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RSIのトレード手法5選|逆張り・順張りでの使い方、他のインジケーターと併用する方法を紹介

2023年8月18日

RSIのトレード手法5選

トレーダー
RSIを使ったトレード手法にはどんなものがあるの?

トレーダー
RSIを取り入れるときのポイントって何?

といった疑問はありませんか?

RSIとは、相場の過熱感を視覚的に判断できるテクニカル指標で、レンジ相場での反転やトレンド転換・継続などの予測に活用できます。

他のインジケーターと組み合わせれば、トレードの幅を広げることにもつながるでしょう。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • RSIを使ったFXのトレード手法
  • RSIと併用できるインジケーター
  • RSIをFXトレードに使うときの注意点

RSIのトレード手法を身に付ければ、相場分析の精度が高まってFXで利益を狙いやすくなるでしょう。

RSIを使ってトレードをしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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RSIとは

FXのRSIとは

RSIは、一定期間の為替相場の上昇幅と下落幅の累計を算出し、上昇幅の累計が値動き全体の何%を示しているかを指数化したオシレーター系テクニカル指標のことをいいます。

「Relative Strength Index」の略称で、日本語では相対力指数という名称になります。

RSIの一般的な計算式は、以下の通りです。

RSI=A÷(A+B)×100(%)

A=一定期間の上昇幅の合計
B=一定期間の下落幅の合計

過去14日間の上昇幅の合計が500pips、下落幅の合計が1,500pipsのときは、以下のように算出します。

RSI=500÷(500+1,500)×100=25%

RSIを使った逆張り手法

RSIを使った逆張り手法には、以下の2つがあります。

  1. 買われ過ぎ・売られ過ぎを判断して逆張りする
  2. ダイバージェンスでトレンド転換を予測して逆張りする

それぞれ詳しく解説します。

1.買われ過ぎ・売られ過ぎを判断して逆張りする

RSIは、0%~100%の間で変動し、70%~100%を示したときが買われ過ぎ、0%~30%が売られ過ぎの相場と判断できます。

下図のように、RSIが70%以上を示すときは、売り注文が増えると予測して売りエントリーを入れるのが効果的です。

RSIが70%以上を示すときは、売り注文が増えると予測して売りエントリーを入れる

一方、RSIが30%以下で売られ過ぎを示す下図のチャートでは、買い注文が増えると予測した買いエントリーがおすすめです。

RSIが30%以下で売られ過ぎを示す場合は、買い注文が増えると予測した買いエントリー

ただし、30%を下回ってすぐのタイミングや、70%を超えてすぐのタイミングで逆張りをするとだまし(売買サインと異なる方向に値動きする現象)に遭うリスクがあるので注意が必要です。

だましに遭うリスクを抑えるには、他のインジケーターでも価格反転のサインが確認できるタイミングに絞るのが効果的です。

逆張りの意味や注意点はこちらで詳しく解説!

2.ダイバージェンスでトレンド転換を予測して逆張りする

ダイバージェンスとは、相場とオシレーター系テクニカル指標の動きが逆行する現象をいいます。

トレンド転換を示唆するサインとして以下のように活用します。

現象

相場

RSI

売買方向

強気のダイバージェンス

安値が切り下がっている

安値が切り上がっている

買い

弱気のダイバージェンス

高値が切り上がっている

高値が切り下がっている

売り

下図のように安値を切り下げている相場で、RSIが安値を切り上げているときは、上昇トレンドに転換する可能性があります。

安値を切り下げている相場で、RSIが安値を切り上げているときは、上昇トレンドに転換する可能性がある

一方、チャートが高値を切り上げている相場で、RSIが高値を切り下げている場合は下降トレンドへの転換が予測できます。

ダイバージェンスの特徴や手法はこちらで詳しく解説!

