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CCIの使い方|具体的なトレード手法や相性の良いインジケーターを紹介

2024年11月7日

トレーダー
CCIはどうやって使うの?

トレーダー
CCIで利益を狙うにはどうしたらいい?

といった疑問はありませんか?

CCIは相場の過熱状態を判断できるオシレーター系テクニカル指標です。

相場の過熱熱を把握できるだけでなく、順張り・逆張りトレードにも取り入れられるため、トレードの幅を広げたい方におすすめの分析方法です。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

  • CCIの見方
  • CCIを活用したトレード手法
  • CCIと相性の良いテクニカル分析

CCIをFXトレードに取り入れれば、エントリーチャンスが増えて、利益を狙いやすくなるでしょう。

CCIをFXトレードに取り入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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CCIとは

CCIの判断基準

CCI(Commodity Channel Index/商品チャネル指数)とは、一定期間の平均価格から現在の価格がどれだけ乖離しているのかを数値化したオシレーター系テクニカル指標です。

CCIの数値が+100~200%以上を示すときは買われ過ぎ、-100~200%以下を示すときは売られ過ぎと判断できます。

下図は、チャートに表示させたCCIです。

CCIを表示させたチャート

CCIは0ラインを中心として、プラス数値を示すときは買いの勢力が強く、マイナス数値を示すときは売りの勢力が強いことを示唆します。

0ラインの前後では、買われ過ぎもなく売られ過ぎもない状態といえます。

なお、CCIは他のオシレーター系テクニカル指標と異なり、上限・下限がありません。

代表的なオシレーター系テクニカル指標とされているRSIは、上限が100%、下限は0%となっているため、トレンドが強いときでも100%以上や0%以下を示すことがありません。

一方、CCIはトレンドの勢いが強いときに200%を超えることもあります。

CCIの計算式

CCIの計算式

CCIは、以下の計算式で求められます。

CCI=(TP-MA)÷(0.015×MD)

TP:(高値+安値+終値)÷3
MA:設定期間中のTPの移動平均
MD:TP-MAの平均偏差

トレードをするうえでCCIの計算式を覚える必要はありませんが、CCIが何を示す指標なのかを知っておくと相場分析に取り入れやすくなるでしょう。

CCIの使い方

CCIの主なトレード手法には、以下の4つがあります。

  1. CCIが±100%を抜けたら順張りトレードをする
  2. CCIが±200%に到達したときに逆張りトレードをする
  3. CCIの0ラインを活用した順張りトレード
  4. 2本のCCIを組み合わせたトレード

一つずつ詳しく解説します。

1.CCIが±100%を抜けたら順張りトレードをする

CCIが+100%を抜けたときは強い上昇トレンド、−100%を抜けたときは強い下降トレンドが発生していることが予測できます。

そのため、以下のような売買サインとして活用できます。

  • +100%を抜けたときは買い注文
  • −100%を抜けたときは売り注文

例えば、下図のように+100%のラインを超えたときに買いエントリーし、+100%ラインに戻ってきたときに決済をすれば利益を狙えます。

CCIが+100%のラインを超えたときのチャート

2.CCIが±200%に到達したときに逆張りトレードをする

CCIが±200%に到達したときは、買われ過ぎと売られ過ぎのサインを利用した逆張りトレードが有効です。

  • CCIが+200に到達したときは売り注文
  • CCIが-200に到達したときは買い注文

例えば、下図のように+200%ライン付近に売りエントリーを入れれば、利益を狙えるでしょう。

CCIが±200%に到達したときのチャート

逆張りトレードのポイントはこちらで詳しく解説!

3.CCIの0ラインを活用した順張りトレード

CCIの中心にある0ラインを使った以下の順張りトレードは、シンプルな手法として知られています。

  • CCIが0ラインを下から上に突き抜けたら買い注文
  • CCIが0ラインを上から下に突き抜けたら売り注文

例えば、下図のように0ラインを上に抜けたときに買いエントリー、0ラインを下抜けしたときに売り決済をすれば利益を狙えます。

CCIが0ラインを上に抜けたときのチャート

4.2本のCCIを組み合わせたトレード

2本のCCIを使った「デュアルCCI」という手法も有効です。

この手法では、期間6と期間14に設定した2本を同時に表示するのが一般的で、6CCIと14CCIの位置を確認しながら押し目買い・戻り売りをします。

0ラインより上を「プラスゾーン」、下を「マイナスゾーン」とし、最終的に2本ともプラスを示したときは買い、マイナスを示したときは売りエントリーします。

ディアルCCIを取り入れる際は、以下のサインが見られたらエントリーチャンスです。

 

