「海外FXと国内FXって併用した方がよいの?」
「併用すれば節税できるのかな?」
FXトレーダーの中には「海外FX」と「国内FX」の両方を併用する人がいますが、「どんな理由で併用すべきなのか」「節税効果は大きいのか」といった部分が気になっていませんか?
そこでこの記事では、
- 海外FXと国内FXを併用するメリット
- 併用した際の節税効果
について詳しく解説します。
この記事を読めば、海外FXと国内FXを併用した方がよいのか判断しやすくなります。
これから併用すべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
国内FXと海外FXの違いを一覧表で解説
まずは、国内FXと海外FXの違いを一覧表でまとめました。
国内FX | 海外FX | |
金融ライセンス | 日本の金融庁 | 海外の金融庁 |
資金の管理方法 | 信託保全が義務 |
|
最大レバレッジ | 最大25倍まで | 制限なし(数百倍~数千倍のFX業者が多い) |
スプレッド |
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口座開設~取引までにかかる時間 | 最短1時間 | 最短10分前後 |
取引プラットフォーム |
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ボーナスキャンペーン | なし | あり |
追証 | あり | なし |
入金の時間や手数料 | クイック入金なら即時 | 即時~1営業日以内 |
サポート面 |
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税金 | 一律20.315% | 15~55% |
海外FXには「レバレッジが高い」「口座開設~取引開始まで時間がかからない」「ボーナスキャンペーンを利用できる」などのメリットがあります。
一方、国内FXは「信託保全を採用している」「スプレッドが狭い」「利益にかかる税金が安い」点などが魅力的です。
海外FXと国内FXを併用するメリット
海外FXと国内FXを併用するメリットは4つあります。
- リスクを抑えた運用とハイリターンを狙うトレードの両方が可能
- 取引コストが最も安い業者を選んで取引できる
- 資金を分散できる
- 税金を抑えられる可能性がある
それぞれのメリットを順番に見ていきましょう。
1. リスクを抑えた運用とハイリターンを狙うトレードの両方が可能
国内FXのみで取引する場合「レバレッジが低いので大きな利益を狙いにくい」「入金額以上の損失を被るリスクがある」などの悩みがあるでしょう。
しかし、国内FXだけでなく海外FXも併用すれば、以下のような運用方法も可能です。
海外FX | 少ない資金でリスクを取って大きな利益を狙う |
国内FX | 多めの資金で安定的な運用を行う |
つまり、リスクを抑えながらも大きい利益を狙えます。
2. 取引コストが最も安い業者を選んで取引できる
スキャルピングだけでなくデイトレードやスイングトレードも並行して行っている方は、海外FXと国内FXの併用がおすすめです。
海外FXはレバレッジの高さやボーナスキャンペーンのおかげで大きな利益を狙える反面、国内FXよりもスプレッドが広がりやすいです。
しかし、スイングトレードやデイトレードは海外FX、スキャルピングは国内FXで行えば、両者の良い部分を活かせます。
また、国内FXと海外FXでは注文方式が異なります。現在利用している業者の約定力に不安を感じた場合は、約定力が高い海外FXも検討しましょう。
3. 資金を分散できる
初めて海外FXを利用する方は、資金全額を1つの業者に預けるのは不安かもしれません。
また、含み損が大きくなりロスカットされると、証拠金のほとんどを失うリスクがあります。
そこで、リスクを抑えるために、国内FX業者と海外FX業者で資金を分散しましょう。
海外FXと国内FXで資金を分散しておくことで、片方の口座がロスカットにより資金がなくなっても、別の口座で取引を続けられます。
加えて、海外FX業者では、口座開設したり入金したりすると取引の元手として使えるボーナスをもらえる点が魅力的です。
資金が少なくても大きいロットでの取引ができるので、より大きな利益を狙いやすくなります。
4. 税金を抑えられる可能性がある
海外FXでは、利益額が大きくなると税金も多く支払わなければなりません。
特に年間所得が4,000万円以上になると、 45%の税率が適用されます。
一方、国内FXならいくら所得が増えても20.315%の税率です。
そこで、海外FXの資金を一部国内FXに回して運用すれば、トータルの税金を安くできる可能性があります。
さらに、国内FXでは以下のような制度を利用できるため、節税も可能です。
損益通算 | 国内FX業者の損益は、先物取引や他の国内FXの損益と相殺できる |
損失繰越 | 国内FX業者の損失(個人の場合)は、最大3年間、翌年以降の利益と相殺できる |
法人化による節税を検討していないのであれば、海外FXと国内FXを併用する価値は十分あるでしょう。
海外FXと国内FXを併用する際の注意点
海外FXと国内FXを併用する際はいくつか注意点があります。
- 海外FXと国内FXの損益を合算できない
- 海外FXの損失を繰り越しできない
順番に見ていきましょう。
1. 海外FXと国内FXの損益を合算できない
海外FXと国内FXを併用した場合であっても両者の損益を合算できません。
なぜなら同じ雑所得でも、海外FXは総合課税、国内FXは申告分離課税というように課税方式が違うからです。
ただし、海外FX業者同士や国内FX業者同士であれば、それぞれ損益の合算ができます。
仮にBigBossで500万円の利益、XMで100万円の損失、国内FX業者で200万円の損失があるケースで考えてみましょう。
500万円-100万円=400万円
BigBossとXMの損益は合算できますが、国内FX業者の損失(200万円)は合算できないので、所得は400万円になります。
2. 海外FXの損失を繰り越しできない
国内FXでは、今年の赤字を翌年以降の利益と相殺(個人の場合は最大3年間)して所得を減らせます。
しかし、海外FX業者での取引分については、今年の赤字を翌年以降の利益と相殺できません。
例えば、BigBossで昨年100万円の損失を出し、今年は400万円の利益を得たと仮定します。
昨年の損失を繰り越して、今年の利益と相殺できないため、所得は400万円です。
このように、海外FXと国内FXを併用しても税金を安くできないケースもあるので注意しましょう。
海外FXと国内FXを併用した場合の節税効果
税金を抑えるために、海外FXと国内FXを併用する場合、所得がどのくらいになったら併用を検討すべきなのでしょうか?
