といった疑問をもっていませんか?
FXの取引を始めたいと思っていても、適正なロットがわからずに困っている人も多いのではないでしょうか。
適正なロットでの取引ができなければ、大きな損失を被る可能性が高くなるので、適正なロットや発生する損益を把握しておくことが大切です。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- 1ロットの取引に必要な資金の計算方法
- 1ロットあたりの損益の計算方法
- 適正ロットの決め方
適正なロットで取引することができれば、大きな損失を受けるリスクを抑えながら、利益を狙える可能性が高くなるでしょう。
これからFX取引を始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXのロット(Lot)とは
ロット(Lot)とは、FXの取引通貨量の単位のことで、ロット数を指定して取引量を決めます。
FXでロットを使う目的は、通貨量の桁数が多くなることによる入力ミスを減らすためです。
「100,000通貨」のように「0」を多く入力しなければいけない場合、桁数を間違うことで大きな損失が発生するリスクがあります。
このような入力ミスを防止するためにロットが使われています。
1ロットあたりの通貨量はFX業者によって異なる
1ロットあたりの通貨量は、FX業者によって異なります。
国内FX業者は1ロット=10,000通貨、海外FX業者は1ロット=100,000通貨に設定しているケースが多いです。
通貨量はFX業者だけでなく、口座タイプによって異なるケースもあるので、取引前に公式サイトで確認しておきましょう。
▶︎BigBossの最大ロット数と取引時の注意点はこちらで詳しく解説!
ロットとレバレッジの関係性
レバレッジとは、証拠金を担保に口座資金以上の取引ができる仕組みのことです。
1万円の証拠金でレバレッジを1,000倍にすると、1,000万円分の取引ができるようになります。
実際の取引では、レバレッジの倍率を設定するのではなく、ロット数を増やすことで倍率が上がります。
トレード時のレバレッジは、以下の計算式から求められます。
レバレッジ=為替レート×ロット数÷証拠金
1ロットで取引するにはいくら必要?
1ロットで取引する際の必要証拠金は、以下の計算式で求められます。
必要証拠金=為替レート×取引通貨量÷レバレッジ
1ロットの取引に必要な資金は、為替レートやレバレッジ、1ロットあたりの通貨量によって変動します。
ここでは、国内FX(10,000通貨)と海外FX(100,000通貨)で1ロットの取引をする際に必要となる資金を解説します。
国内FXの必要証拠金の目安
国内FXは、レバレッジが最大25倍までになるように法律で定められています。
米ドル/円が150円のときに、国内FXで1ロット取引をするのに必要な証拠金は以下の通りです。
150円×10万通貨÷25倍=60万円
レバレッジが低い国内FXでは、1ロットの取引をするには多くの金額が必要になることがわかります。
海外FXの必要証拠金の目安
海外FXは、国内FXのように法律でレバレッジの上限が決められていないため、高いレバレッジで取引ができます。
ここでは、米ドル/円が150円のときにレバレッジ100倍、500倍、1,111倍、2,222倍のFX業者で1ロット取引するのに必要な証拠金を計算してみましょう。
レバレッジ100倍の場合の必要証拠金
レバレッジ100倍の海外FX業者を利用する場合、米ドル/円を1ロットトレードする際の必要証拠金は15万円(1米ドル150円の場合)です。
150円×10万通貨÷100倍=15万円
国内FXと比べると必要証拠金が4分の1で済みます。
レバレッジ500倍の場合の必要証拠金
レバレッジ500倍の海外FX業者を利用する場合、米ドル/円を1ロットトレードする際の必要証拠金は3万円(1米ドル150円の場合)です。
150円×10万通貨÷500倍=3万円
レバレッジが500倍の海外FX業者なら少ない資金でトレードしたい人でも利用しやすいでしょう。
レバレッジ1,111倍の場合の必要証拠金
レバレッジ1,111倍の海外FX業者を利用する場合、米ドル/円を1ロットトレードする際の必要証拠金は約13,501万円(1米ドル150円の場合)です。
150円×10万通貨÷1,111倍=約13,501円
レバレッジ500倍の場合と比べても、さらに少ない資金でトレードができます。
レバレッジ2,222倍の場合の必要証拠金
BigBossでは最大レバレッジ2,222倍で取引ができます。
レバレッジ2,222倍の海外FX業者を利用する場合、米ドル/円を1ロットトレードする際の必要証拠金は約6,750円(1米ドル150円の場合)です。
150円×10万通貨÷2,222倍=約6,750円
レバレッジ1,111倍の場合と比べても、さらに少ない資金でトレードができます。
1ロットあたりの通貨量やレバレッジは、FX業者によって異なるので、取引前にチェックしておきましょう。
1ロットあたりの損益はいくら?
