


といった疑問はありませんか?
FXにおけるリスクリワードとは、1回の取引におけるリスク(損失)とリワード(利益)の比率を示す数値です。
実際のトレードでは、リスクリワードに基づいて事前に利確ラインと損切りラインを決めて取引を行います。
この記事では、以下の内容について詳しく説明します。
この記事でわかること
- FXのリスクリワードの概要
- リスクリワードの目安
- リスクリワードの活用方法
リスクリワードを意識すると、損大利小になるトレードを避けられるようになるでしょう。
リスクリワードを取り入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
FXのリスクリワードとは
FXのリスクリワードとは、1回のトレードにおける「リスク(損失)」と「リワード(利益)」の比率を示す数値のことです。
「リスクリワードレシオ」「ペイオフレシオ」と呼ばれることもあります。
例えば、1ドル150円のときに米ドル円を買いでエントリーした場合に、損切りラインを149.5円、利確ラインを151円に設定すると、リスクリワードは「1円÷0.5円=2」となります。

この場合「1のリスクに対して2のリターンを狙うトレード」という意味になります。
FXでは経験豊富なトレーダーでも、勝率を100%にすることはできません。
いかに利益の合計が損失の合計を上回る状態を作れるかが大切になります。

リスクリワードの計算方法
リスクリワードは、以下の計算式で求められます。
リスクリワード=期待利益÷期待損失
FX取引では、値動きの幅を示す単位「pips」で損切りや利確までの値幅を決めることが多いです。
例えば、損切りラインが30pips、利確ラインが90pipsであれば、リスクリワードは「90÷30=3」です。
過去のトレード成績をもとに、リスクリワードを算出する際は、以下の式で求めます。
リスクリワード=勝ちトレードの平均利益÷負けトレードの平均損失
過去20回のトレードで平均利益が6万円、平均損失が2万円だった場合のリスクリワードは「6万円÷2万円=3」です。
リスクリワードが1を下回る場合は、損失の割合が利益を上回っている状態(損大利小)を意味します。
FXでは損小利大で利益を狙っていく必要があるため、リスクリワードが1より小さい場合はトレード手法を見直す必要があります。
▶pips(ピップス)の意味や計算方法はこちらで詳しく解説!
理想のリスクリワード
リスクリワードの理想的な数値は「2〜3」といわれています。
2~3の水準を維持できれば、勝率がある程度低くても長期的にプラスを狙いやすくなります。
例えば、リスクリワードを「1」(利確と損切りがともに1万円)として10回取引した場合、勝率50%のときの損益額は0円です。
勝率が60%になってようやく+2万円となるため、ある程度の利益を出すには60〜70%以上の勝率が必要になります。
一方、リスクリワードを「3」(利確3万円・損切り1万円)として10回取引した場合、勝率が40%であっても期待できる利益は12万円、損失は6万円となります。
つまり、トータルで+6万円を目指せる手法といえるのです。
このように比率を高く設定すれば、勝率がある程度低くても利益を確保できることがわかります。
ただし、スキャルピングなどの短期トレードでは損切り幅が小さい分、リスクリワードも低めになりやすいです。
FX初心者のうちは、高いリスクリワードを目指すのが難しい場合もあります。
自身のトレードスタイルや経験などに応じて、調整していくことも検討しましょう。
リスクリワードと勝率のバランスが重要な理由
リスクリワードと勝率は、基本的に反比例の関係にあります。
リスクリワードを高めようとすると、利確ラインが遠くなる分、その水準まで相場が到達する前に反転するケースが増えることが考えられます。
その結果、損切りに引っかかる回数が増えれば、勝率が下がってしまいます。
また、勝率が高いほど良いトレードをしているとも限りません。
リスクリワードが低ければ少ない負けトレードで大きな損失が発生し、最終的にマイナスになることもあります。
勝率70%であっても、リスクリワードが0.3(損切り100pips・利確30pips)であれば、3回の勝ちトレードの利益が1回の負けで消えてしまいます。
FXで安定して利益を出し続けるには、リスクリワードと勝率の両方を意識してバランスをとることが大切です。
チャートで見るリスクリワードの活用事例
FX取引では、エントリー前に利確ラインと損切りラインをあらかじめ決めておくことが大切です。
事前に決めておくことで、感情による判断ミスを防ぎやすくなります。
ただし、ラインをどこに設定するかの基準がないと、感覚や希望でラインを引くことになるので注意が必要です。
リスクリワードを基準に設定すれば、負けても長期的に利益が積み上がるトレード設計が可能になります。
実際に活用する際は、まず損切りラインを先に決め、その損切り幅に対して目標とするリスクリワード(2〜3が目安)をかけた値幅を利確ラインとして設定するのがおすすめです。
以下のチャートを例に、リスクリワードの設定に応じた利確ラインを見ていきましょう。

