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セリングクライマックスとは?見極め方やトレード手法を解説

2025年5月12日

セリングクライマックスとは?

トレーダー
セリングクライマックスって何?
トレーダー
どうやってトレードに活かすの?

といった疑問をもっていませんか?

セリングクライマックスとは、下降トレンドの最後に発生する急落のことです。

発生を確認できたときは、暴落に乗った順張りや反発を予測した逆張りが有効とされています。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • セリングクライマックスの概要
  • セリングクライマックスの見極め方
  • セリングクライマックスを活用したトレード手法

セリングクライマックスを活用すれば、大きな利益を狙いやすくなるでしょう。

下降トレンド時のエントリーチャンスを増やしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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セリングクライマックスとは

セリングクライマックスとは、下降トレンドの最終局面に起こる暴落のことで、セリング(売り)とクライマックス(最高潮)を組み合わせてできた用語です。

セリングクライマックスとは

短期間に相場が大きく下がったあとに、売りが出尽くして反発が起きやすくなることから、トレンド転換のシグナルとして機能することもあります。

セリングクライマックスに乗った順張りによって利益を狙うのも有効な戦略の一つとされています。

バイイングクライマックスとの違い

バイイングクライマックスとは、上昇トレンドの最終局面で買いが殺到し、相場が急騰する現象のことです。

バイイングクライマックス

バイイングクライマックス発生後は、下降トレンドに転じる可能性があります。

セリングクライマックスが起こる要因

セリングクライマックスは、ネガティブな情報や売りの連鎖によって起こるとされています。

ここでは、セリングクライマックスの発生要因を詳しく解説します。

ネガティブな情報

セリングクライマックスは、自然災害や戦争、大規模な金融政策の転換といった不況の原因となりうるネガティブな情報が出たときに発生することがあります。

ネガティブなニュースが報道されると、市場に不安が広がり、大きな損失を避けようとするトレーダーが一斉に売却を始めます

その結果、売りの勢いが加速して相場の暴落が発生しやすくなるのです。

売りの連鎖

下降トレンドが発生すると、多くのトレーダーがトレンドに乗って順張りトレードをするため、下落の勢いが強まります。

加えて、買いポジションを保有しているトレーダーは、さらなる損失を避けるために損切りの売り注文を出します。

この2つの売り圧力が連鎖的に作用し「売りが売りを呼ぶ」状況が生まれることで、下落の勢いが加速し、セリングクライマックスが発生する要因となるのです。

セリングクライマックスの見極め方

セリングクライマックスを見極めるには「価格の急落」と「出来高の急増」という2つのサインに注目することが重要です。

ここでは、セリングクライマックスの見極め方を詳しく解説します。

価格の急落

セリングクライマックスの特徴は、チャートが垂直に近い角度で落ち込む急落です。

セリングクライマックスの価格の急落

多くのトレーダーによるパニック売りや損切りによる価格の急落がチャート上に現れます。

緩やかな下降トレンドとは異なるため、混同しないように注意しましょう。

出来高の急増

価格が急落している局面で、下図のように出来高が急増していれば、セリングクライマックスの強力なサインとなります。

セリングクライマックスの出来高の急増

出来高の急増は、多くの売り注文が成立したことを示します。

出来高の増加を伴わない価格の急落は、注目度が低い下落である可能性が高く、セリングクライマックスではないため、トレンド転換を期待するのは難しいと判断できるでしょう。