FX取引の損益を求める計算式は、以下の通りです。
損益=獲得pips(決済価格-注文価格)×ロット数
pips(ピップス)とはFXの通貨の共通単位で、値動きの変動幅を表すときに使われます。
1pipsがいくらになるのかは通貨ペアに円を含むか、含まないかによって異なります。
米ドル/円やユーロ/円 | 1pips=0.01円(1銭) |
ユーロ/ドルやポンド/米ドル | 1pips=0.0001ドル(0.01セント)
※1pips=0.001円としているFX業者もある |
米ドル/円とユーロ/米ドルで1ロット取引したときの損益を見ていきましょう。
米ドル/円で取引したときの損益
まずは米ドル/円を150円で買い注文をして、151円で決済した場合の利益を計算してみましょう。
(151円-150円)×10万通貨=10万円
150円で買い注文をして149円で決済した場合に発生する損失は以下の通りです。
(149円-150円)×10万通貨=-10万円
ユーロ/米ドルで取引したときの損益
次にユーロ/米ドルを1.1000米ドルで買い注文をして、1.1100米ドルで決済した場合の利益を見ていきましょう。
(1.1100米ドル-1.1000米ドル)×10万通貨=1,000米ドル
ユーロ/米ドルを1.1000米ドルで買い注文をして、1.0900米ドルで決済した場合の利益は以下のように計算します。
(1.1000米ドル-1.0900米ドル)×10万通貨=-1,000米ドル
なお、日本円に換算する場合は、現在の米ドル/円のレートをかけましょう。
米ドル/円のレートが150円のとき、1,000米ドルは15万円となります。
150円×1,000米ドル=15万円
適正なロット数の決め方
適切なロット数の決め方は、トレード手法と損失許容額によって異なります。
ここでは、以下の条件で取引するケースを例にロット数の決め方を解説します。
- 1米ドル=150円
- 取引する通貨ペア=米ドル/円
- 1ロット=10万通貨
トレード手法で決める
FXのトレード手法は、エントリーから決済までの期間によって分けられ、トレード手法によって適正なロット数が異なります。
ここでは、3つのトレード手法の適正なロット数の決め方を、資金1万円と10万円にわけて解説します。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スキャルピング
スキャルピングは、数秒から数分の間に小さな値幅のトレードを繰り返す手法で、ロットを上げることで効率的に利益が狙えます。
スキャルピングの利益確定と損切りの目安は、以下の通りです。
- 利益確定:10pips
- 損切り:5pips
スキャルピングでは、1回の取引での損失を多くても10%以下に抑えましょう。
資金が1万円ある場合は、損失額を1,000円に抑えます。
損切りラインが5pipsとなるため、0.2ロットが適正ロットです。
次に資金が10万円ある場合は、損失額を1万円以内に抑えることをおすすめします。
損切りラインを5pipsにした際は、適正ロットが2ロットとなります。
なお、一度に複数のポジションを持つ場合は、1ポジションあたりのロットは小さくしましょう。
適正ロットが2ロットのときに4つのポジションを保有する場合、1ポジションあたりの適正ロットは0.5ロットです。
デイトレード
デイトレードは1日でトレードを完結させる手法です。
スキャルピングと比べるとポジションの保有期間が長いので、より大きな値幅の利益を狙えます。
デイトレードの利益確定と損切りの目安は、以下の通りです。
- 利益確定:50pips
- 損切り:25pips
デイトレードは、スキャルピングと比べて損失リスクが大きくなるため、ロット数を落とした方が良いでしょう。
資金が1万円の状況で、0.2ロットで取引すると、1回の取引で5,000円を失います。
2万通貨(0.2ロット)×0.25=5,000円
スキャルピングと同水準の損失額にするためには、0.04ロットでの取引がおすすめです。
4,000通貨(0.04ロット)×0.25=1,000円
資金が10万円の場合は、25pips逆行しても1万円の損失で済む0.4ロットが適正ロットとなります。
4万通貨(0.4ロット)×0.25=1万円
損失額を減らしたい場合は、ロット数を下げて取引するのがおすすめです。
▶デイトレードのメリットとトレード手法はこちらで詳しく解説!
