と疑問に思ったことはありませんか？
FXのチャート状で発生する急騰や急落をパターン化したのがスパイクトップとスパイクボトムです。
他のチャートパターンと比べてトレードへの活用が難しく、パターン自体を知らなかったり覚えていないトレーダーも多いです。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- スパイクトップとスパイクボトムとは
- スパイクトップとスパイクボトムの使い方
- FXで使うときのポイントと注意点
スパイクトップとスパイクボトムの使い方を覚えることで、トレードへの活用だけではなく相場の急騰や急落の特徴についてしっかりと学ぶことができるでしょう。
スパイクトップとスパイクボトムの使い方に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
スパイクトップとスパイクボトムとは
スパイクトップとは、相場の急騰と急落の逆V字型のチャートパターンです。
逆のV字型のチャートパターンとしてスパイクボトムが存在し、急落から急騰を描くチャートパターンとなります。
どちらのチャートパターンも出現後はトレンドが転換しやすく、スパイクトップは相場の高値圏で出現して下降トレンドへ転換し、スパイクボトムは相場の安値圏で出現して上昇トレンドへ転換します。
スパイクトップとは
スパイクトップとは、相場の高値圏で出現しやすい逆V字型のチャートパターンです。
力強い上昇圧力と共に急騰し、高値を記録した次の瞬間から下落を始め、下降トレンドへ転換していく特徴を持ちます。
逆V字の先端が長い上髭を付けやすい特徴もあります。
特に上昇後の急落については勢いが早く、ポジションを持つ場合に判断が遅れると含み益が消失したり、含み損を抱えやすい状況に陥りやすい場面となります。
スパイクボトムとは
スパイクボトムとは、相場の安値圏で出現しやすいV字型のチャートパターンです。
下降圧力と共に勢いよく下がり続け、安値を記録した次の瞬間から上昇を始め、上昇トレンドへ転換していく特徴を持ちます。
V字の先端が長い下髭を付けやすい特徴もあります。
スパイクボトムも下降後の上昇は勢いが早く、数日掛けて下がったローソク足分を1日で上回る上昇となる場合もあるため、判断が遅れると上昇に巻き込まれやすい場面となります。
ファンダメンタルズや相場の過熱感で発生しやすい
スパイクトップとスパイクボトムはどちらも、ファンダメンタルズによる値動きか、相場の過熱感による取引で発生しやすいです。
ファンダメンタルズであれば米国雇用統計などの値動きが激しい場面で発生したり、長い上昇トレンドの高値圏で買いが買いを呼ぶ状況となり、過熱感によって急騰したりもします。
どちらが急騰や急落の原因となったとしても、行き過ぎた売買によって引き起こされる値動きがスパイクトップです。（スパイクボトムも含む）
急激な値動き後にすぐさま相場が冷静となり、反対方向に動きやすいことから逆V字（V字）のチャートパターンが形成されるのです。
トレンド転換が起こりやすい
スパイクトップとスパイクボトムが出現すると、トレンド転換が起こりやすい特徴も持ちます。
スパイクトップ出現後には下降トレンドへの転換、スパイクボトムが出現すると上昇トレンドへ転換しやすいです。
そのため、2つのチャートパターンを覚えておくことで、トレンド転換を狙ったトレードを行うこともできます。
スパイクトップとスパイクボトムの使い方
FXのトレードでスパイクトップとスパイクボトムを使う方法を解説します。
- スパイクトップの使い方
- スパイクボトムの使い方
- オシレーター系のテクニカル分析を活用する
一つずつ使い方を確認していきましょう。
スパイクトップの使い方
上昇トレンド中に、チャート上で急騰が起こるとスパイクトップの可能性があります。
急騰を見つけたらスパイクトップの可能性を検討し、急騰後の急落を狙ってエントリーしましょう。
売りによるトレードで急落の動きをしっかりと利益にでき、スパイクトップ後のトレンド転換によって、以降の下降トレンドで利益を伸ばし続けることもできます。
スパイクトップの急騰は前触れもなく発生することもあるため、基本的には急騰による上昇ではなく、急騰後の下落をトレードで狙うのがおすすめです。
スパイクボトムの使い方
下降トレンド中に、チャート上で急落が起こるとスパイクボトムの可能性があります。
急落を見つけたらスパイクボトムの可能性を検討し、急落後の急騰を狙ってエントリーしましょう。
買いによるトレードで急騰の動きをしっかりと利益にでき、スパイクボトム後のトレンド転換によって、以降の上昇トレンドで利益を伸ばし続けることもできます。
スパイクボトムも前触れもなく発生することもあるため、基本的には急落による下落ではなく、急落後の上昇をトレードで狙うのがおすすめです。
