といった疑問をもっていませんか？
ライントレードとは、チャート上に引いたラインで相場の動きを予測する取引手法です。
まずは以下の問題に答えてみてください。
- 問題
- 上記のチャートでライントレードをする際に正しいものはどれ？
ラインの引き方とエントリーポイントを押さえれば、初心者でも取り入れやすい手法です。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- ライントレードの基礎知識
- ライントレードで利益を狙うためのコツ
- ライントレードの注意点
ライントレードの基礎を理解したうえで適切なトレードができれば、利益を狙いやすくなるでしょう。
ライントレードをしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
ライントレードとは
ライントレードとは、チャート上に引いたラインをもとに将来の価格変動を予測する取引手法です。
ラインの引き方とエントリーポイントを押さえるだけで始められるので、初心者でも取り入れやすいのが特長です。
FXで利益を得るには、値動きを予測することが欠かせません。
チャート上に引いたラインで根拠のあるトレードができれば、利益を狙えるエントリーポイントを見つけやすくなります。
ただし、着眼点や時間足によって個人差が生じやすいデメリットがあります。
引いたラインが正解であると過信し過ぎず、少しずつコツをつかむことが大切です。
ライントレードで使われる代表的なライン
ライントレードで使われる代表的なラインは、以下の3つです。
- 水平ライン
- トレンドライン
- チャネルライン
それぞれ詳しく解説します。
水平ライン
水平ラインは、チャート上に水平に引くラインのことです。
下図のような複数の高値を結ぶ線を「レジスタンスライン」、複数の安値を結ぶ線を「サポートライン」と呼びます。
高値同士を結ぶレジスタンスラインは、上値を抑える抵抗線として活用されます。
一方、安値同士を結ぶサポートラインは、価格の下落を支える支持線とも呼ばれています。
水平ラインを引くときは無理に水平にするのではなく、それぞれの価格帯を結べるポイントを見つけることが大切です。
反転回数が多いラインは今後も反転する可能性が高く、信頼性の高いラインと判断できます。
反転回数に注目して信頼できる水平ラインを引きましょう。
トレンドライン
トレンドラインとは、相場の方向に沿って斜めに引くラインのことです。
下図のように、安値を2ヶ所以上結んで上向きに引ける線を「上昇トレンドライン」、高値を結んだ下向きの線を「下降トレンドライン」といいます。
これらのラインは、下値を支えるサポートライン、上値を抑えるレジスタンスラインとも呼ばれます。
いずれのトレンドラインも引く前に、ローソク足が直近の高値・安値を抜けているかを確認することが大切です。
チャネルライン
チャネルラインは、トレンドラインと平行になるように引く線のことです。
下図のように、上昇トレンドラインと平行に引く線を「上昇チャネルライン」、下降トレンドラインと平行になるように引く線を「下降チャネルライン」といいます。
トレンドラインとチャネルラインの間で値動きを繰り返すことが多いため、それぞれの付近でトレードをすれば利益を得られる可能性があります。
ライントレードのエントリーポイント
ライントレードのエントリーポイントには、以下のようなものがあります。
- 水平ラインの反発を狙う
- 水平ラインのブレイクを狙う
- トレンドラインの反発を狙う
- トレンドラインのブレイクを狙う
- チャネルラインの反発を狙う
それぞれ詳しく解説します。
水平ラインの反発を狙う
価格が反発したポイントを結ぶ水平ラインでは、そのあとも反発を繰り返す傾向があります。
水平ラインの反発を狙う際は、下図のように価格が下落してサポートラインに触れたとき（A）に上昇反発を狙って買いエントリーをするのが有効です。
一方、レジスタンスラインの場合は、Bのポイントで下降反発を狙って売りエントリーをするのが良いでしょう。
ただし、水平ラインを超えて価格が上昇または下落し続ける可能性もあるので注意が必要です。
水平ラインの反発を狙うときは、価格がラインに触れた瞬間ではなく、少し様子を見てからエントリーすることをおすすめします。
水平ラインのブレイクを狙う
水平ラインをブレイクしたタイミングを狙ったトレードも効果的です。
下図のように、レジスタンスラインを抜けると下値を支えるサポートラインに変化することがあります。
これをレジスタンスラインとサポートラインの機能が逆転する「レジサポ転換」と呼びます。
レジサポ転換を予測する場合は、ラインブレイクをしたあとに再度ラインの近くに戻ってきたタイミングでエントリーするのが有効です。
トレンドラインの反発を狙う
トレンドラインの反発を狙う場合は、下図のように為替レートが上昇トレンドラインまで下がったとき（A）に買いエントリーをします。
下降トレンドラインの場合は、為替レートが下降トレンドラインまで上がったとき（B）に売りエントリーをします。
このような価格の一時的な反発は、それぞれ押し目と戻り目と呼ばれます。
また、一時的な反発を予測してエントリーする取引手法のことを「押し目買い・戻り売り」といいます。
トレンドラインのブレイクを狙う
トレンドラインのブレイクは、トレンド転換のサインとなることがあります。
下図のように、上昇トレンドでラインブレイクが起こったタイミング（C）は、下降トレンドへの転換が予想されるため、売りエントリーをすると利益を狙える可能性があります。