買いエントリー

売りエントリー

6CCIの推移

プラス→マイナス→プラス

マイナス→プラス→マイナス

14CCIの推移

プラス→プラス→プラス

または

プラス→マイナス→プラス

マイナス→マイナス→マイナス

または

マイナス→プラス→マイナス

下図の場合は、6CCIと14CCIがともに「プラス→マイナス→プラス」となっているため、買いエントリーをするのが有効です。

6CCIと14CCIがともに「プラス→マイナス→プラス」となっているチャート

CCIと相性が良いインジケーター

CCIをFXトレードで活用する際は、以下のトレンド系テクニカル分析と組み合わせるのがおすすめです。

  1. 移動平均線
  2. ボリンジャーバンド
  3. パラボリック

それぞれのトレード手法を詳しく紹介します。

1.移動平均線

移動平均線とは、一定期間の平均値を結んだトレンド系テクニカル指標です。

移動平均線で現在のトレンド方向や勢いを確認しつつ、CCIで相場の過熱感を把握してエントリーのタイミングを探るのがおすすめです。

例えば、移動平均線が右肩下がりのときに、CCIが+200%に到達したら下落トレンド中の買われ過ぎの相場と判断し、逆張りの売りエントリーすることで利益を狙えます。

移動平均線とCCIを表示させたチャート

移動平均線もシンプルで使いやすいテクニカル指標なので、CCIとセットで覚えるとトレードに活用しやすいでしょう。

2.ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、中央の移動平均線と上下の標準偏差、ローソク足の位置から今後の値動きを予想できるテクニカル指標です。

ボリンジャーバンド

ローソク足が標準偏差±1σの範囲内に収まる確率は約68.3%、±2σの範囲内に収まる確率は約95.4%といわれています。

例えば、下図のようにCCIが+200%ラインに到達したときに、ローソク足がボリンジャーバンドの標準偏差+2σに近付いているときは、価格の反転を予測して売りエントリーするのが有効です。

CCIが+200%ラインに到達したときに、ローソク足がボリンジャーバンドの標準偏差+2σに近付いているチャート

CCIとボリンジャーバンドを併用すれば、トレンド反転の予想の精度が高まるでしょう。

ボリンジャーバンドのトレード手法はこちらで詳しく解説!

3.パラボリック

放物線を描くテクニカル分析のパラボリックもCCIと相性が良いとされています。

パラボリックのSARがチャートの下側に出現するときは上昇トレンド、上側に出現するときは下降トレンドが発生していることを示唆します。

下図のようにCCIが+200%を超え、下側にあったパラボリックのSARが上側に移動したときは下落サインであり、売りエントリーを入れるのが効果的です。

CCIが+200%を超え、下側にあったパラボリックのSARが上側に移動したチャート

パラボリックの使い方はこちらで詳しく解説!

【実体験】CCIを使ったトレード手法

最後に筆者が実際に体験したCCIを使ったトレード手法を紹介します。

1.ボリンジャーバンドと併用した逆張りトレード

CCIとボリンジャーバンドを併用した逆張りトレードでは、利益を得たケースと損失を出したケースがあります。

それぞれ詳しく紹介します。

利益を得たケース

下図は、2025年6月10日の11時15分~30分にCCIが+200%を超えたのちに、ボリンジャーバンドの+2σでの反発が見られた米ドル円の15分足チャートです。

2025年6月10日の米ドル円の15分足チャート

筆者は、CCIとボリンジャーバンドの+2σでの反発から、価格の下落が発生することを予測し、2σの反発を確認できた11時30分の終値である(1)145.032円で0.1ロットの売りエントリーを入れました。

CCIは0ラインを下に抜ける売りシグナルを出したため、ボリンジャーバンド-2σに触れたタイミングの(2)144.509円に利益確定をしたことで、0.1ロット(1万通貨)×0.523円=5,230円の利益を獲得できました。

損失を出したケース

下図は、2025年6月12日の7時45分~8時にCCIが-200%を超えた米ドル円の15分足チャートです。

2025年6月12日の7時45分~8時にCCIが-200%を超えた米ドル円の15分足チャート

筆者は、ボリンジャーバンドの-2σで反発することを期待し、7時45分の終値である(1)144.260円に0.1ロットの買いエントリーを入れました。

ところが、予測は外れて為替レートはそのまま下落し、ボリンジャーバンドの-2σでの反発も見られなかったため、(2)144.017円で損切りし、0.1ロット(1万通貨)×0.243円=2,430円の損失を受けました。

2.移動平均線と併用した順張りトレード

下図は、2025年6月13日の12時~12時15分にCCIが+100%ラインを超えた米ドル円の15分足チャートです。

移動平均線とCCIを併用したチャート

筆者は、CCIが+100%ラインを超えたタイミングに、移動平均線(期間10日)は上向きを示しただけでなく、ローソク足の下を推移していることから強い上昇が発生するとして買いエントリーを検討しました。

実際に12時~12時15分のローソク足が確定した終値(1)143.316円で0.1ロットの買いエントリーを入れ、CCIが-100%ラインを下抜きしたタイミングの(2)143.559円で決済をしたことで、0.1ロット(1万通貨)×0.243円=2,430円の利益を獲得できました。

まとめ:CCIを活用してFXトレードで利益を狙おう

一定期間の平均価格と現在の価格の差を示すCCIは、相場の過熱感を分析できるテクニカル指標です。

他のオシレーター系テクニカル分析と異なり、上限・下限がないため、トレンドの勢いが強いときでも活用できます。

CCIを取り入れる際は、トレンド系インジケーターと組み合わせると相場分析の精度を高められます。

CCIと他のインジケーターを併用して多くの利益を狙いたい方は、30種類以上のインジケーターを利用できるMT4・MT5を導入しているFX業者を選びましょう。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

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