エントリー価格が129円、損切り幅が100pipsとしているこのケースでは、リスクリワードの設定によって利確ラインが以下のように変動します。
|
リスクリワード |
利確ライン |
|
1 |
130円(利益幅100pips) |
|
2 |
131円(利益幅200pips) |
|
3 |
132円(利益幅300pips) |
リスクリワードを改善する方法
リスクリワードを改善するには、以下の方法が効果的です。
- エントリーポイントを厳選する
- 損切りラインを浅めに設定する
- ポジションの一部だけを利確する
- 決済を自動化できる注文方法を活用する
それぞれ詳しく解説します。
エントリーポイントを厳選する
リスクリワードを改善する根本的な方法は、エントリーポイントを厳選することです。
複数のテクニカル指標を使って、利益を伸ばしやすいポイントに絞ってエントリーするのが効果的です。
例えば、チャート上で上昇を示唆するチャートパターンの形成中に、移動平均線といったインジケーターで買いサインが出現した場合は、上昇の強い根拠といえます。
加えて、トレンド方向への押し目買い・戻り売りを意識することもおすすめです。
上昇トレンド中に押し目(一時的な下落)を待ってエントリーすることで、直近安値の少し下に損切りを置いても損切り幅を小さく抑えられます。
▶FX初心者におすすめのテクニカル分析はこちらで詳しく解説!
損切りラインを浅めに設定する
損切り幅を小さく設定することで、リスクリワードの数値が大きくなります。
例えば、1ドル100円のとき買いエントリーし、期待損失を99.5円(-50pips)、期待利益を101円(+100pips)とした場合のリスクリワードは「2」になります。
期待損失を99.7円(-25pips)まで下げるとリスクリワードは「4」へと大きくなるのです。

ただし、損切りラインを浅くすると、無駄な損切りが増えて勝率が下がる可能性があります。
損切りラインを浅く設定することだけを意識するのではなく、テクニカル分析で適切な位置に設定をすることも大切です。
ポジションの一部を利確する
ポジションの一部を利確することで、実質的なリスクリワードを改善できます。
例えば、損切りを50pipsに設定したうえで、ポジションの半分を100pips(リスクリワード2)で利確し、残りの半分を150pips(リスクリワード3)まで引っ張る方法があります。
この場合、平均のリスクリワードは2.5です。

決済のタイミングを一つに絞らず、ポジションの一部を利確することで、リスクを抑えながら利益を伸ばしやすくなります。
決済を自動化できる注文方法を活用する
設定したリスクリワードを実際のトレードで守るには、決済を自動化できる注文方法を活用するのが効果的です。
ここでは、OCO注文とトレーリングストップ注文の活用方法を解説します。
OCO注文
OCO注文(One Cancels the Other)とは、指値注文と逆指値注文を同時に入れる注文方法です。
どちらかの注文が約定した時点で、もう一方が自動キャンセルされるのが特徴です。
利確ラインに指値注文、損切りラインに逆指値注文をセットしておくことで、相場がどちらの方向に動いてもあらかじめ計算したリスクリワードを維持した決済が自動で行われます。
例えば、1ドル=149円のときに買いエントリーをし、150円に到達したら売りの利益確定、148円に到達したら売りの損切りを自動で行えるように設定できます。

トレーリングストップ注文
トレーリングストップとは、相場が有利な方向に動くにつれて決済ラインが自動追従する注文方法です。
例えば、1ドル=138円のときに買いポジションを保有し、決済が執行されるトレール価格までの値幅を200pips(2円)に設定すると、トレール価格は下図のように変動します。

価格が上昇したときは、200pipsの値幅を確保しながらトレール価格も上昇し、価格が下落したときはトレール価格が維持されます。
価格変動によってトレール価格に達すると、売りの決済注文が執行される仕組みです。
うまく活用すれば、損失拡大を抑えながら一定の利益を確保することができます。
まとめ:リスクリワードを活用して損小利大のトレードを目指そう
リスクリワードとは、1回のトレードにおける損失と利益の比率を示す数値です。
理想的なリスクリワードは2〜3とされており、勝率が多少低くても長期的に利益を積み上げやすい値といえます。
エントリーポイントの厳選や損切りラインの調整、ポジションの一部利確といった方法でリスクリワードを改善しながら、損小利大のトレードを目指しましょう。
リスクリワード改善のためにエントリーポイントを厳選したり、適切な損切りラインを設定したりするには、複数のインジケーターを活用したチャート分析が効果的です。
MT4・MT5には30種類以上のインジケーターが導入されているので、精度の高いエントリーポイント・損切りラインの判断をしやすい環境が整っています。
MT4・MT5が利用できるFX業者を探している方には、BigBossをおすすめします。

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BigBossコラム編集部