セリングクライマックスを活用するメリット・デメリット

セリングクライマックスを活用すれば、大きな利益を狙いやすくなる反面、さらなる暴落に巻き込まれるリスクがあります。

ここでは、トレードに取り入れるメリット・デメリットを紹介します。

メリット

セリングクライマックスの大きな下落やそのあとの反発を予測できれば、大きな利益を狙いやすくなります。

急激な下落を予測し、順張りで売りエントリーできれば、短期間で大きな利益を期待できます。

また、セリングクライマックス発生後のトレンド転換の起点に買いエントリーをすれば、上昇トレンドに乗って利益を伸ばせる可能性があるでしょう。

デメリット

セリングクライマックスは、いつ発生するのか、いつトレンド転換が起こるのかといった見極めが難しい傾向があります。

発生が確認できても相場が反転せず、下落が継続する可能性も少なくありません。

さらなる暴落に巻き込まれ、短期間で大きな損失を受けるリスクがあるので注意が必要です。

セリングクライマックスを活用したトレード手法

セリングクライマックスを活用したトレード手法には、以下のようなものがあります。

  • ボリンジャーバンドを活用した順張りトレード
  • トレンド転換を示すローソク足確認後の逆張りトレード
  • RSIを活用した逆張りトレード

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ボリンジャーバンドを活用した順張りトレード

セリングクライマックスを狙って順張りをすれば、大きな利益を狙える可能性があります。

順張りをするタイミングを見極めるには、ボリンジャーバンドのスクイーズとバンドウォークのサインを活用するのがおすすめです。

ボリンジャーバンドとは、下図のように移動平均線と標準偏差に基づくラインで構成されたインジケーターです。

ボリンジャーバンド

標準偏差ライン内に値動きが収まるのは以下の確率とされています。

標準偏差

ライン内に収まる確率

±1σ(シグマ)

68.3%

±2σ(シグマ)

95.4%

±3σ(シグマ)

99.7%

スクイーズとは、ボリンジャーバンドの収縮のことをいい、発生後にバンドが拡大すると大きなトレンドが発生する可能性があります。

バンドウォークは、チャートが中央の移動平均線に戻らず、標準偏差に沿って価格が移動する現象のことです。

スクイーズからバンドの拡大が発生し、その後バンドウォークが確認できたら、トレンドの継続が予測できます。

下図では、スクイーズからバンドの拡大、バンドウォークが確認できたので、さらなる下落となるセリングクライマックスが発生する可能性があると判断できます。

バンドウォーク

バンドウォークを確認後に売りエントリーを入れれば、大きな利益を狙いやすくなるでしょう。

ボリンジャーバンドを使った手法はこちらで詳しく解説!

トレンド転換を示すローソク足確認後の逆張りトレード

急落の後に、実体が短く、長い下ヒゲをもつローソク足が出現したら、買いの勢いが強くなったと判断できます。

セリングクライマックスのトレンド転換を示すローソク足

トレンド転換を示すローソク足が現れたら、下ヒゲの安値を再び割り込まないことを確認し、次のローソク足で明確な上昇が始まったタイミングを狙って買いエントリーをしましょう。

RSIを活用した逆張りトレード

セリングクライマックスが発生したあとには、トレンド転換が起こる可能性があります。

価格の反転を狙って逆張りトレードができれば、大きな利益を狙えます。

逆張りトレードをする際は、オシレーター系インジケーターのRSIを活用するのがおすすめです。

RSI (アールエスアイ Relative Strength Index)は、下図のように70%以上を示すときは買われ過ぎ、30%以下を示すときは売られ過ぎと判断できるインジケーターです。

RSI

下降トレンド時の急落が見られた下図では、RSIが30%以下の売られ過ぎを示したため、反発を狙った逆張りトレードのチャンスと捉えられます。

セリングクライマックスのRSIの活用

RSIを使ったトレード手法はこちらで詳しく解説!

セリングクライマックスを活用するときのポイント

セリングクライマックスを活用するときは、損切りラインを設定したり、ロットを抑えたりすることが大切です。

ここでは、セリングクライマックスを活用するときのポイントを詳しく解説します。

損切りラインを設定する

セリングクライマックスを活用するときは、想定通りに価格が動かなかったときに備えて損切りラインを決めておきましょう。

具体的には「〇〇円の損失が出たら決済する」「〇〇pips逆行したら損失を確定させる」といったように損切りラインを設定します。

事前に損切りラインを決めていても、感情に左右されて適切な決済ができない方は、逆指値注文を活用するのがおすすめです。

逆指値注文を活用すれば、指定価格に到達したときに自動決済されます。

損切りラインの決め方はこちらで詳しく解説!
逆指値注文の方法はこちらで詳しく解説!

ロットを抑える

セリングクライマックスを狙ってトレードする際は、ロットを抑えることが大切です。

ロットが大き過ぎると、想定外の値動きに巻き込まれたときの損失が大きくなります。

ロスカットリスクを抑えるためにも、トレード資金や許容できる損失額にあったロット数で取引しましょう。

適正ロットの計算方法や決め方はこちらで詳しく解説!

まとめ:セリングクライマックスを見極めて利益を狙おう

セリングクライマックスは、下降トレンドの最終局面で起こる急落のことです。

急落に乗った順張りや反発を予測した逆張りによって大きな利益を狙える反面、さらなる暴落に巻き込まれるリスクがあります。

そのようなリスクを抑えるためには、トレンドの継続や転換を予想できるインジケーターを活用するのがおすすめです。

セリングクライマックスを狙ったトレードを取り入れたい方は、30種類以上の豊富なインジケーターが使えるMT4やMT5に対応したFX業者を選びましょう。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

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