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サヤ取りとは?やり方や注意点をわかりやすく解説

2025年5月20日

サヤ取りとは?

トレーダー
サヤ取りってどんな取引方法?
トレーダー
サヤ取りをするメリットは?

といった疑問をもっていませんか?

サヤ取りは、2つの銘柄の価格差を利用した取引手法で、株式投資やFXトレードで活用される方法です。

サヤ取りで利益を狙うには、適切な銘柄選びとリスク管理をすることが大切です。

サヤ取りのやり方や注意点を押さえて、FXトレードに取り入れてみましょう。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • サヤ取りの概要
  • サヤ取りをするメリット
  • サヤ取りをするときの注意点

FXトレードでは、サヤ取りでスワップポイントを狙うこともできるので、トレード戦略の幅を広げることが可能です。

サヤ取りをして利益を積み重ねたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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サヤ取りとは

サヤ取りとは、値動きが連動する2つの銘柄の価格差を利用した手法で、裁定取引やアービトラージと呼ばれることもあります。

値動きが似た銘柄間で一時的に生じた価格差が元の状態に戻ることを予測して利益を狙います。

例えば、値動きが似ている銘柄AとBにおいて、一時的にAの価格が上がり、Bの価格が下がるなど、逆方向の値動きが生じたときがトレードポイントです。

価格差が元の状態に戻ることを予測し、割高になった銘柄Aを売って割安になった銘柄Bを買い、価格差が解消された時点で両方のポジションを決済すれば、差額を利益として得られます。

サヤ取りとは

価格差を利用したサヤ取りのやり方

FXトレードにおける通貨ペアの価格差を利用したサヤ取りのやり方は、以下の通りです。

  1. 相関性のある2つの通貨ペアを選ぶ
  2. 価格差が広がったときにエントリーする
  3. 価格差が戻ったときに決済する

それぞれ詳しく解説します。

1.相関性のある2つの通貨ペアを選ぶ

相関性のある2つの通貨ペアを選ぶ

まずは、相関性が高い通貨ペアを見つけることが重要です。

相関性とは、同じような値動きをしたり、同じ方向に動きやすかったりする性質を指します。

例えば、米ドル円(USD/JPY)と米ドルスイスフラン(USD/CHF)は、似たチャートパターンを形成しやすい傾向があります。

普段トレードしている通貨ペアと相関性の高いペアを探してみるのも良いでしょう。

2.価格差が広がったときにエントリーする

相関性の高い2つの通貨ペアを選んだら、価格差が広がるまで待ちます。

価格差が開いたときに、縮まる方向へエントリーしましょう。

価格差が広がったときにエントリーする

上図のように通貨ペアAが上昇し、通貨ペアBが下落して価格差が広がった場合、Aを売ってBを買います。

売りと買いエントリーを同じタイミングにすることが、サヤ取りにおいて重要なポイントです。

3.価格差が戻ったときに決済する

最後に、2つの通貨ペアの価格差が元に戻ったときに決済します。

下図のように通貨ペアAとBの価格差が小さくなったタイミングに、決済注文を入れます。

価格差が戻ったときに決済する

FXのスワップポイントを利用したサヤ取りのやり方

FXでは、スワップポイントを利用したサヤ取りも可能です。

スワップポイントとは、2ヶ国の金利差によって発生する損益のことです。

一般的に、金利が高い国の通貨を買って金利が低い国の通貨を売ることで、金利差に応じたスワップポイントを受け取ることができます。

スワップポイントを利用したサヤ取りでは、同じ通貨ペアを異なるFX業者間で両建てすることで、為替変動リスクを抑制しつつ、スワップポイントの差額を利益として得られます。

スワップポイントを利用したサヤ取りのやり方は、以下の通りです。

  1. 同じ銘柄でスワップポイントの合計がプラスになる業者を選ぶ
  2. 異なる口座で両建てのポジションを保有する
  3. スワップポイントの差がなくなったらポジションを決済する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.同じ銘柄でスワップポイントの合計がプラスになる業者を選ぶ

まずは、取引したい通貨ペアにおいて、スワップポイントに差がある複数のFX業者の口座を用意します。

このとき、スワップポイントの受け取りと支払いの合計がプラスになる組み合わせを選ぶことが重要です。

具体的には、米ドル/円で1,000円のスワップポイントが得られるA社と、700円のマイナススワップが発生するB社を組み合わせるのが理想的です。

2.異なる口座で両建てのポジションを保有する

次にA社とB社の口座で両建てをします。

その結果、A社からスワップポイント1,000円を受け取り、B社へスワップポイント700円を支払うことで、差し引き300円のスワップポイントが得られます。

両建てをする際は、同じ価格でポジションを保有することが重要です。

同じ価格でポジションを保有すれば、それぞれの口座で発生する損益が相殺され、為替変動リスクを抑えることにつながります。

なお、多くの海外FX業者では、異なる業者間での両建てを禁止しています。

禁止行為をすると、口座凍結や利益没収などのペナルティが課される可能性があるので、事前にFX業者の両建てに関するルールを確認しておきましょう。

両建ての概要や注意点はこちらで解説!

BigBossは両建てできる?両建てOKの方法や禁止している方法についてはこちらで解説!