スイングトレード
スイングトレードとは、数日から数週間ポジションを保有し、大きな値幅を狙うトレード手法です。
スイングトレードの利益確定と損切りの目安は、以下の通りです。
- 利益確定:300pips
- 損切り:100pips
スイングトレードは、ポジションの保有期間が長い分、損失が膨れ上がるリスクも上がりますが、得られる利益額も大きくなります。
したがって、デイトレードよりも適正ロットは小さいです。
資金が1万円の場合、0.01ロットで取引しましょう。
1,000通貨(0.01ロット)×1(100pips)=1,000円
また、10万円の資金を持っている場合も、0.1ロットに抑えることをおすすめします。
0.1ロットで取引すれば、100pips逆行しても1万円の損失で済みます。
1万通貨(0.1ロット)×1(100pips)=1万円
トレードスタイルによって損切りの目安が変わるので、適正ロットでの取引を心がけましょう。
損失許容額で決める
損失許容額は個人差があるので、含み損がいくらまでなら冷静にトレードできるかで判断するのも良いでしょう。
初心者の場合は「2%ルール」をもとにロット数を決めるのがおすすめです。
2%ルールとは、1回のトレードでの最大損失額を口座資金の2%以下にするというルールです。
口座資金が50万の場合は、1回のトレードで許容できる損失額は1万円となります。
10pipsを損切りラインに設定した場合は、1ロット以下で取引することで損失額を1万円以内に抑えられます。
損失許容額からロット数を決めることで、想定以上の損失を受けるリスクが軽減できるでしょう。
ボラティリティによって決める
FXでは、以下のように通貨ペアによってボラティリティが変わります。
通貨ペア | ボラティリティ合計 |
米ドル/円 | 17万8,720.2pips |
ユーロ/円 | 22万8,297.5pips |
ポンド/円 | 28万9,291.4pips |
ユーロ/スイスフラン | 9万7,092.7pips |
メキシコペソ/円 | 2万722.2pips |
※2023年8月5日〜2023月11月5日のボラティリティ合計です。
ボラティリティの高い通貨ペアは値動きが大きくなりやすい傾向があるため、リスクが高くなります。
そのため、ボラティリティの高い通貨ペアを取引する場合は、ロットを落とさなければ、損失額が増える可能性があります。
例えば、2023年10月31日にボラティリティの高いポンド/円は181.303円から184.275円まで約300pips上昇しました。一方、ボラティリティの低いメキシコペソ/円は8.233円から8.388円(約16pips)しか上昇していません。
ポンド/円とメキシコペソ/円に売りエントリーしていた場合、以下の損失が発生していたことになります。
ロット | ポンド/円 (300pipsの損失) |
メキシコペソ/円 (16pipsの損失) |
0.01ロット | 3,000円 | 160円 |
0.05ロット | 1万5,000円 | 800円 |
0.1ロット | 3万円 | 1,600円 |
1ロット | 30万円 | 1万6,000円 |
メキシコペソ/円での取引の損失許容額を2万円としている人がポンド/円で取引するケースも考えてみましょう。
メキシコペソ/円を1ロットでトレードしても2万円以内の損失に抑えられますが、ボラティリティの高いポンド/円では30万円もの損失が発生してしまいます。
ポンド/円で損失許容額を2万円に抑えるためには、0.05ロットで取引しなければなりません。
このように、通貨ペアのボラティリティによっても適正ロットは変わるので注意が必要です。
FXでロット数を上げてもいいタイミング
トレードルールを守ることで安定的に利益が得られるようになれば、ロット数の変更を検討しても良いでしょう。
感情や勘に頼らず、ルールを守って取引できれば、勝率や損益が安定してきます。
安定して利益が獲得できるようになれば、ロットを上げても同等の損益率が期待できるでしょう。
一方、ルールが確立していない状況や、成績が不安定な状況でロット数を上げると、大きな損失を出すリスクが高まります。
FX初心者は、ロット数を上げて利益を狙うよりも、トレードスキルを磨くことを優先させましょう。
FXの適正ロットに関するよくある質問と回答
FXの適正ロットに関するよくある質問と回答を紹介します。
ロットに関して疑問がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
国内FXと海外FXでは適正ロットが異なりますか?
国内FXと海外FXでは、1ロットの取引単位が異なります。
国内FXでは1万通貨ですが、海外FXでは10万通貨を1ロットとしているFX業者がほとんどです。
海外FXの方が1ロットの取引単位が多いので、国内FXから乗り換える人は注意が必要です。
FXの適正ロットは資金量によって変わりますか?
資金量が多いほど、FXの適正ロットは大きくなります。
1万円の資金で適正ロットが0.02ロットだった場合、10万円の資金があれば0.2ロットまで保有しても問題ありません。
ただし、適正ロットは資金量だけでなく、通貨ペアのボラティリティや損失許容額によっても変わるので注意が必要です。
FXの適正ロットの計算ツールはありますか?
FXの適正ロットの計算ツールは、各FX業者が公式サイトで公開しているツールやインターネット上で公開されているツールなどがあります。
インターネット上で公開されているツールの方がレバレッジやロットといった条件を細かく調整しやすいですが、信頼性が高いのは各FX業者が公式サイトで公開しているツールです。
暗号資産やゴールドをトレードする際は適正ロットの決め方を変えた方がいいですか?
暗号資産やゴールドは、FXと比べてボラティリティが高い傾向があります。
そのため、暗号資産やゴールドの取引をする際の適正ロットは、FXよりも小さく設定するのがおすすめです。
まずは小さいロットで取引しながら、値動きを確認していくのが良いでしょう。
まとめ:
ロット数の計算方法や決め方を押さえてリスク管理しよう
適正ロットでトレードをしなければ、大きな損失を被るリスクが高くなります。
リスクを抑えながら利益を狙うためには、損益やレバレッジなどを考慮しながら自分にあったロット数を決めることが大切です。
なお、ロットを上げると、ロスカットが執行される確率が高くなります。
ロスカットによる損失が心配な方は、口座資金以上の損失をFX業者が負担してくれる「ゼロカットシステム」を導入しているFX業者を選びましょう。
ゼロカットシステムを導入していてレバレッジも高いFX業者を探している方には、BigBossをおすすめします。
BigBossは、以下のメリットもあるFX業者です。
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