RSIを使った順張り手法

RSIには、トレンド方向に沿ってトレードをする順張り手法もあります。

RSIを使った順張り手法には、以下のようなものがあります。

  1. 50%ラインを使って順張りをする
  2. 買われ過ぎ・売られ過ぎのサイン直後に順張りする
  3. リバーサルでトレンド継続を予測して順張りする

それぞれ詳しく解説します。

1.50%ラインを使って順張りをする

RSIのラインが中心の50%を示している相場は、買いと売りが拮抗している状況といえます。

50%のラインを用いると、トレンド方向に従う順張りトレードで利益を狙えます。

下図のように、RSIが50%ラインを下から上に突き抜けるときは、買いの勢力がやや強まったことを示すため、買いによるトレードが有効です。

RSIが50%ラインを下から上に突き抜けるときは、買いによるトレードが有効

50%ラインを上から下に突き抜ける下図のチャートでは、売り勢力が強まったと判断できることから、売りによるトレードで利益を狙えます。

50%ラインを上から下に突き抜ける下図のチャートでは、売りによるトレードがおすすめ

2.買われ過ぎ・売られ過ぎのサイン直後に順張りする

RSIが100~70%を示すと買われ過ぎ、0~30%を示すと売られ過ぎの相場と判断できますが、その範囲に入って価格がすぐに反転するケースは多くありません。

買われ過ぎ・売られ過ぎを示した直後は、現状のトレンドの勢いが残っている可能性があるので、トレンドの継続を予測して順張りするのが効果的です。

下図のように、RSIが70%を上回った直後に買いエントリーをするとトレンドに乗って利益を狙えます。

RSIが70%を上回った直後に買いエントリー

ただし、その後すぐに価格の反転が起こる可能性があるので、RSIがさらに上昇したら利確を検討しましょう。

下図のチャートでは、30%以下になった直後に売りエントリーを入れるのが有効です。

30%以下になった直後に売りエントリーを入れるのが有効

価格が反転する可能性もあるので、損切りラインを決めてからエントリーしましょう。

3.リバーサルでトレンド継続を予測して順張りする

リバーサル(ヒドゥン・ダイバージェンス)とは、ダイバージェンスと同様に相場とオシレーター系テクニカル指標の動きが逆行する現象をいいます。

大きな違いは、ダイバージェンスがトレンド転換を示唆するのに対し、リバーサルはトレンドの継続を示す点です。

RSIのリバーサルの売買サインは、以下の通りです。

現象

相場

RSI

売買方向

強気のリバーサル

安値が切り上がっている

安値が切り下がっている

買い

弱気のリバーサル

高値が切り下がっている

高値が切り上がっている

売り

下図のようにチャートは高値を切り下げているのに対し、RSIが高値を切り上げている相場は下降トレンドの継続が予測できます。

チャートは高値を切り下げているのに対し、RSIが高値を切り上げている相場は下降トレンドの継続が予測可能

一方、チャートは安値を切り上げているのに対し、RSIが安値を切り下げている場合は上昇トレンドの継続が予測できます。

リバーサル(ヒドゥンダイバージェンス)の特徴や見つけ方はこちらで詳しく解説!

RSIと併用できるおすすめのインジケーター3選

SRIと併用できるおすすめインジケーター3選

RSIは単体で使う他に、以下のインジケーターと併用するのも有効です。

  1. 移動平均線
  2. MACD
  3. ボリンジャーバンド

それぞれのトレード手法を詳しく紹介します。

1.移動平均線

移動平均線は向きと角度を確認することで、相場の方向性や強さを分析できるトレンド系インジケーターです。

移動平均線が下向きのときは下降トレンド、上向きのときは上昇トレンドが発生していることを示唆します。

角度が大きければ、トレンドの勢いが強いことを示します。

下図のように移動平均線が角度を付けて下向きになっている局面で、RSIが50%を下回ったときは売りエントリーをするのが効果的です。

移動平均線

2.MACD

MACD(マックディー Moving Average Convergence and Divergence)は移動平均線を応用したもので、トレンドの方向性や転換を予測できるインジケーターです。

RSIで逆張りトレードをするときは、MACDで以下の売買サインが出ているかを確認するのがおすすめです。

手法

シグナルサイン

売買方向

ゴールデンクロス

MACDラインがシグナルラインを下から上に抜ける

買い

デッドクロス

MACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける

売り

下図のようにRSIで売られ過ぎのサインとMACDのゴールデンクロスが出現していれば、買いエントリーで利益を狙うのが有効です。

MACD

一方、RSIで買われ過ぎのサイン、MACDでデッドクロスが出現したときは売りエントリーで利益を狙いましょう。

MACDの使い方はこちらで詳しく解説!

