

と疑問に思ったことはありませんか?
トレンド相場で役に立つテクニカル分析と言えば、ラインを使ったトレンドラインやチャネルラインが人気です。
そんなラインを使うテクニカル分析の中でも、3本のラインで的確にトレンドを捉えて分析できるのがアンドリューズ・ピッチフォークです。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- アンドリューズ・ピッチフォークとは
- アンドリューズ・ピッチフォークの引き方と使い方
- アンドリューズ・ピッチフォークのメリットと注意点
3本のラインがトレンドを捉えるためFX初心者の方でも使いやすく、トレンド相場中やブレイクでも上手く分析できる特徴を持ちます。
アンドリューズ・ピッチフォークの使い方に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
アンドリューズ・ピッチフォークとは
アンドリューズ・ピッチフォーク(Andrews Pitchfork)とは、同じ方向に水平に引かれる3本のトレンドラインから構成されるテクニカル指標です。
中心線と上部と下部のチャネルラインを使い、トレンドの把握やエントリーや決済ポイントを見つけることができます。
トレンド相場のブレイクポイントを分析することもでき、シンプルなテクニカル指標としてFX初心者の方でも使いやすい特徴を持ちます。
3本の平行ラインで構成されるテクニカル指標
アンドリューズ・ピッチフォークは、中心線と上部と下部のチャネルラインから構成されます。
(チャートツールによっては、さらに中間のラインも引かれて5本となる場合もある)
上部と下部のチャネルラインがトレンド相場を上手くフォローします。
上昇トレンドであれば上部チャネルラインがレジスタンスラインとして機能し、下部チャネルラインがサポートラインとして機能します。
下降トレンドであれば上部チャネルラインがサポートラインとして機能し、下部チャネルラインがレジスタンスラインとして機能します。
一つのテクニカル指標でトレンド相場を上手く分析できるため、トレンド相場時のトレードに活躍しやすいテクニカルです。
トレンド相場の継続とブレイクを分析する
アンドリューズ・ピッチフォークが分析予測できる内容としては、トレンド相場の継続とブレイクが主な内容となります。
アンドリューズ・ピッチフォーク内でチャートが動く限り、トレンドは同方向に継続しながら動くと分析でき、同方向への予測を行いながらトレードが行えます。
アンドリューズ・ピッチフォークの上部もしくは下部チャネルラインをチャートがブレイク(突き抜け)した時には、現在のトレンド相場が終了してトレンド転換が起こると予測できます。
トレンド相場の分析が主体となりますが、相場中の値動きとブレイクの両方を分析できる特徴もあります。
アンドリューズ・ピッチフォークの引き方
アンドリューズ・ピッチフォークの引き方を解説します。
FXの取引ツールから「アンドリューズ・ピッチフォーク」もしくは「ピッチフォーク」を選択し、下記の通りに引きます。
1.トレンドの起点を選択(上昇トレンドは安値、下降トレンドは高値)
2.最初の高値もしくは安値を選択(上昇トレンドは高値、下降トレンドは安値)
3.最初の押し目を選択(上昇トレンドは安値、下降トレンドは高値)
以上3点のポイントを目印にアンドリューズ・ピッチフォークは引きます。
1~3のポイントを順番に押さえることでアンドリューズ・ピッチフォークは引けるため、3点のポイントをまずはしっかりと覚えておきましょう。
アンドリューズ・ピッチフォークの使い方
アンドリューズ・ピッチフォークの引き方を覚えた次は、テクニカル分析としての使い方も覚えましょう。
FXのトレードにおいて以下の使い方ができます。
- トレンドの勢いを分析する
- トレンド相場中の順張り
- トレンド相場中の逆張り
- ラインブレイクでトレンド転換を予測
一つずつアンドリューズ・ピッチフォークの使い方を見ていきましょう。
トレンドの勢いを分析する
アンドリューズ・ピッチフォークは3本のラインで構成されるテクニカル指標のため、チャートに引くことで目立ちやすく傾きを把握しやすいです。
そのため、トレンドの勢いや方向をしっかりと分析できます。
上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを分析しながら、傾きが急なら勢いがあるトレンド、傾きが緩いなら値動きは弱いが継続性が高いトレンド、と分析できます。
トレンド相場において必要な情報をアンドリューズ・ピッチフォークで把握できるため、まずはトレンド分析に使いましょう。
トレンド相場中の順張り
アンドリューズ・ピッチフォークをトレードで使う場合、トレンド相場中の順張りトレードに使えます。
・上昇トレンド:下部チャネルラインタッチで買いエントリー
・下降トレンド:上部チャネルラインタッチで売りエントリー
アンドリューズ・ピッチフォークのラインタッチでエントリーを行い、反対側のラインタッチで決済を目標としましょう。
しかし、順張りトレードとなるためトレンドの伸びをしっかりと意識することで、利幅を伸ばすトレードが可能となります。
エントリー後の1回目の反対側のラインタッチで決済するのではなく、2回目や3回目のタッチを目指すと利幅を伸ばすことも可能です。
トレンド相場中の逆張り
アンドリューズ・ピッチフォークは、トレンド相場中の逆張りトレードでも使えます。
・上昇トレンド:上部チャネルラインタッチで売りエントリー
