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RCIはどんなインジケーター?使い方や設定方法をわかりやすく解説

2023年8月17日

RCIはどんなインジケーター?

トレーダー
RCIってどんなインジケーターなの?

トレーダー
RCIはどのようにトレードに活用すればいい?

といった疑問をもっていませんか?

RCIとは、買われ過ぎ・売られ過ぎといった相場の過熱感を把握できるインジケーターです。

複数のRCIを使った手法から、他のテクニカル指標を組み合わせる方法まで、さまざまな使い方があります。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • RCIの概要
  • RCIの使い方・設定方法
  • RCIと相性の良いインジケーター

RCIを活用するコツや相性の良いインジケーターを押さえることで、利益を狙えるようになるでしょう。

RCIを活用したFXトレードをしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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RCIとは

RCIとは、買われ過ぎ・売られ過ぎといった相場の過熱感を把握できるオシレーター系インジケーターです。

RCIは「Rank Correlation Index」の略称で、日本語では「順位相関指数」と表現されます。

RCIは、特定期間内の日付の順位と、価格の順位の相関関係を示し、トレンドの方向性や強さの分析に有効なインジケーターです。

例えば、RCIのパラメータを9日にした場合は、9日間上昇し続けていれば+100%、下落し続けていれば-100%の値を示します。

なお、RCIの値は-100%から+100%の範囲で変動し、下図のように+80%以上であれば「上昇相場の過熱=買われ過ぎ」、-80%以下であれば「下降相場の過熱=売られ過ぎ」と判断するのが一般的です。

RCIの見方

RCIが上向きに描かれている場合は「上昇トレンド」、下向きに描かれている場合は「下降トレンド」と判断することもできます。

「ストキャスティクス」とは?RSI以外に相場の過熱感を見抜くテクニカル指標

RCIの算出方法

RCIを算出するときは、以下のルールで日付と価格の順位付けを行います。

日付:最新の日付を1とし、前日を2、さらに前の日を3のように並べる
価格:対象期間の価格を高い順に1から並べる

次に、以下の計算式でRCIの数値を算出します。

RCI(%)={1−(6×d)÷(n^3−n)}×100
d:日付の順位と価格の順位の差を2乗して合計した値
n:分析する期間

RCIのパラメータを5日にした場合を例に、RCIの算出方法を見ていきましょう。

まずは、順位付けのルールに従って順位を決めていきます。

日付

価格

日付の順位

価格の順位

8月6日

140.10円

5

5

8月7日

141.30円

4

4

8月8日

142.50円

3

3

8月9日

144.70円

2

2

8月10日(当日)

145円

1

1

上表の場合、対象期間中は価格が上昇し続けているので「日付が更新されるにしたがって価格も相関して上昇している」といえます。

次に、RCIの計算式のd(日付の順位と価格の順位の差を2乗して合計した値)を求めます。

日付

日付の順位

価格の順位

日付の順位と価格の順位の差の2乗

計算式のd

8月6日

5

5

(5−5)×(5−5)=0

0

8月7日

4

4

(4−4)×(4−4)=0

8月8日

3

3

(3−3)×(3−3)=0

8月9日

2

2

(2−2)×(2−2)=0

8月10日(当日)

1

1

(1−1)×(1−1)=0

n(期間)=5、d=0をRCIの計算式に当てはめると、RCI=100%となります。

{1−(6×0)÷(125−5)}×100=100%

このように価格が上がり続けている相場では、RCIの数値は+100%を示します。

FXのテクニカル分析について詳しく知りたい方はこちら

RCIを使ったトレード手法

RCIを使ったトレード手法には、以下のようなものがあります。

  • ±80%ラインの突破を基準にエントリーする
  • 0ラインを基準にトレンドフォローをする
  • 2本のRCIを使ってゴールデンクロス・デッドクロスを狙う
  • 3本のRCIで押し目買い・戻り売りを狙う