そこで、FXでの年間所得別に以下のケースで取引した場合に、どのくらい節税できるのかを計算してみます。
- 海外FXのみで取引した場合
- 国内FXのみで取引した場合
- 海外FXと国内FXを併用した場合
どのケースも給与所得は400万円と仮定して順番に計算結果を見ていきましょう。
1. FXでの所得が200万円のケース
最初にFXでの所得が200万円のケースから比較します。
海外FXのみ
海外FXのみで取引する場合は総合課税になるため、海外FXと給与所得の合計額(600万円)で計算をします。
総合課税の場合、国税庁の公式サイトでも確認できる、所得税の税率を見ておきましょう。
出典:国税庁
所得税は以下のように計算します。
所得金額×税率-控除額
所得税・住民税・復興特別所得税をそれぞれ計算すると、合計138万8,722円になりました。
- 所得税:600万円×20%-42万7,500円=77万2,500円
- 住民税:600万円×10%=60万円
- 復興特別所得税:77万2,500円×2.1%=1万6,222円
- 合計:138万8,722円
国内FXのみ
次に国内FXのみで利益を得た場合の所得を計算します。国内FXは申告分離課税なので、給与所得と分けて税金を計算する必要があります。
給与所得(400万円)にかかる税金を計算すると、78万322円でした。
- 所得税:400万円×20%-42万7,500円=37万2,500円
- 住民税:400万円×10%=40万円
- 復興特別所得税:37万2,500円×2.1%=7,822円
- 合計:78万322円
次に国内FXの所得にかかる税金は40万6,300円でした。
200万円×20.315%=40万6,300円
国内FXのみで取引した場合、給与所得分も含めると合計の税金は118万6,622円になります。
78万322円+40万6,300円=118万6,622円
海外FXと国内FXを併用
最後に、海外FXと国内FXを併用したケースを計算しましょう。なお、海外FX・国内FXとも所得が100万円として計算します。
まず、所得額は、海外FXの所得と給与所得を足さなければならないので、500万円です。
海外FXの所得を計算すると、税金は108万4,522円です。
海外FXの所得
- 所得税:500万円×20%-42万7,500円=57万2,500円
- 住民税:500万円×10%=50万円
- 復興特別所得税:57万2,500円×2.1%=1万2,022円
- 合計:108万4,522円
次に国内FXの所得にかかる税金を計算すると、20万3,150円です。
100万円×20.315%=20万3,150円
したがって、海外FXと国内FXの所得にかかる税金の合計額は128万7,672円になります。
108万4,522円+20万3,150円=128万7,672円
2. FXでの所得が400万円のケース
ここからはFXでの所得が400万円のケースを計算します。
海外FXのみ
海外FXのみの場合、給与所得と合計した所得額は800万円です。
国税庁の公式サイトでも確認できる、所得税の税率を元に計算します。
出典:国税庁
所得税・住民税・復興特別所得税の合計は、202万9,284円になります。
- 所得税:800万円×23%-63万6,000円=120万4,000円
- 住民税:800万円×10%=80万円
- 復興特別所得税:120万4,000円×2.1%=2万5,284円
- 合計:202万9,284円
国内FXのみ
続いて国内FXのみのケースを考えましょう。
まず給与所得(400万円)にかかる税金を計算すると、78万322円でした。
- 所得税:400万円×20%-42万7,500円=37万2,500円
- 住民税:400万円×10%=40万円
- 復興特別所得税:37万2,500円×2.1%=7,822円
- 合計:78万322円
そして国内FXの所得にかかる税金を計算すると、81万2,600円になります。
400万円×20.315%=81万2,600円
したがって、国内FXで取引した際にかかる税金の合計額は159万2,922円になります。
78万322円+81万2,600円=159万2,922円
海外FXと国内FXを併用
海外FXと国内を併用した場合の税金を計算しましょう。なお、海外FX・国内FXとも所得が200万円として計算します。
最初に海外FXの所得と給与所得の合計は、600万円です。
国税庁の公式サイトでも確認できる、所得税の税率を元に計算します。
出典:国税庁
すべての税金を計算すると、合計額は138万8,722円でした。
- 所得税:600万円×20%-42万7,500円=77万2,500円
- 住民税:600万円×10%=60万円
- 復興特別所得税:77万2,500円×2.1%=1万6,222円
- 合計:138万8,722円
