と疑問に思ったことはありませんか？
レクタングルはトレンド相場中に発生するチャートパターンの一種です。
レクタングルはレンジ相場の一種であり、トレンド相場中に発生するレンジ相場となります。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- レクタングルとは
- レクタングルの使い方
- レクタングルを使うときのポイント
レクタングルを使えるようになると、トレンド相場中の保ち合いでトレードの機会を作れるため、トレンド相場を攻略したいトレーダーなら覚えておくべきパターンの一つです。
FXでレクタングルに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXのレクタングルとは
レクタングルとは、トレンド相場中の保ち合いで発生する、高値と安値で平行ラインが形成されるチャートパターンです。
一定の高値と安値が構成される状態はレンジ相場（ボックス相場）であり、トレンド相場中に発生するレンジ相場でもあります。
トレンド相場中の保ち合いとなるチャートパターンにはいくつかの種類が存在しますが、その中でも保ち合いで方向性が出ないのがレクタングルとなります。
トレンド相場中のレンジ相場
レクタングルは、トレンド相場中の保ち合いで発生するチャートパターンです。
高値と安値が一定となり、方向性が出ない値動きからレンジ相場と見て取ることもできます。
レクタングルが出現した後は、再び元のトレンドが継続していく特徴を持ちます。
ちなみに、レクタングルはその名の通り長方形を意味しており、チャートパターンの形状通りの名前が付けられています。
上昇レクタングルと下降レクタングル
レクタングルには、上昇レクタングルと下降レクタングルの2種類が存在します。
- 上昇レクタングル：上昇トレンド中に発生するチャートパターン
- 下降レクタングル：下降トレンド中に発生するチャートパターン
上昇レクタングル出現後は再び上昇トレンドが継続し、下降レクタングル出現後は再び下降トレンドが継続します。
どちらのレクタングルも、レンジ相場となるためレクタングル形成中には値動きの方向に特徴がないため、見た目に大きな違いがありません。
上昇と下降トレンドのどちらで発生したのかが、違いとなるため覚えておきましょう。
FXでのレクタングルの使い方
FXでのレクタングルの使い方を解説します。
- 上昇レクタングル
- 下降レクタングル
- レクタングルとロールリバーサルを組み合わせる
- レクタングル内での短期トレード
基本的な使い方から応用的な使い方まで、一つずつ確認していきましょう。
上昇レクタングル
上昇トレンド中の保ち合い（押し目）で、高値と安値で水平線を引けるのが上昇レクタングルです。
レクタングルが出現してからレンジが続き、高値のライン（レジスタンスライン）をチャートがブレイクすると、再び上昇トレンドが継続します。
上昇レクタングルの高値ラインブレイクで「買い」によるエントリーが有効となります。
レクタングルの場合、目標の利確価格としてレクタングル内での値幅分の上昇を、目標上昇幅として設定できます。
着実に利益を得たい場合に活用してみると良いでしょう。
下降レクタングル
下降トレンド中の保ち合い（戻り）で、高値と安値で水平線を引けるのが下降レクタングルです。
レクタングルが出現してからレンジが続き、安値のライン（サポートライン）をチャートがブレイクすると、再び下降トレンドが継続します。
下降レクタングルの安値ラインブレイクで「売り」によるエントリーが有効的となります。
下降レクタングルも上昇レクタングル同様に、レクタングル内での値幅をブレイク後の下落幅として、利益確定の目標価格に設定できます。
こちらも明確な利益確定の目標を立てづらいときに活用してみましょう。
レクタングルとロールリバーサルを組み合わせる
レクタングルとロールリバーサルを組み合わせることで、レクタングルを使ったトレードの勝率を高めることができます。
ロールリバーサルとは、サポートラインとレジスタンスラインの転換現象のことです。
例えば、上昇レクタングルでの高値ライン（レジスタンスライン）ブレイク後、チャートが再びライン付近まで戻ってきて、次はサポートラインとして機能する現象です。
ロールリバーサルを使えばレクタングルでのダマシを回避することができ、エントリーの精度を高められるため使ってみましょう。
ちなみに、ロールリバーサルだけではなく、戻る値動きとしてリターンムーブも同様に活用できます。
レクタングル内での短期トレード
レクタングルは、レンジ相場と同じ値動きが発生するため、往復を狙った短期トレードも可能です。