オシレーター系のテクニカル分析を活用する
スパイクトップとスパイクボトムの急激な上昇と下落後の、値動きをトレードで狙うときにはオシレーター系のテクニカル分析を活用しましょう。
例えば、RSIを使うことで急騰時には70％を超えると急落に転じると予測でき、急落時には30％を下回ると次は急騰を予測できます。
ローソク足を追うだけでもスパイクトップやボトムを狙うことは可能ですが、テクニカル分析を活用することで分析予測の精度が上がるため、FX初心者の方はオシレーター系を組み合わせてみましょう。
FXでスパイクトップとスパイクボトムを使うときのポイント
スパイクトップとスパイクボトムをFXで使うときには、以下のポイントを意識しておくと使いやすくなります。
- 急騰もしくは急落発生後の反転をトレードで狙う
- 他のチャートパターンと見分けるようにする
- トレンド転換の分析をしっかりと行う
- 損切りラインを必ず設定する
使うときのポイントを一つずつ確認していきましょう。
急騰もしくは急落発生後の反転をトレードで狙う
スパイクトップとスパイクボトムは、発生を予測することが難しいチャートパターンです。
相場の過熱による予測は当然ながら難しく、ファンダメンタルズによる発生だとしても毎回予測できるわけではありません。
そのため、急騰や急落が起きた後の反転をトレードでは狙うようにしましょう。
トレンドが反転した後のトレードであれば、値動きに振り回されず対応することもできます。
他のチャートパターンと見分けるようにする
チャートパターンにはいくつかの種類が存在し、スパイクトップやスパイクボトムと似た形状のチャートパターンも存在します。
他のチャートパターンと間違えてしまうと、分析予測も外れてしまう恐れがあります。
正確にスパイクボトムとスパイクトップを分析するために、他のチャートパターンも覚えておくと良いでしょう。
トレンド転換の分析をしっかりと行う
スパイクトップとスパイクボトムが出現すると、それまで続いてきたトレンドが転換しやすい状況となります。
スパイクトップとスパイクボトム出現によるトレンド転換は100％起こるとは限らないため、他のテクニカル分析を使ったトレンド転換分析もしっかりと行いましょう。
トレンド転換の分析はトレンド系テクニカル分析が得意なため、移動平均線やボリンジャーバンドなど分析として使えます。
▶トレンド系テクニカル分析とオシレーター系テクニカル分析について
損切りラインを必ず設定する
スパイクトップとスパイクボトムによる値動きは、他のチャートパターンに比べても激しい場合が多いです。
一時的な反発でも数十pipsの含み損を抱えてしまったり、分析予測が外れてしまった時には損失を抱えやすいため、しっかりと損切りラインを設定しておきましょう。
エントリー後に、逆指値注文やOCO注文を使っておくと上手く損切りを行うことができます。
FXでスパイクトップとスパイクボトムを使うときの注意点
スパイクトップとスパイクボトムを使うときには注意すべきポイントも存在します。
- ダマシに注意する
- 無理に飛びつかない選択も有効的
注意点も一つずつ確認していきましょう。
ダマシに注意する
FXのチャートパターンやテクニカル分析を使うときには、ダマシの発生に注意しましょう。
ダマシとは、チャートの分析予測と実際の値動きが異なる現象のことです。
スパイクトップで急騰後の急落を予測したのに、急落せずに急騰が続き上昇トレンドが継続してしまう現象です。
ダマシが発生すると予測通りに行ったエントリーは、含み損を抱えやすくなるため気を付けましょう。
無理に飛びつかない選択も有効的
スパイクトップとスパイクボトムは値動きが激しく、FX初心者の方であれば無理に飛びつかない（取引を行わない）選択も有効的となります。
値動きが激しい場面では、大きく利益を狙える反面として大きく損失を抱えてしまう恐れもあり、トレードに失敗してしまう恐れもあります。
大きな値動きが出る場面だからと言って無理に飛びつかず、スパイクトップやボトム出現後のトレンドの流れを追った方が良いでしょう。
まとめ：スパイクトップとスパイクボトム発生時は落ち着いた行動がベスト
スパイクトップは、相場の急騰と急落の逆V字型のチャートパターンです。
逆のV字型のチャートパターンとしてスパイクボトムが存在し、どちらのチャートパターンも出現と共にトレンド転換が起こりやすいパターンです。
2つのチャートパターン出現時は、値動きが激しくなりやすい場面でもあるため、利益と損失がどちらも膨らみやすいことを覚えておきましょう。
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BigBossコラム編集部