3.スワップポイントの差がなくなったらポジションを決済する

スワップポイントを利用したサヤ取りの取引終了タイミングは、スワップポイントの差がなくなったときです。

下図のようにA社とB社のスワップポイントが同額になったときに決済をしましょう。

スワップポイントの差がなくなったらポジションを決済する

サヤ取りをする際は、スワップポイントだけでなく、価格レートの差を確認したうえで決済することが重要です。

スワップポイントの差がなくなったとしても、買いと売りの価格レートが開いていれば、スワップポイントで得た利益がなくなってしまう可能性があるので注意しましょう。

FXでサヤ取りを利用するメリット

FXでサヤ取りを利用するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 論理的にトレードに取り組める
  • スワップポイントを狙う場合は相場に左右されない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

論理的にトレードに取り組める

取引方法やルールを決めやすいサヤ取りは、感情に流されることなく、論理的にトレードに取り組めるというメリットがあります。

相関性の高い2つの銘柄の価格差を利用する場合もスワップポイントを狙う場合も、事前に決めたルールに従って取引すれば、安定した勝率を維持しやすくなります。

論理的にFXに取り組みたい方にとって、サヤ取りは有効な手法のひとつといえるでしょう。

スワップポイントを狙う場合は相場に左右されない

スワップポイントを狙うサヤ取りの場合、異なるFX業者間で同じ通貨ペアを両建てするため、相場の値動きにほとんど左右されないというメリットがあります。

為替レートの変動による利益を直接狙うことはできないものの、急激な価格変動に一喜一憂することなく、スワップポイントの差益を積み重ねられます。

無理にリスクを取る必要がないため、安定して利益を狙えるでしょう。

FXでサヤ取りを利用するときの注意点

サヤ取りを利用するときには、以下の点に注意しましょう。

  • 経済情勢によって相関関係が失われることがある
  • ロスカットされるリスクがある
  • 取引コストがかかる

それぞれ詳しく解説します。

経済情勢によって相関関係が失われることがある

サヤ取りは、連動して動く2つの通貨ペアの価格差が元に戻ることを前提としているため、相関性が高い通貨ペアを選ぶことが大切です。

しかし、相関性が高い通貨ペアを選んだとしても、経済指標の発表や政策金利の変更といった経済情勢の変化によって、相関性が失われることがあります。

相関性が失われると、価格差が縮まることなく拡大してしまうことも起こり得ます。

このような状況を避けるためにも、サヤ取りをする通貨ペアの相関性を定期的に確認するようにしましょう。

ロスカットされるリスクがある

サヤ取りはリスクが低いと思われがちですが、ロスカットが執行されるリスクがあります。

特にスワップポイント狙いのサヤ取りでは、両建てで為替変動リスクを抑えていても、価格が急変することで一方の口座で含み損が拡大することが考えられます。

大きな含み損を抱えると、証拠金が不足してロスカットされることがあるので注意が必要です。

また、価格差を狙うサヤ取りにおいても、通貨ペア間の相関関係が崩れて想定外の値動きをすると、ロスカットが執行されるケースがあります。

サヤ取りをする際は、十分な証拠金を用意したうえで、ロスカット水準に近づいていないのかを確認するようにしましょう。

取引コストがかかる

サヤ取りは、買いと売りのポジションを同時に保有する必要があるため、それぞれの取引でスプレッドが発生します。

スプレッドとは、通貨ペアの間で発生する買値と売値の価格差のことです。

価格差が小さかったり、取引回数が多かったりすると、スプレッドが利益を上回ってしまうことも考えられます。

スプレッドはFX業者によって異なるため、取引前にFX業者のスプレッドを確認しておきましょう。

FXの手数料やスプレッドの基礎知識はこちらで詳しく解説!

まとめ:サヤ取りを活用して利益をコツコツ積み重ねよう

サヤ取りは、値動きが連動する2つの通貨ペアの一時的な価格差を利用して利益を狙う取引手法です。

FXでは、通貨ペアの価格差を利用する方法と、異なるFX業者間でのスワップポイントの差益を狙う方法があります。

しかし、BigBossを含む多くのFX業者は、異なる業者間での両建て取引を禁止しています。

禁止行為をすると、口座凍結や利益の没収などのリスクがあるため、事前に各FX業者の規約を確認しておくことが大切です。

BigBossでは、同一口座内での両建てが認められており、最大2,222倍という高いレバレッジで資金効率の良い取引が可能です。

通貨ペアの価格差を利用したサヤ取りで利益を積み重ねたい方には、BigBossで口座開設することをおすすめします。

BigBossで取引するメリットは3つあります。

  1. 最大2,222倍のレバレッジで取引できる
  2. 取引毎にBigBossPointがもらえる
  3. 約定力が高いSTP/ECN方式を採用

BigBossでは最大2,222倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得できます。

また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。

ぜひ、口座開設をしてみてください。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

BigBossコラムは、Prime Point LLCが運営・管理するインターネットメディアです。Prime Point LLCは2024年にベストFXブローカーにも選ばれた海外FX業者のBigBossも運営しています。BigBoss編集部はFXや株、仮想通貨などの金融知識が豊富なメンバーで構成されています。記事の作成は、編集部の実際の経験や知識をもとに執筆しています。掲載内容についても、定期的に記事をリライトし、最新の情報への更新を行うなど、ユーザーファーストで情報を発信していきます。

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