次に国内FXの所得にかかる税金額は40万6,300円です。
200万円×20.315%=40万6,300円
よって、海外FXと国内FXを併用した場合の税金は179万5,022円となります。
138万8,722円+40万6,300円=179万5,022円
3. FXでの所得が600万円のケース
最後にFXでの所得が600万円のケースを考えましょう。
海外FXのみ
海外FXのみで利益を得た場合、給与所得と合わせて1,000万円の所得で計算します。
したがって、税金額は280万1,044円です。
- 所得税:1,000万円×33%-153万6,000円=176万4,000円
- 住民税:1,000万円×10%=100万円
- 復興特別所得税:176万4,000円×2.1%=3万7,044円
- 合計:280万1,044円
国内FXのみ
次に国内FXのみで取引した場合の税金を計算します。
給与所得(400万円)と国内FXでの所得(600万円)は別々に計算しなければなりません。
まず、給与所得(400万円)にかかる税金を計算すると、78万322円でした。
- 所得税:400万円×20%-42万7,500円=37万2,500円
- 住民税:400万円×10%=40万円
- 復興特別所得税:37万2,500円×2.1%=7,822円
- 合計:78万322円
次に国内FXの所得にかかる税金を計算すると、121万8,900円です。
FX:600万円×20.315%=121万8,900円
そして、給与所得と国内FXの所得にかかる税金の合計額は199万9,222円となります。
78万322円+121万8,900円=199万9,222円
海外FXと国内FXを併用
最後に海外FXと国内FXを併用したケースを考えます。なお、海外FX・国内FXとも所得が300万円として計算します。
海外FXの所得(300万円)と給与所得(400万円)の合計所得は700万円です。
支払う税金額を計算すると、169万4,454円になりました。
- 所得税:700万円×23%-63万6,000円=97万4,000円
- 住民税:700万円×10%=70万円
- 復興特別所得税:97万4,000円×2.1%=2万454円
- 合計:169万4,454円
次に国内FXの所得(300万円)は分けて計算します。国内FXの所得にかかる税金は60万9,450円です。
300万円×20.315%=60万9,450円
よって、海外FXと国内FXを併用した際に支払う税金額の合計は230万3,904円になります。
169万4,454円+60万9,450円=230万3,904円
最後にFXの所得が変わると、併用した場合とそうでない場合とで、どのくらい節税効果があるのか見ていきましょう。
FXの所得 | 200万円 | 400万円 | 600万円 |
海外FXのみ | 138万8,722円 | 202万9,284円 | 280万1,044円 |
国内FX | 118万6,222円 | 159万2,922円 | 199万9,222円 |
海外FX+国内FX | 128万7,672円 | 179万5,022円 | 230万3,904円 |
併用した場合の節税額※ | 10万1,050円 | 23万4,262円 | 49万7,140円 |
※海外FXのみで取引した場合と比較した節税額です。
いずれのケースも海外FXのみで取引した場合と比較すると、節税できます。
さらに、FXの所得が高くなるほど、多く節税できるようになります。
まとめ:利益の最大化や節税を目指すなら海外FXと国内FXを併用しよう
海外FXのみを利用している方は、国内FXと併用すれば節税できる可能性があります。
一方、これまで国内FXでしか取引した経験がない方も、ボーナスやレバレッジの高い海外FX業者と併用すれば、大きな利益を狙いやすくなります。
さらに、海外FXにはゼロカットシステムがあるため、追証のリスクはありません。
ボーナスキャンペーンを開催しており、レバレッジの高いFX業者を探しているのであればBigBossをおすすめします。
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- 最大1,111倍のレバレッジで取引できる
- 取引毎にBigBossPointがもらえる
- 約定力が高いSTP/ECN方式を採用
BigBossでは最大1,111倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得でき、ボーナスに交換可能です。
また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。
ぜひ、口座開設をしてみてください。
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