線が大きく伸びたり、下ヒゲの長い足が出たりし「下に走りすぎた」状態が見えやすくなります。
下落のオーバーシュートも、陰線が大きく伸びると下落が続くことがあり、戻る場合は長い下ヒゲを作ることもあります。
戻るケースでは、下に行き過ぎたあとに買い戻されて、長い下ヒゲが出やすいです。
一方で、戻らずに下落が続くケースでは、売りの勢いが強く、実体の大きい陰線が連続しやすいのが目安です。
ただし、ローソク足1本だけで決めつけず、次の足でも下げが続くか、逆に反転するのかを確認してから判断するのがおすすめです。
オーバーシュートが起こるメカニズム
オーバーシュートが相場において起こるメカニズムがいくつか存在します。
- パニック買いや売り(投資家心理)
- 重要指標や政策金利、要人発言で注文が偏る
- 流動性の低下
代表的なメカニズムを3つほど紹介しましょう。
パニック買いや売り(投資家心理)
相場が急に動くと、「乗り遅れたくない」「損失から早く逃げたい」といった心理が働きやすくなります。
上昇局面では焦って買いが集まり、下落局面では逆に売りが集まりやすく、どちらの方向にも値動きが必要以上に大きくなりがちです。
投資家の焦りが必要以上の売買につながり、結果的にオーバーシュートを引き起こします。
また、含み損が膨らんだポジションの損切りが連鎖すると、売買の偏りがさらに強まり、価格が大きく飛びやすくなることもあります。
重要指標や政策金利、要人発言で注文が偏る
経済指標や政策金利の発表、要人発言などは、相場が大きく動きやすいタイミングです。
例えば、経済指標の発表で市場予測と結果がズレた場合、短時間で売買が一気に集中し、想定していた水準を大きく上抜け(または下抜け)することがあります。
特に発表直後は成行注文が増えやすく、値が飛ぶように動いてオーバーシュートにつながる場合があります。
流動性の低下
流動性とは、買いたい人と売りたい人が十分に存在し、スムーズに取引できる状態のことです。
この流動性が低い時間帯や相場の状況では、少ない注文でも価格が動きやすくなります。
その結果、普段なら止まりそうな水準でも一気に突き抜け、オーバーシュートにつながることもあります。
それと、流動性が低い時間帯に緊急の要人発言、自然災害、紛争などのリスク情報が出ると、値動きがさらに急激になり、オーバーシュートが大きくなり過ぎてしまうこともあります。
オーバーシュートが起きやすい場面
オーバーシュートは、注文が一方向に偏りやすいタイミングや、流動性が低い状況で起こりやすくなります。
特に以下の場面においては、値が飛びやすいため初心者の方は注意しておきましょう。
・重要な経済指標の発表前後(米国雇用統計やCPIなど)
予想と結果がズレると、短時間で売買が集中して急騰・急落しやすいです。
・政策金利の発表や記者会見(中央銀行イベント)
金利や声明内容の受け止め方で相場が大きく振れ、行き過ぎが起こることがあります。
・要人発言・突発ニュースが出た直後
緊急性の高い情報ほど反応が速く、最初の値動きが大きくなりやすいです。
・流動性が低い時間帯(参加者が少ない時間)
少ない注文でも価格が動きやすく、普段なら止まりそうな水準を突き抜けることがあります。
・週明けの取引開始直後(窓が開くタイミング)
週末のニュースを織り込んで始まるため、最初の値動きが荒くなることがあります。
・重要な価格の節目付近(キリ番・直近高値安値・レジサポ)
注文が集まりやすく、抜けた瞬間に値が加速して行き過ぎやすいです。
・急なトレンド発生直後(短時間で連続して伸びる場面)
追随の売買が増え、勢いで伸び過ぎることがあります。
上記の場面はオーバーシュートの他に、普段でもボラティリティが高まりやすいので、覚えて注意しておきましょう。
オーバーシュートはトレードで狙えるのか
オーバーシュートは、行き過ぎた値動きの後に反動で戻ることがあるため、状況によってはトレードのチャンスになる場面もあります。
ただし、値動きが荒く判断が難しい場面でもあります。
次はオーバーシュートはトレードで狙えるのかを解説します。
オーバーシュートの戻りなら狙える

オーバーシュートをトレードで狙う場合、急騰や急落後の「戻り」を狙う考え方があります。
例えば、チャートが急騰し行き過ぎた方向に長いヒゲが出て勢いが弱まるときや、節目を一瞬抜けた後に戻ってきたときなどは、戻りが発生することもあります。