それぞれ詳しく解説します。

±80%ラインの突破を基準にエントリーする

RCIが+80%以上を示すときは買われ過ぎ、-80%以下を示すときは売られ過ぎと判断し、下表のようなサインが出たらエントリーを検討します。

買いシグナル

RCIが-80%以下のボトムゾーンから、上向きに転じて-80%ラインを上に突き抜けた

売りシグナル

RCIが+80%以上のトップゾーンから、下向きに転じて+80%ラインを下に突き抜けた

これらの売買サインが出たら下図のようにトレードします。

±80%ラインの突破を基準にエントリーする

単に±80%に到達したタイミングにエントリーするのではなく、RCIが内側に戻ってきたことを確認してエントリーするのがポイントです。

FX相場では、RCIが100%付近に張り付いたままトレンドが継続することがあります。

RCIが内側に戻ってきたことを確認したうえでエントリーすれば、価格の反転をうまく狙えるでしょう。

0ラインを基準にトレンドフォローをする

RCIの中央値である0ラインは、相場の強弱が入れ替わる境界線といえます。

そのため、0ラインを基準にしてトレンド方向に乗った順張りトレードをするのも効果的です。

具体的な売買サインは、以下の通りです。

買いシグナル

RCIがマイナス圏からプラス圏へ浮上し、0ラインを上に抜けた

売りシグナル

RCIがプラス圏からマイナス圏へ沈み、0ラインを下に抜けた

これらのサインが確認できたら、下図のようにトレードしましょう。

0ラインを基準にトレンドフォローをする

0ラインの突破は、新しいトレンド方向への勢いがつき始めたことを意味します。

±80%でのエントリーに比べるとタイミングが遅くなりますが、トレンド方向が明らかになってから乗るので、安定したトレードが期待できます。

2本のRCIを使ってゴールデンクロス・デッドクロスを狙う

RCIの短期線と中期線の動きから売買サインを導く「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」を活用する方法もあります。

RCIの短期線が中期線を下から上に抜けるゴールデンクロスが発生したときは、買いエントリーで利益を狙えます。

短期線が中期線を上から下に抜けるデッドクロスの場合は、売りエントリーを入れてみましょう。

2本のRCIを使ってゴールデンクロス・デッドクロスを狙う

2本のラインが±80%の過熱圏でクロスした場合は、相場の転換点になる可能性が高まり、より有効なエントリーポイントといえます。

3本のRCIで押し目買い・戻り売りを狙う

短期・中期・長期の3本のRCIを使って、中長期の大きな流れに乗りつつ、短期的な調整で押し目買い・戻り売りを狙うのも効果的です。

まずは、長期線・中期線の向きと位置を見て、トレンドの方向性を確認します。

3本のRCIで押し目買い・戻り売りを狙う

長期線・中期線が上向き、あるいは0ラインより上の位置にあるときは上昇トレンドと判断します。

次に短期線の動きに注目します。

長期・中期線が上昇を示している最中に、短期線が下落し、-80%付近の売られ過ぎの水準まで下がってくるのを待ちましょう。

短期線が-80%付近に下がったときは、上昇トレンドの一時的な下落(押し目)が発生していることが予測できます。

-80%付近まで下がっていた短期線が上向きに転じたら、買いエントリーのタイミングです。

短期線でエントリータイミングを見極める

編集部 小林
筆者も1本のRCIだけでなく、3本のRCIを使った方が勝率が安定するようになりました。

RCIの表示・設定方法

ここでは、取引プラットフォームのRCIの表示・設定方法を紹介します。

MT5にRCIを表示・設定する手順

BigBossが提供しているMT5はRCIが標準搭載されています。

一方、通常のMT4・MT5にはRCIが搭載されていないので、事前にインジケーターをインストールする必要があります。

ここでは、BigBossのMT5を例にRCIを表示・設定する手順を紹介します。

基本的な手順は、以下の通りです。

  1. ナビゲーターを選択する
  2. 指標ファイルからRCIを探す
  3. 変数を変更してOKをクリックする

順番に詳しく見ていきましょう。

手順1:ナビゲーターを選択する

MT5を起動してチャート左上の「表示」から「ナビゲーター」を選択します。

ナビゲーターを選択

手順2:指標ファイルからRCIを探す

ナビゲーター内にある指標ファイルからRCIを探します。

BigBossのMT5では、下図のように「指標」→「Free Indicatorsファイル」内に「RCI」があります。

Free Indicatorsファイル

ナビゲーターを選択しても「指標」が表示されない場合は、チャート左上の「ファイル」から「データフォルダを開く」を選択し「MQL5」→「indicators」の順にファイルを開くとMT5のナビゲーター内にファイルが反映されます。

ナビゲーター内へのファイル反映

手順3:変数を変更してOKをクリックする

RCIを右クリックし「チャートに追加」を選択します。

設定画面が表示されるので、インプットタブで変数を変更してOKを押すとチャートにRCIが表示されます。

RCIの設定画面

今回は「9」(短期RCI)に設定しています。

操作が完了すると下図のようにRCIが表示されます。

RCI 表示確認

BigBossMT5のダウンロードはこちら!

