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【図解あり】グランビルの法則とは?トレード手法や注意点をわかりやすく解説

2025年3月27日

グランビルの法則とは?

トレーダー
グランビルの法則って何?

トレーダー
どうやって使うの?

といった疑問はありませんか?

グランビルの法則は、価格と移動平均線の位置関係から売買タイミングを導く法則のことです。

複数の売買タイミングを見極められるようになるため、FXトレードでも人気の手法です。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • グランビルの法則の概要
  • グランビルの法則の売買タイミング
  • グランビルの法則を使う際の注意点

グランビルの法則を身に付ければ、トレード戦略の幅が広がるでしょう。

移動平均線を使った分析をしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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グランビルの法則とは

グランビルの法則とは、価格と移動平均線の関係から売買タイミングを見極める法則です。

移動平均線の考案者でもあるアメリカの投資アナリストのジョセフ・E・グランビル氏によって考案されました。

移動平均線とは、一定期間の価格の平均値を結んだラインのことです。

移動平均線が右肩上がりなら上昇トレンド、右肩下がりなら下降トレンドと把握できます。

グランビルの法則を身に付ければ、上昇トレンド・下降トレンドのどちらにおいても利益を狙いやすくなります。

グランビルの法則の8つの売買タイミング

グランビルの法則には、以下の8つの売買タイミングがあります。

グランビルの法則の8つの売買タイミング

買いサイン①

横ばい、もしくは上向きの移動平均線を価格が下から上に抜けたら買い

買いサイン②

上向きの移動平均線を価格が一度下に抜け、再び上に抜けたところで買い

買いサイン③

上向きの移動平均線付近まで、価格が下落したあと反発したら買い

買いサイン④

下向きの移動平均線に対し、価格が下に大きく乖離したら買い

売りサイン①

上向きの移動平均線に対し、価格が上に大きく乖離したら売り

売りサイン②

横ばい、もしくは下向きの移動平均線を価格が上から下に抜けたら売り

売りサイン③

下向きの移動平均線を価格が一時的に上抜けしたら売り

売りサイン④

下向きの移動平均線付近まで上昇したあと反発したら売り

なお、必ずしも上表の順番通りに売買サインが出現するわけではありません。

ここでは、それぞれの売買サインを詳しく解説します。

買いサイン①

横ばいもしくは上向きの移動平均線に対して、為替レートが下から上に抜けたら買いエントリーを入れるタイミングです。

買いサイン①

価格が上昇傾向になると、移動平均線の向きも上方向に動くとされています。

価格が移動平均線を下から上に抜けると、価格が底打ちをして上がり始めることを示唆します。

買いサイン②

上向きの移動平均線を価格が一時的に下抜けしたあとに、再度上に突き抜けたら買いエントリーを入れるチャンスです。

買いサイン②

為替レートは、価格の上下を繰り返しながらトレンドを形成します。

上昇トレンド中でも一時的な下落(押し目)が発生することがあり、この押し目のタイミングで買いエントリーをするのが効果的です。

買いサイン③

上向きの移動平均線付近まで価格が下落し、下抜けすることなく再び上昇したら買いエントリーを入れるのが効果的です。

買いサイン③

買いサイン②と同様に押し目を狙う手法です。

移動平均線と交わることなく上昇する場合は、大きなトレンドが続いてることを示唆します。

買いサイン④

下向きの移動平均線に対し、価格が下に大きく乖離したときは、買いトレードをするのが効果的です。

買いサイン④

移動平均線の下で為替レートが大きく下落している場合は、過剰な売り圧力が収まることによる反発が予想できます。

価格反発によって価格の上昇を期待し、買いエントリーを入れるのが有効とされています。

売りサイン①

上向きの移動平均線に対し、価格が上に大きく乖離したら、売りエントリーを入れるチャンスです。

売りサイン①

移動平均線の上で為替レートが大きく上昇している場合は、過剰な買い圧力が弱まることで下落が起こる可能性があります。

一時的な下落を狙って売りエントリーを入れると、利益を狙えるでしょう。

売りサイン②

横ばい、もしくは下向きの移動平均線に対して、価格レートが上から下に突き抜けたら、売りエントリーを入れるのが効果的です。

売りサイン②

価格が下落傾向になると、移動平均線の向きも下方向になる特徴があります。

価格が移動平均線を上から下に抜けたときは、さらなる下落が予測できます。

売りサイン③

下向きの移動平均線に対して、価格レートが一時的に上抜けしたときに売りエントリーを入れると利益を狙える可能性があります。

