


といった疑問はありませんか?
単純移動平均線は、チャートのトレンドを一目で把握できるテクニカル指標です。
シンプルなテクニカル指標でFX初心者の方でも使いやすい特長があります。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- 単純移動平均線の概要
- 単純移動平均線の使い方
- 単純移動平均線を使う際のポイント
単純移動平均線を使えば、トレンド相場で利益を狙いやすくなるでしょう。
単純移動平均線を取り入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
単純移動平均線(SMA)とは

単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)とは、一定期間の終値の平均価格を計算し、グラフで表示させたテクニカル指標です。
チャートに表示させると、一目でトレンドの方向性や強さを把握しやすくなります。
単純移動平均線は、いくつか存在する移動平均線の中でもシンプルで「移動平均線=単純移動平均線」と認識している人が多いです。
単純移動平均線の計算方法
単純移動平均線の計算方法は、一定期間の終値の合計をその期間の日数で割るだけです。
期間を5日間に設定した場合の計算式は、以下の通りです。
単純移動平均線=当日を含む過去5日間の終値の合計÷5
当日から4日前の終値が以下の場合の単純移動平均線を計算してみましょう。
- 1日目の終値:140円
- 2日目の終値:141円
- 3日目の終値:139円
- 4日目の終値:138円
- 5日目の終値:142円
最新で表示される単純移動平均線は、以下のように計算します。
(140円+141円+139円+138円+142円)÷5=140円
単純移動平均線と他の移動平均線の違い
単純移動平均線と、その他の代表的な移動平均線の違いは以下の通りです。
|
項目 |
単純移動平均線(SMA) |
||
|
計算方法 |
過去の価格をすべて均等に平均 |
直近の価格を2回足して平均 |
直近の価格ほど比重が大きくなるように平均 |
|
反応の速さ |
遅い |
やや速い |
速い |
単純移動平均線では、シンプルに終値の平均値を求めます。
一方、指数平滑移動平均線と加重移動平均線は、直近の価格に比重がかかるように計算をします。
以下の条件における計算式を見ていきましょう。
- 1日目の終値:140円
- 2日目の終値:141円
- 3日目の終値:139円
- 4日目の終値:138円
- 5日目の終値:142円
計算例は、以下の通りです。
|
移動平均線の種類 |
計算例 |
|
単純移動平均線(SMA) |
(140円+141円+139円+138円+142円)÷5=140円 |
|
指数平滑移動平均線(EMA) |
(140円+141円+139円+138円+142円+142円)÷(5+1)=140.333…円 |
|
加重移動平均線(WMA) |
{(140円×1)+(141円×2)+(139円×3)+(138円×4)+(142円×5)}/(1+2+3+4+5)=140.066…円 |
まずは単純移動平均線を使用し、より反応の早い指標を使いたいときに他の移動平均線の利用してみるのが良いでしょう。
単純移動平均線の一般的な期間設定
単純移動平均線は、どの期間の終値の平均を表示するかの設定ができます。
具体的には、以下のように短期・中期・長期に分けて対象期間を設定するのがおすすめです。
|
短期線 |
5、10、15、21、25日 |
|
中期線 |
50、75日 |
|
長期線 |
100、200日 |
単純移動平均線をうまく活用するためには、自分のトレードスタイルに合った期間に設定することが大切です。
もしくは、短期、中期、長期をそれぞれ組み合わせて複数の移動平均線を表示させて使うこともできます。
単純移動平均線の使い方
単純移動平均線の使い方には、以下のようなものがあります。
- 単純移動平均線の向きから相場を分析する
- 支持線・抵抗線として活用する
- ゴールデンクロスを狙う
- デッドクロスを狙う
- グランビルの法則を活用する
一つずつ詳しく解説します。
単純移動平均線の向きから相場を分析する
単純移動平均線は、向きを見ることで相場の方向性を判断できます。

具体的には、以下のように判断します。
|
単純移動平均線の向き |
相場の方向性 |
|
横ばい |
レンジ相場 |
|
右肩上がり |
上昇トレンド |
|
右肩下がり |
下降トレンド |
強い上昇トレンドが発生しているときは、ローソク足が単純移動平均線の上側に位置し、強い下降トレンドのときは、ローソク足が単純移動平均線の下側に位置することが多いです。
支持線・抵抗線として活用する
現在の為替レートが移動平均線より上側にあるときは支持線、下側にあるときは抵抗線として活用できます。
下図のように、移動平均線より上側にあるときは、移動平均線に反発したタイミングで買いエントリーを入れるのが効果的です。