MT5に3本のRCIを表示させる手順

RCIは対象期間の異なる2~3本を組み合わせてトレードする方法があります。

MT5で3本のRCIを表示させる手順は、以下の通りです。

  1. ナビゲーター内のRCIをドラッグ&ドロップする
  2. 1本目と同じように設定する
  3. 3本目も手順1・2を繰り返す

順番に詳しく解説します。

手順1:ナビゲーター内のRCIをドラッグ&ドロップする

2本目以降はナビゲーター内のRCIをチャート上のRCIの位置にドラッグ&ドロップして表示させます。

ナビゲーター内のRCIをドラッグ&ドロップする

手順2:1本目と同じように設定する

ドラッグ&ドロップすると1本目と同じように設定画面が表示されます。

試しに2本目は、インプットタブの値の項目に26と入力してみます。

RCI 設定画面

手順3:3本目も手順1・2を繰り返す

3本目も2本目と同じようにナビゲーター内のRCIをドラッグ&ドロップしてチャート上に表示させます。

RCI 表示確認

設定画面が表示されたら、インプットタブを開いて値の項目に「52」と入力し、OKを押します。

3本のRCIが表示されていれば、操作は完了です。

TradingViewにRCIを表示・設定する手順

TradingViewでRCIを表示・設定する手順は以下の通りです。

  1. インジケーターからRCIを検索する
  2. 短期・中期・長期の変数を設定する

順番に詳しく解説します。

手順1:インジケーターからRCIを検索する

TradingViewでは、最初からRCIが内蔵されています。

RCIの表示・設定をする際は、まずチャート左上の「インジケーター」から「RCI」を検索します。

1本のみ表示させる場合は「RCI」、3本表示させる場合は「RCI3lines」を選択しましょう。

インジケーターからRCIを検索する

手順2:短期・中期・長期の変数を設定する

各RCIの設定はインジケーターの左上にカーソルを合わせると表示される「設定」から変更できます。

インジケーター 設定

下図のようにパラメーター内の「Short interval」「Middle interval」「Long interval」の項目の数字を変更し、OKを押せば設定完了です。

RCI 期間設定

RCIインジケーターを活用するコツ

RCIを使った相場分析の精度を高めるには、相場状況に応じて手法を使い分けたり、他のインジケーターを併用したりするのが効果的です。

ここでは、RCIを活用するときのコツを紹介します。

強いトレンドの発生時は順張りで利益を狙う

価格が上昇・下落し続けると、RCIは100%または-100%の位置で横ばいに推移する特徴があります。

このような強いトレンドが形成されているときは、順張りで利益を狙うのがおすすめです。

上昇トレンドが形成されている場合は、短期のRCIが-80%ラインを下から上に突き抜けたときが押し目買いのチャンスとなります。

なお、順張りをする際は、トレンドの方向性や強さを把握しておく必要があります。

中長期のRCIが0%以上で推移していれば上昇トレンド、0%以下で推移していれば下降トレンドと判断するのが一般的です。

他のインジケーターと組み合わせる

RCIは、他のインジケーターと組み合わせて使うのがおすすめです。

中でも、以下のインジケーターは、RCIと相性が良いといわれています。

  • 移動平均線
  • ボリンジャーバンド
  • MACD

一つずつ詳しく解説します。

移動平均線

移動平均線は、一定期間の価格の平均値を折れ線グラフとして表示させるトレンド系インジケーターです。

移動平均線が上向きの場合は上昇トレンド、下向きの場合は下降トレンドと判断できます。

移動平均線よりも為替レートが上側にあれば買いの勢力が強い状況、下側にあれば売りの勢力が強い状況を示唆します。

下図のようにRCIの数値が0%を上抜けしていたときは、移動平均線の傾きと為替レートとの位置関係を確認してみましょう。

RCIと移動平均線の使い方

ローソク足が移動平均線より上に抜けたときは、買い勢力が強いと判断できます。

RCIと移動平均線の両方で上昇トレンド発生のサインが出ているため、買いエントリーで利益を狙える可能性が高いです。

移動平均線の使い方はこちらで詳しく解説!