・下降トレンド:下部チャネルラインタッチで買いエントリー
逆張りトレードはトレンド方向に逆らうトレードとなるため、基本的にトレードの内容としては不利なものとなります。
そのため、エントリー後は反対方向の値動きで即座に決済してしまうのがおすすめです。
ラインブレイクでトレンド転換を予測
アンドリューズ・ピッチフォークのラインブレイクで、トレンド転換を予測することもできます。
・上昇トレンドで下部チャネルラインをブレイク→下降トレンドへ転換示唆
・下降トレンドで上部チャネルラインをブレイク→上昇トレンドへ転換示唆
ラインブレイクでトレンド転換方向を狙うエントリーで、次のトレンドの起点からトレードを始めることもできます。
ただし、ラインブレイク後に必ずトレンド転換が起こるとは限らないため、慎重に他の分析なども組み合わせながらトレードを行うと良いでしょう。
アンドリューズ・ピッチフォークを使うメリット
アンドリューズ・ピッチフォークをFXで使うメリットがいくつか存在します。
- トレンドを強く認識できる
- トレードポイントを見つけやすい
- シンプルで使いやすい
一つずつメリットを紹介していきます。
トレンドを強く認識できる
アンドリューズ・ピッチフォークは、3本のラインでトレンドを強く強調できるため、チャート上においてトレンドを強く認識できます。
チャート上に何も引かない状態だと上手くトレンドを把握できないことがありますが、アンドリューズ・ピッチフォークを引くだけで強くトレンドを認識できるようになります。
トレンドを狙うトレードを行う場合、トレンドの方向や転換、トレンド内の値動きをしっかりと把握しなければならないため、トレンド相場におけるトレードでは有効的に使えるテクニカル指標です。
トレードポイントを見つけやすい
アンドリューズ・ピッチフォークを使う場合、トレードポイントがシンプルで見つけやすいメリットを持ちます。
エントリーポイントは基本的に上部か下部のチャネルラインタッチとなり、分かりやすいポイントでエントリーができます。
他のテクニカル分析と比べてもエントリーポイントを見つけやすく、トレンドを見つけたらすぐにトレードで活かすことができるでしょう。
シンプルで使いやすい
アンドリューズ・ピッチフォークはエントリー以外に、引き方や使い方といった多くの部分でシンプルかつ使いやすいメリットを持ちます。
テクニカル分析の中には複雑で使うこと自体が難しい分析も存在しますが、アンドリューズ・ピッチフォークならFX初心者の方でも使い方を覚えれば、すぐに使い始めることができます。
テクニカル分析は複雑であれば有利にトレードが行えるわけではなく、どれだけトレーダー自身が使いこなせて結果を出せるのかが重要です。
その点において、シンプルで使いやすいテクニカル分析を使いこなす方が結果を出しやすい利点もあるため、シンプルさが強みとなるメリットもあります。
アンドリューズ・ピッチフォークを使う時の注意点
アンドリューズ・ピッチフォークには使うときの注意点も存在します。
- 引き方で精度が変わる
- レンジ相場では使えない場合が多い
- ブレイク後の値動き予測は難しい
使い始める前にしっかりと確認しておきましょう。
引き方で精度が変わる
アンドリューズ・ピッチフォークは、トレンドの起点や最初の高値といった分かりやすいポイントでラインを引きますが、トレーダーの引き方によってラインの傾きが変わります。
曖昧なポイントでラインを設定すると、アンドリューズ・ピッチフォークがトレンドに対して上手く機能しない恐れがあるため、しっかりとラインを引くときはチャートを確認しながら引きましょう。
アンドリューズ・ピッチフォークを引くとき、ローソク足の髭で引くのか、実体で引くのかを決めておくと、しっかりとしたラインを引くことができます。
レンジ相場では使えない場合が多い
アンドリューズ・ピッチフォークはトレンド相場で機能するテクニカル分析です。
トレンドではないレンジ相場で使っても上手く機能しないことが多いため、レンジ相場での利用は避けましょう。
レンジ相場は別のテクニカル分析を使った方が、効率よくトレードが行えます。
ブレイク後の値動き予測は難しい
アンドリューズ・ピッチフォークは、ラインブレイクでトレンド転換を予測することができますが、ラインブレイク後の値動き予測は難しいです。
というのも、ラインブレイク後はアンドリューズ・ピッチフォークが分析できる範囲から外れるからです。
ブレイク後にトレンド転換が起こらずにチャートが再びアンドリューズ・ピッチフォーク内に戻ってくることもあるのです。(ダマシの発生)
そのため、ラインブレイクからトレンド転換が起こる可能性があると予測はできますが、確実ではないため、ブレイク後のチャート観察はいつも以上に注力しておきましょう。
まとめ:トレンド相場の攻略にアンドリューズ・ピッチフォークを使ってよう見よう
アンドリューズ・ピッチフォークは、同じ方向に水平に引かれる3本のトレンドラインから構成されるテクニカル指標です。
トレンド相場をしっかりと分析することができ、エントリーのポイントも見つけやすいなど、シンプルで使いやすい特徴を持ちます。
FX初心者の方でもすぐに使い始めることができるため、この記事を参考にしながら使ってみましょう。
ちなみに、アンドリューズ・ピッチフォークはMT4やTradingViewといった取引ツールで使うことができます。
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