その戻りを狙って、以下のトレードを狙うことができます。
・上昇のオーバーシュート:戻りで売りトレード
・下落のオーバーシュート:戻りで買いトレード
オーバーシュートが発生したときは、値動きが早くトレード自体を行うことが難しい場合もありますが、戻りであれば急騰や急落の後で狙えるためトレードが可能となります。
値動きは短期間で発生することも多いため基本短期トレードとなりますが、利益を狙うことも可能なため、オーバーシュートを狙いたい場合におすすめです。
上級者向けで初心者は手を出さない判断が賢明
オーバーシュートをトレードで狙う場合、リスクがあることは覚えておかなければなりません。
急騰や急落によって、
・スリッページの発生(約定価格と注文価格のズレ)
・スプレッド拡大
・戻らない可能性
上記が起こってしまうためです。
トレードで狙うことが難しい場面であり、FX初心者の方だと無理に狙わない方が賢明と言えます。
特に急落時は「落ちてくるナイフを掴むな」という格言があるように、焦って飛び乗るほどリスクが高くなります。
もしオーバーシュートを狙うなら、まずは経験を積み、損切りルールや資金管理を徹底できるようになってから検討しましょう。
▶スリッページの解説はこちら
▶FXにも適用できる格言一覧はこちら
FX初心者がオーバーシュートで注意すべきポイント
オーバーシュートが発生したとき、FX初心者が注意すべきポイントがあります。
- スプレッドの拡大とスリッページ
- 損切りと資金管理の徹底
- 反転や反転しないを予測しない
このポイントを意識するだけでも損失を増やしにくくなるため、一つずつ確認していきましょう。
スプレッドの拡大とスリッページ
オーバーシュートが起きやすい場面(経済指標発表直後や急変動時など)では、スプレッドが広がったり、スリッページが発生することがあります。
スプレッドが広がると、エントリーした瞬間から不利なトレードになりやすく、コストが増えて負けやすくなります。
また、スリッページが起きると、注文した価格と約定価格がズレてしまい、想定より不利な価格で約定してしまいます。
つまり、急騰や急落時にはトレーダーにとって、不利な状況下でのトレードとなることを覚えておきましょう。
損切りと資金管理の徹底
オーバーシュートが発生時にポジションを抱えていた場合、判断が遅れると損失が一気に膨らむことがあります。
大きな損失を出さないためにも、損切りラインのあらかじめ設定と、急激な値動きでも耐えられる取引量(ロット)でのトレードを行いましょう。
あらかじめ損切りラインを逆指値などで設定しておけば、損失を限定できるようになります。
さらに取引量を抑えておけば、一度のミスが致命傷(退場)となる恐れも減らせます。
FXで大切なのは相場で生き残ることであるため、資金管理を徹底しておくようにしましょう。
反転や反転しないを予測しない
オーバーシュートが起きると、「行き過ぎたからそろそろ戻るはず」と考えて逆張りしたくなる場面があります。
しかし実際には、反動で戻ることもあれば、戻らずにトレンドが継続することもあります。
そのため初心者の方は、反転を決め打ちで予測して入るのではなく、値動きが落ち着いたか、節目で止まったかなど事実を確認してから判断するのが安全です。
まとめ:オーバーシュートが発生したらまずは冷静にチャートを確認する
オーバーシュートは、相場が短時間で大きく動き、必要以上に価格が行き過ぎる現象のことです。
行き過ぎた価格は反動で戻ることもあれば、戻らずトレンドが続く場合もあるため、即座に戻りを狙わず冷静に動きを確認しましょう。
特に相場の急変動時にはスプレッドが広がりやすく、スリッページも起こりやすくなるためトレード自体が不利になることもあります。
オーバーシュートは戻りをトレードで狙うこともできますが、リスクを取らなくともチャートが静まった後でもトレードは可能なため、初心者の方は無理なリスクを取らない選択も大切です。
ちなみに、オーバーシュートが発生した時に逆方向のポジションを持っていると、ロスカットされて最悪の場合に追証が発生してしまう恐れがあります。
もし、最大のリスクである追証を避けたいのであれば、追証が発生しないFX業者BigBossを使ってみるのも一つの手です。
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BigBossコラム編集部