移動平均線より下側にある相場では、移動平均線に反落したタイミングに売りエントリーを入れるのが有効です。

ゴールデンクロスを狙う
ゴールデンクロスとは、短期移動平均線が中期もしくは長期の移動平均線を下から上に突き抜ける現象のことです。

上昇トレンドへの転換を示すので、買いサインとして活用できます。
デッドクロスを狙う
デッドクロスとは、短期移動平均線が中期もしくは長期の移動平均線を上から下に突き抜ける現象のことです。

下降トレンドへの転換を示すので、売りサインとして活用できます。
グランビルの法則を活用する
グランビルの法則とは、単純移動平均線と価格(ローソク足)の位置から、トレードのタイミングや方向を判断するテクニカル分析です。

|
買いのシグナル① |
横ばい、もしくは上に向きつつある移動平均線を価格が上に抜けたら買い |
|
買いのシグナル② |
移動平均線が上向きで、レートが一度移動平均線を下に抜けたところで買い |
|
買いのシグナル③ |
移動平均線が上向きで、レートが移動平均線を下に抜けずに反発したら買い |
|
買いのシグナル④ |
移動平均線が下向きでレートが移動平均線より下に大きく離れたら買い |
|
売りのシグナル① |
移動平均線が上向きでレートが移動平均線より上に大きく離れたら売り |
|
売りのシグナル② |
横ばい、もしくは下に向きつつある移動平均線をレートが下に抜けたら売り |
|
売りのシグナル③ |
移動平均線が下向きで、レートが一度移動平均線を上に抜けたところで売り |
|
売りのシグナル④ |
移動平均線が下向きで、レートが移動平均線を上に抜けずに反発したら売り |
単純移動平均線をトレードに使う際のポイント
単純移動平均線は、トレンドの方向性やエントリーポイントを見極める際に役立ちますが、必ずしも売買サイン通りに値動きするとは限りません。
損失リスクを抑えながら、利益を狙うには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 損切りラインを決めておく
- 他のテクニカル指標と併用する
- 経済指標スケジュールや国際ニュースを確認する
それぞれ詳しく解説します。
損切りラインを決めておく
単純移動平均線の売買サインが外れたとき大きな損失を受けないためには、適切なタイミングで損切りをすることが大切です。
価格が逆行しても冷静に損切りをするには「価格が〇〇pips逆行したら損切りをする」のように損切りラインを決めておくのが効果的です。
損切りラインを決めていても、損失を確定させたくない感情によって冷静に決済できないときは、指定価格で自動決済されるように設定できる逆指値注文を活用しましょう。
▶損切りラインの決め方はこちらで詳しく解説!
▶逆指値注文の意味や設定方法はこちらで詳しく解説!
他のテクニカル指標と併用する
単純移動平均線を使った相場分析の精度を高めるには、他のテクニカル指標と併用するのがおすすめです。
単純移動平均線はトレンドを分析できる指標なので、別の視点で相場を見れるオシレーター系テクニカル指標を組み合わせるのが良いでしょう。
オシレーター系テクニカル指標は、相場の過熱感を分析できるもので、RSIやストキャスティクスなどがあります。
経済指標スケジュールや国際ニュースを確認する
米国雇用統計といった重要な経済指標の発表前後や災害、テロなどが起こったタイミングは、価格の急変が起こりやすくなります。
このような相場では、単純移動平均線の売買サイン通りに値動きすることが減ります。
想定外の値動きに巻き込まれないためにも、価格の急変が起こりやすいタイミングでのトレードを避けるようにしましょう。
トレードのタイミングを見極めるには、FX業者や取引プラットフォームで公開されている経済指標カレンダーを確認したり、国際ニュースをチェックしたりするのが効果的です。
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まとめ:単純移動平均線を使ってトレンド相場で利益を狙おう
単純移動平均線は、特定期間の終値の平均値をグラフ化したテクニカル指標です。
トレンドの方向性や強弱、エントリーポイントを見極める際に役立ちます。
ただし、必ずしも単純移動平均線の売買サイン通りに値動きするわけではないので、損切りラインを決めたり、他のテクニカル指標と併用したりすることが大切です。
単純移動平均線とその他のテクニカル指標を併用したい方は、30種類以上のインジケーターが利用できるMT4やMT5を採用しているFX業者を選びましょう。
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BigBossコラム編集部