売りサイン③

下降トレンドの一時的な上昇(戻り)を狙って売りエントリーを入れる方法です。

売りサイン④

下向きの移動平均線付近まで価格が上昇し、上抜けすることなく再度下落したら売りサインです。

売りサイン④

売りサイン③と同様に一時的な下落(戻り)を狙ってトレードします。

グランビルの法則を使うときのチャート設定

グランビルの法則の考案者であるジョゼフ・E・グランビルは、200日移動平均線の使用を想定しています。

そのため、まずは200日移動平均線を活用することをおすすめします。

また、グランビルの法則で使用される主な時間足は日足です。

実際に取り入れる際は、自身のトレードスタイルに応じて変更することも検討しましょう。

グランビルの法則を使うときの注意点

グランビルの法則を使う際は、以下の点に注意しましょう。

  • レンジ相場では機能しない
  • だましに遭う可能性がある
  • ファンダメンタルズ要因の値動きは予測できない

それぞれ詳しく解説します。

レンジ相場では機能しない

グランビルの法則は、トレンド相場で使える法則であり、レンジ相場では機能しません。

レンジ相場では、水平ラインやボリンジャーバンドを活用して売買タイミングを見極めるのがおすすめです。

レジスタンスラインやサポートラインの反発、ボリンジャーバンドの±2σのラインにタッチするタイミングを狙ってエントリーすれば利益を狙いやすくなるでしょう。

レンジ相場の特徴はこちらで解説!
ライントレードで利益を狙うコツはこちらで解説!

だましに遭う可能性がある

だましとは、テクニカル分析による値動きの予測とチャートの動きが異なる現象のことです。

だましに遭うと、思わぬ損失を受ける可能性があります。

だましを避けるためには、グランビルの法則だけでなく、他のテクニカル分析を組み合わせて値動きを予測することが大切です。

だましを回避する方法はこちらで解説!

ファンダメンタルズ要因の値動きは予測できない

FXでは、経済指標の発表や世界経済の変化などによって大きな値動きが発生し、想定外の損失を受けるリスクがあります。

しかし、グランビルの法則をはじめとするテクニカル分析では、ファンダメンタルズ要因による値動きを予測できません。

思わぬ損失を避けるためには、テクニカル分析だけでなく、経済指標の発表や要人の発言にも注目することが大切です。

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過去のメルマガ記事はこちら!
FXで重要度の高い経済指標はこちらで解説!

グランビルの法則を使うときのポイント

グランビルの法則を使うときは、ダウ理論や他のインジケーターを組み合わせるのがおすすめです。

ここでは、グランビルの法則を取り入れるときのポイントを紹介します。

ダウ理論を併用する

ダウ理論とは、アメリカの経済ジャーナリストであるチャールズ・ダウが提唱した相場理論のことです。

ダウ理論では「上昇トレンドで高値ではなく安値を更新する」といった明確な転換シグナルが現れない限り、トレンドは継続するとされています。

ダウ理論を参考にすると、下図のように上昇トレンド中に高値ではなく安値を更新した場合に下降トレンドへの転換が予測できます。

ダウ理論

ダウ理論をもとにトレンドの継続や転換を確認しておけば、グランビルの法則のシグナルが信用できるかを判断しやすくなるでしょう。

ダウ理論の活用方法や注意点はこちらで解説!

他のインジケーターを組み合わせる

グランビルの法則は、他のインジケーターと組み合わせることで相場分析の精度が高まります。

なかでも、相場の過熱感を判断できるオシレーター系インジケーターとの相性が良いです。

代表的なオシレーター系インジケーターには、RSIがあります。

RSI (アールエスアイ Relative Strength Index)とは、過去の一定期間における価格の上昇幅と下落幅の合計のうち、上昇幅が占める割合を表すインジケーターです。

RSIが70%を超えると買われ過ぎ、30%を下回ると売られ過ぎと判断できます。

RSI

RSIの使い方はこちらで解説!

まとめ:グランビルの法則を活用してトレンド相場で利益を狙おう

グランビルの法則とは、価格と移動平均線の位置からトレードの売買タイミングを見極める法則です。

グランビルの法則は、8つの売買サインを覚えることですぐに使い始められます。

相場分析の精度を高めるためには、他のインジケーターも組み合わせて値動きを予測することが大切です。

複数のインジケーターを使いたい場合は、30種類以上のインジケーターが利用できるMT4やMT5を採用しているFX業者を選ぶのがおすすめです。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

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