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、移動平均線と標準偏差で構成されているテクニカル指標です。

ボリンジャーバンド

強いトレンドが発生すると、ボリンジャーバンドの中央の移動平均線に戻らずに標準偏差±1や±2に沿って価格が変動するバンドウォークが見られます。

バンドウォークの発生後に、RCIで買われ過ぎ・売られ過ぎのサインが出ていれば戻り売り、押し目買いのチャンスとなります。

例えば、下図のように標準偏差+2σに沿ったバンドウォークが見られ、強い上昇トレンドの継続を予測したあと、RCIが-80%ラインを下から上に抜けたら押し目買いのチャンスです。

RCIとボリンジャーバンドの使い方

ただし、売買サインがだましとなり、そのまま下落する可能性もあるため、価格が-2σまで下がったときは損切りするといったルールを決めておくことが大切です。

ボリンジャーバンドの見方や使い方はこちらで詳しく解説!

MACD

MACD(マックディー Moving Average Convergence Divergence)は、より新しいデータに比重を置く考えに基づき、移動平均線を発展させたトレンド系インジケーターです。

MACDは、MACDラインとシグナルラインの2つのラインを使って以下のように分析するのが基本です。

手法

シグナルサイン

売買方向

ゴールデンクロス

MACDラインがシグナルラインを下から上に抜ける

買いのシグナル

デッドクロス

MACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける

売りのシグナル

相場の過熱感がわかるRCIと組み合わせることで、トレンドの方向性や発生をより予測しやすくなります。

例えば、下図のようにRCIで0ラインの下抜け、MACDでデッドクロスのサインが見られたら、下降トレンドに乗った売りエントリーのチャンスです。

RCIとMACDの使い方

MACDの見方や使い方はこちらで詳しく解説!

RCIに関するよくある質問

最後にRCIに関するよくある質問に回答していきます。

RCIとRSIの違いって何?

RCIとRSI(アールエスアイ Relative Strength Index)は、いずれも相場の過熱状況を分析する際に使用されますが、数値の範囲や計算方法に違いがあります。

RCIとRSIの主な違いは以下の通りです。

特徴/指標

RCI

RSI

日本語名

順位相関指数

相対力指数

数値の範囲

-100%~+100%

0%~100%

対応する相場

レンジ相場・トレンド相場

レンジ相場

計算の特徴

日付と価格の順位に基づく

一定期間の変動幅に基づく

反応の特性

価格の連続的な上昇や下降に素直に反応する

価格の変動幅を基にした相対的な強さを示す

RCIは、日付と価格の順位の相関関係を示すのに対し、RSIは一定期間の価格変動を計算して、上昇幅と下降幅の比率を数値化したインジケーターです。

例えば、RSIの期間が14、数値が60%となっていた場合は「過去14本のローソク足の変動幅で60%が上昇の動き、40%が下降の動きをした」という意味となります。

なお、RSIは価格の変動幅を考慮していますが、RCIは考慮されていません。

RSIの概要や手法はこちらで詳しく解説!

RCIのおすすめのパラメータ設定は?

RCIでよく使われているパラメータ設定は9日間といわれています。

RCIは、以下のように対象期間の異なるラインを2~3本組み合わせて相場分析する手法もあります。

  • 短期RCI:9
  • 中期RCI:26
  • 長期RCI:52

実際にトレードをしながら、使いやすいパラメータ設定を見つけていきましょう。

まとめ:RCIのインジケーターを活用してFXで利益を狙おう

RCIは、トレンドの方向性や強さ、相場の過熱感を示すインジケーターとしてFXトレードで活用できます。

RCIを使う際は、だましを避けるためにも、移動平均線やボリンジャーバンドといった他のインジケーターと併用するのがおすすめです。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

BigBossコラムは、Prime Point LLCが運営・管理するインターネットメディアです。Prime Point LLCは2024年にベストFXブローカーにも選ばれた海外FX業者のBigBossも運営しています。BigBoss編集部はFXや株、仮想通貨などの金融知識が豊富なメンバーで構成されています。記事の作成は、編集部の実際の経験や知識をもとに執筆しています。掲載内容についても、定期的に記事をリライトし、最新の情報への更新を行うなど、ユーザーファーストで情報を発信していきます。

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