


といった疑問はありませんか?
パラボリックとは、チャート上に放物線を描くことで、トレンド転換を予想できるテクニカル指標のことです。
シンプルで使いやすいため、FX初心者の方にもおすすめできる分析方法です。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- パラボリックの概要
- パラボリックの使い方
- パラボリックと相性が良いテクニカル指標
パラボリックのトレード手法を押さえておけば、トレード戦略の幅が広がるでしょう。
パラボリックを取り入れてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
パラボリックとは

パラボリックとは、ローソク足の上下に放物線を描くテクニカル指標のことです。
パラボリックが描く放物線はSARと呼ばれ、ローソク足の下に位置するときは上昇トレンド、ローソク足の上に位置するときは下降トレンドの発生を示唆します。
チャートとの位置関係を見ることで、売買タイミングを見極められます。
パラボリックの計算式
パラボリック(SAR)は以下の計算式で算出されます。
当日SAR=前日SAR+AF×(EPー前日SAR)
AF:加速因数(一般的に0.02≦AF≦0.20で設定される)
EP:上昇トレンドを示している期間はその期間の最高値、下降トレンドを示している期間はその期間の最安値
チャート上のパラボリックは、自動計算したものが表示がされるので、トレーダー自身が計算する必要はありません。
パラボリックの使い方
パラボリック(SAR)がローソク足より上にある場合は下降トレンド、下にある場合は上昇トレンドが発生していることを示唆します。

この性質を活かして、買いサイン・売りサインとして活用できます。
ここでは、パラボリックの使い方を詳しく紹介します。
買いサイン
パラボリック(SAR)がローソク足より上側にあるときは下降トレンドと予測でき、SARがローソク足の下側にタッチしたら上昇トレンドへの転換サインとされています。
そのため、SARがローソク足の下ヒゲあたりにタッチをしたら買い注文を入れるのが効果的です。

新規の買いポジションを保有するタイミングだけでなく、保有中の売りポジションを決済するチャンスとしても活用できます。
売りサイン
パラボリック(SAR)がローソク足より下側にあるときは上昇トレンドが発生していると判断でき、SARがローソク足の上側にタッチしたら下降トレンドへ転換する可能性があります。
そのため、SARがローソク足の上ヒゲあたりにタッチをしたら売り注文を入れるのが有効です。

新規で売りポジションを保有するだけでなく、保有中の買いポジションを決済するタイミングを見極めるために活用するのも良いでしょう。
パラボリックを使う際の注意点
パラボリックを使う際は、以下の点に注意しましょう。
- レンジ相場では使えない場合が多い
- 短期で起伏が多いトレンドでは使いにくい
- トレンドの強さは把握しにくい
それぞれ詳しく紹介します。
レンジ相場では使えない場合が多い
パラボリックはトレンドの転換点を判断できるテクニカル指標なので、トレンドが発生している局面で使用するのが効果的です。
一方、一定の価格帯を往復するレンジ相場で使用すると、売買サインがだましとなる可能性があります。
だましとは、テクニカル指標の売買サインと異なる方向に値動きする現象のことです。
パラボリックで利益を狙う際は、トレンドの発生を確認したうえで活用しましょう。
短期で起伏が多いトレンドでは使いにくい
短期で起伏が多いトレンド相場では、パラボリックが必要以上に反応してしまう場合があります。
一時的な売買サインでエントリーすると、だましに遭う可能性が高まります。
大きな損失を受けないためにも、価格急変の起こりやすい局面を避けたり、複数のテクニカル指標で相場分析をしたりするようにしましょう。
トレンドの強さは把握しにくい
パラボリックは、トレンド方向やトレンド転換を分析できるテクニカル指標ですが、トレンドの強さを把握するのには適していません。
トレンドの強弱がわかると、そのトレンドがどれほど継続するのか、トレンド転換のあとにどのような値動きをするのか予測しやすくなります。
例えば、強い上昇トレンドが発生している場合は、トレンド転換が起こる可能性が低いものの、トレンド転換が発生する明確なサインが出やすいことが推測されます。
より相場分析の精度を高めるためにも、移動平均線といったトレンドの強弱を分析できるテクニカル指標を活用してみましょう。
パラボリックと相性が良いテクニカル指標
パラボリックによる相場分析の精度を高めるには、相性の良い以下のテクニカル指標と併用するのが効果的です。
- 移動平均線
- RSI
- MACD
一つずつ詳しく解説します。
移動平均線
移動平均線とは、一定期間の価格の平均値を折れ線グラフとして表示させたテクニカル指標です。
チャート上に表示させることで、トレンドの方向性や強弱を認識しやすくなります。
下図のように、移動平均線の角度が大きいときはトレンドの勢いが強く、角度が小さいときはトレンドの勢いが弱いと判断できます。

パラボリックは明確なトレンドが発生しているときに使うのが効果的です。
そのため、移動平均線で明確なトレンドの発生が確認できたときに、パラボリックの売買サインでトレードするのが良いでしょう。
RSI
RSI(アールエスアイ Relative Strength Index)とは、一定期間の為替相場の上昇幅と下落幅の累計に対し、上昇幅の累計が何%を占めるのかを指数化したテクニカル指標です。
下図のように、RSIが70%以上の場合は買われ過ぎ、30%以下の場合は売られ過ぎの相場であることを示します。

そのため、以下のような売買シグナルとして使用できます。
|
シグナルサイン |
売買方向 |
|
RSIが70%以上 |
売りのシグナル |
|
RSIが30%以下 |
買いのシグナル |
パラボリックとRSIの両方で同じ方向への売買サインが確認できたら、利益を狙えるチャンスです。
MACD
MACD(マックディー Moving Average Convergence/Divergence)は、移動平均線を応用したテクニカル指標です。
MACDでは、下図のMACDラインとシグナルラインの2つのラインで値動きを予測するのが効果的です。

これらのサインが見られたときは、下表のようにトレードすると利益を狙えます。
|
手法 |
シグナルサイン |
値動きの予想 |
売買方向 |
|
ゴールデンクロス |
MACDラインがシグナルラインを下から上に抜ける |
上昇する可能性が高い |
買いのシグナル |
|
デッドクロス |
MACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける |
下落する可能性が高い |
売りのシグナル |
パラボリックとMACDの両方で同じ方向への売買サインが出れば、勝率の高いエントリーポイントとして活用できます。
パラボリックの設定方法
ここでは、MT4を例にパラボリックの設定方法を紹介します。
MT4を起動させたら上部のメニューバーの「挿入」を押し、「インディケータ」→「トレンド」→「Parabolic SAR」の順でクリックします。

以下の画面で、Parabolic SARのパラメーターやラインの色を設定して「OK」を押します。

以下のように表示されれば設定が完了です。

まとめ:パラボリックの使い方を押さえてFXで利益を狙おう
パラボリックは、放物線をチャートに表示させることで、トレンド転換を見極められるテクニカル指標です。
視認性に優れていることから、FX初心者にも使いやすいとされています。
パラボリックを活用してFXで利益を狙いたい方は、30種類以上のインジケーターが利用できるMT4やMT5を採用しているFX業者を選びましょう。
MT4やMT5に対応していて、高いレバレッジでトレードができるFX業者を探しているなら、BigBossをおすすめします。
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BigBossコラム編集部