一方、下降トレンドでラインブレイクが起きると、上昇トレンドへ転換する可能性があるので買いエントリーするのが有効です。
チャネルラインの反発を狙う
チャネルラインを活用する場合は、反発を狙ったエントリーが基本となります。
下図のように、トレンドライン（A）で売りエントリーし、チャネルラインの底（B）で決済すると利益を得られます。
上昇チャネルラインを活用する場合は、トレンドラインで買いエントリーし、チャネルラインの天井で決済します。
チャネルラインを引くと、エントリーポイントだけでなく決済のタイミングも判断しやすくなります。
損切りの目安としても活用できるので、トレンドラインとあわせてチャネルラインが引けないかを確認してみましょう。
ライントレードで利益を狙うためのコツ
FXのライントレードで利益を狙うためのコツには、以下のようなものがあります。
- 複数のラインを使う
- 複数の時間足を確認する
- 定期的にラインを引き直す
- トレード記録を付ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
複数のラインを使う
ライントレードの勝率を高めるためには、複数のラインを同時に使うことが大切です。
複数ラインのエントリーポイントが重なるタイミングを狙うことで、利益を狙いやすくなります。
例えば、水平ラインのレジスタンスラインと下降トレンドラインが交わるポイントは、売りエントリーによって利益を狙える可能性が高いといえるでしょう。
ただし、ラインを引き過ぎるとチャートが見にくくなったり、注目しているラインを見失ったりする可能性があるので注意しましょう。
複数の時間足を確認する
ライントレードで利益を狙うためには、複数の時間足を確認することが大切です。
分足や時間足では上昇トレンドに見えても、日足などの上位足に切り替えると下降トレンドとなっているケースがあります。
信頼性のあるラインを引いて利益を得るためにも、長期、中期、短期の時間足に分けて相場分析をするマルチタイムフレーム分析を活用して、複数の時間足を確認することを意識してみましょう。
定期的にラインを引き直す
相場の状況は常に変化するため、一度引いたラインがいつまでも有効とは限りません。
ライントレードで利益を狙うためには、相場の動きにあわせて引き直すことが大切です。
新たな高値や安値が形成されたときやトレンドが変化したときにラインを引き直すことで、より精度の高い分析と売買タイミングの判断ができるようになります。
トレード記録を付ける
ライントレードの勝率を上げるためには、トレード記録を付けるのがおすすめです。
例えば、以下の項目をノートやパソコンに記録しましょう。
- 取引した通貨
- 取引した時間帯
- ラインを引いた理由
- エントリーした理由
- 決済したタイミング
- 取引結果
引いたラインが機能していたのかを振り返り、改善点を見つけましょう。
トレード記録を付けることは、自身のトレードの傾向や得意なパターンを見つけることにもつながります。
ライントレードの注意点
FXのライントレードの注意点には、以下の4つがあります。
- 無理にラインを引かない
- ラインの正確性にこだわり過ぎない
- だましに注意する
- 要人発言や経済指標も確認する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
無理にラインを引かない
水平ラインやトレンドラインは、引こうと思えばいくらでも引けます。
しかし、信頼性の高いラインを引かなければ意味がないので注意が必要です。
ラインを引ける部分が見当たらない場合は、無理に引く必要はありません。
信頼できるラインを引けるように、無料のデモトレードなどを活用しながらラインを引く感覚を磨いていきましょう。
ラインの正確性にこだわり過ぎない
必ずしもラインにあわせた値動きをするとは限りません。
ラインの手前で反発したり、ラインを抜けたあとに反発したりすることもあるため、要点を押さえてラインを引き、引いたラインを帯として見ることを意識しましょう。
だましに注意する
だましとは、予想と異なる値動きをすることをいいます。
だましによって予想外の値動きに巻き込まれると、大きな損失につながる可能性があります。
大きな損失を避けるには、少額エントリーで相場の様子を見たり、あらかじめ損切りラインを設定したりすることが大切です。
要人発言や経済指標も確認する
要人発言や経済指標の発表があると、大きな値動きが発生する可能性があります。
これらのタイミングに取引をすると、大きな利益が狙える一方で想定外の損失を受けるリスクがあります。
要人発言や経済指標を確認せずにラインだけを見てトレードしていると、大きな損失につながる可能性があるので注意しましょう。
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まとめ：ライントレードはFX初心者にもおすすめできる
チャート上に引いたラインから値動きを予測するライントレードは、初心者でも取り入れやすい取引手法です。
ライントレードをする際は、複数のラインを活用したり、定期的にラインを引き直したりして相場分析の精度を高めるのがポイントです。
無理に引くのではなく、反発回数や複数の時間足を確認して、信頼性のあるラインを引きましょう。
ライントレードをするなら、高性能取引ツールのMT4やMT5を採用しているFX業者を選ぶのがおすすめです。
MT4やMT5に対応している海外FX業者を探している方には、BigBossをおすすめします。
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BigBossコラム編集部