高値のライン付近で反発を狙った売りによるトレードと、安値のライン付近で反発を狙った買いによるトレードが有効的です。
レクタングルは長くは続かないため、短期でのトレードに限定したほうが使いやすいでしょう。
FXでレクタングルを使うときのポイント
FXのトレードでレクタングルを使うときには、以下のポイントを意識しておくと上手く使いこなせるようになります。
- ラインブレイクまで飛びつかない
- 利益の目標価格を考えておく
- チャートが逆行した時の損切り対策を行う
- 他の保ち合いで発生するチャートパターンも覚える
一つずつレクタングルを使うときのポイントを確認していきましょう。
ラインブレイクまで飛びつかない
レクタングルの出現からトレンド継続を分析予測できるのは、レクタングルのラインブレイクが起こった時です。
トレンド発生中にレクタングルが出現したとしても、ラインブレイクが起こるまでトレンド継続が確実に起こるわけではないため、しっかりとラインブレイクまでエントリーを待ちましょう。
チャートパターン系のテクニカル分析は、特定の形が形成された上で機能するため、レクタングルのラインブレイクまでが分析対象となります。
利益の目標価格を考えておく
レクタングルを利用した分析でトレードを行う時には、利益目標となる価格をしっかりと決めてからエントリーするようにしましょう。
目標価格を決めておくことで着実に含み益を利確することができ、含み益を得たのに利益を逃してしまうトレードの失敗を避けられるようになります。
特にレクタングルは、レクタングル内の値幅をラインブレイク後の上昇もしくは下落の値幅に設定できるため、目標価格を決めやすいチャートパターンなので活用してみましょう。
チャートが逆行した時の損切り対策を行う
レクタングルによるチャートの分析予測が外れ、チャートが予測とは逆行してしまうダマシが発生してしまうこともあります。
ダマシを避けるためにも対策として、損切りラインを設定しておくと上手くトレードが行えるでしょう。
それと、レクタングル出現後のトレンド継続に関しても、極端に短い期間しかトレンド継続せず早期にトレンド転換が起こってしまう可能性があります。
そういった事態に対応するためにも、損切りラインは予め設定しておくことをおすすめします。
他の保ち合いで発生するチャートパターンも覚える
トレンド相場の保ち合いで発生するチャートパターンには、いくつかの種類が存在します。
レクタングルの他に、フラッグやペナントも存在し、どのチャートパターンが出現するのかまでは予測できません。
そのため、レクタングル以外のチャートパターンも覚えておくと、上手くトレンド相場でトレードが行えるようになるでしょう。
FXでレクタングルを使うときの注意点
レクタングルを実際のトレードで使うときの注意点を紹介します。
- レクタングル内でのトレードは基本難しい
- 正確にレクタングルのラインを引く
一つずつ注意点も確認していきましょう。
レクタングル内でのトレードは基本難しい
レクタングルはレンジ相場であるため、レクタングル内での短期トレードが可能と紹介しました。
しかし、レンジ相場自体のトレードが難しいことと、短期でレクタングルも終了してしまう恐れがあるため、基本的に難しいトレードとなります。
無理にレクタングル内でトレードを行わなくとも、後のラインブレイクで大きな利幅を狙うことができるため、初心者の方は狙わなくとも良いでしょう。
正確にレクタングルのラインを引く
レクタングルを確認する時には、しっかりと正確にラインを引くようにしましょう。
レクタングルは高値と安値をそれぞれ水平に引いた方が機能しやすく、斜めになってしまったり、引く箇所が違うとしっかりと分析できません。
特に、ローソク足によって実体とヒゲで別々に引いてしまうと、全く機能しないチャートパターンとなってしまいます。
正確にテクニカル分析を行うためにも、ラインも正確に引くようにしましょう。
まとめ：トレンド相場攻略のためにレクタングルを覚えよう
レクタングルは、トレンド相場中の保ち合いで発生するレンジ相場のチャートパターンです。
高値と安値のラインを水平に引くことができ、ラインブレイク後にはトレンドが継続します。
トレンド相場において順張りを行うトレーダーと相性が良いため、他のチャートパターンとセットで覚えてトレンド相場を攻略していきましょう。
ちなみに、トレンド相場でトレードを行うならレバレッジの効力を活かさなければ損です。
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BigBossコラム編集部