3.ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは、移動平均線と標準偏差で構成されたインジケーターです。

標準偏差+2σと−2σの間に価格が収まる確率は約95.45%といわれています。

下図のようにRSIで買われ過ぎのサインが出ているときに、標準偏差+2σにチャートが近づいていれば、相場が反転する可能性が高いと判断できます。

ボリンジャーバンド

一方、RSIの売られ過ぎのサインが出ているときに、価格が標準偏差-2σに近づいている場合は反転を予測して買いエントリーするのが効果的です。

ボリンジャーバンドの基本的な見方はこちらで詳しく解説!

RSIをトレードに取り入れるときの注意点

RSIをトレードに取り入れる際は、だましに遭ったり、うまく機能しない相場があったりすることに注意が必要です。

ここでは、RSIをトレードに取り入れるときの注意点を解説します。

RSIのサインがだましとなる場合がある

RSIなどのテクニカル指標を使うときに注意しなければならないのがだましです。

だましとは、テクニカル指標が示す売買方向と反対にチャートが動く現象のことです。

RSIが70%以上の買われ過ぎを示していても、価格が反転せず、上昇を続ける場合があります。

RSIに限らず、テクニカル指標が示した売買サイン通りに値動きするとは限らないことを認識しておきましょう。

RSIが機能しない相場がある

RSIは、強いトレンドが発生しているときや、ボラティリティ(価格変動の度合い)の低いレンジ相場が発生したときにうまく機能しないことがあります。

強いトレンドが発生している相場では、RSIの数値が90%まで上昇したり、10%まで下落したりすることも珍しくありません。

ボラティリティが低いと、RSIの方でも大きな変化が起こらず、エントリーチャンスを見つけにくくなります。

安定したトレード成績を出すためにも、MACDやボリンジャーバンドといった他のインジケーターと併用するようにしましょう。

RSIをトレードに取り入れるときのポイント

RSIをトレードに取り入れるときのポイント

RSIをトレードに取り入れるときは、損切りラインを設定したり、複数の時間足で相場分析をしたりすることが大切です。

ここからは、RSIを取り入れるときのポイントを見ていきましょう。

損切りラインを設定しておく

RSIの売買サインがだましとなったときの損失リスクを抑えるには、損切りラインを設定しておくことが大切です。

「〇〇pips逆行したら損切りする」のようにあらかじめ損切りラインを決めておけば、含み損が拡大することを防げます。

損を確定したくない感情から適切な損切りができない方には、逆指値注文を活用して、自動的に決済されるように設定することをおすすめします。

損切りラインの決め方はこちらで詳しく解説!
逆指値注文の設定方法の詳細はこちらで詳しく解説!

複数の時間足で相場分析をする

RSIを使ったトレード手法で利益を狙うには、複数の時間足で相場分析をすることが大切です。

FX相場は、長い時間足のトレンド方向に従って値動きするといわれています。

1分足でRSIの売られ過ぎのサインが出ている相場であっても、週足といった上位足で長期的な下降トレンドが続いている場合は、価格の反転が起こらない可能性があります。

だましによって大きな損失を受けないためにも、複数の時間足で相場の方向性やトレンドの強弱を確認しておきましょう。

複数の時間足で相場分析をする流れはこちらで詳しく解説!

まとめ:RSIのトレード手法を身に付けてFXで利益を狙おう

RSIは、レンジ相場での価格の反転やトレンド転換、継続を予測できるオシレーター系テクニカル指標です。

RSI単体で相場分析をすると、だましに遭う可能性が高まるので、移動平均線やMACDといった他のインジケーターと組み合わせるのがおすすめです。

RSIや他のテクニカル指標を併用してトレードをしたい方は、30種類以上のインジケーターが利用できるMT4やMT5を採用しているFX業者を選びましょう。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

BigBossコラムは、Prime Point LLCが運営・管理するインターネットメディアです。Prime Point LLCは2024年にベストFXブローカーにも選ばれた海外FX業者のBigBossも運営しています。BigBoss編集部はFXや株、仮想通貨などの金融知識が豊富なメンバーで構成されています。記事の作成は、編集部の実際の経験や知識をもとに執筆しています。掲載内容についても、定期的に記事をリライトし、最新の情報への更新を行うなど、ユーザーファーストで情報を発信していきます。

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