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ダイバージェンスとは?見つけ方やトレード手法、おすすめのインジケーターをわかりやすく紹介

2023年4月24日

ダイバージェンスとは?

トレーダー
ダイバージェンスって何?

トレーダー
FXトレードではどうやって活用するの?

といった疑問はありませんか?

ダイバージェンスとは、為替レートとオシレーター系インジケーターが反対方向へ進む現象のことです。

まずは以下の問題に答えてみてください。

ダイバージェンスに関する問題

問題
上記はダイバージェンスが発生したチャートです
強気のダイバージェンスが発生した際、今後為替の値動きは上下どちらに動くでしょうか?

ダイバージェンスの活用方法を押さえておけば、大きな利益を狙える可能性があります。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • ダイバージェンスの概要
  • ダイバージェンスを狙えるインジケーター
  • FXトレードに活用するときのポイント

ダイバージェンスの活用方法を身に付ければ、トレンド転換で利益を狙いやすくなるでしょう。

ダイバージェンスに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ダイバージェンスとは

ダイバージェンスとは、下図のように為替レートの動きとオシレーター系インジケーター(テクニカル指標)が逆行する現象のことをいいます。

ダイバージェンス

相場の過熱感を示すオシレーター系インジケーターは、基本的にトレンドが発生している相場であれば同じ方向に動く傾向があります。

しかし、トレンドの転換点では逆方向に動くことがあります。

このような性質から、トレンド転換を示唆するサインとして活用できるのです。

ダイバージェンスを活用したトレード手法

ダイバージェンスの売買サインは、以下の通りです。

現象 チャート オシレーター系インジケーター 売買方向
強気のダイバージェンス 安値が切り下がっている 安値が切り上がっている 買い
弱気のダイバージェンス 高値が切り上がっている 高値が切り下がっている 売り

それぞれ詳しく解説します。

強気のダイバージェンス

下降トレンド時に発生するのが「強気のダイバージェンス」です。

下図のようにチャートは安値を更新している一方でインジケーターが安値を切り上げているときは、上昇トレンドに転じる可能性があると判断できます。

強気のダイバージェンス

この売買サインが見られたときは、買い注文を入れるのが効果的です。

弱気のダイバージェンス

上昇トレンド時にトレンド転換のサインとなるのが「弱気のダイバージェンス」です。

下図のようにチャートは高値を更新している一方、インジケーターが高値を切り下げているときは、下降トレンドに転じる可能性があるとされています。

弱気のダイバージェンス

このようなサインが見られたときは、売り注文を入れるのが効果的です。

ダイバージェンスを狙えるインジケーター4選

ダイバージェンスを狙えるインジケーター

ダイバージェンスを狙えるインジケーターは、以下の通りです。

  1. RSI
  2. MACD
  3. ストキャスティクス
  4. RCI

それぞれの活用方法を解説していきます。

1.RSI

RSI(アールエスアイ Relative Strength Index)は、初心者でも取り入れやすいインジケーターです。

シンプルな指標でRSIが70%を超えると買われ過ぎ、RSIが30%を下回ると売られ過ぎと判断してトレードに使えます。

なお、ダイバージェンスを見極める際は、RSIの傾きを確認しましょう。

下図のようにチャートが高値を更新している一方でRSIが高値を切り下げている場合は、下降トレンドへの転換を予測して売りエントリーをするのが効果的です。

RSI

FX初心者でも使いやすいので、まずはRSIから試してみるのが良いでしょう。

RSIの特徴や使い方はこちらで詳しく解説!

2.MACD

MACD(マックディー Moving Average Convergence Divergence)は、MACD線とシグナル線で構成されたインジケーターです。

MACDでダイバージェンスを狙う際は、MACD線の傾きをチェックします。

下図のようにチャートが高値を更新している場面で、MACD線が高値を更新せずに切り下げているときは、トレンド転換のサインとして活用できます。

MACD

MACDの特徴や使い方はこちらで詳しく解説!

3.ストキャスティクス

ストキャスティクス(Stochastic oscillator)は、%K(Fast)と%D(Slow)の2本の線で構成されているインジケーターです。

2本の線が80%以上なら買われ過ぎ、20%以下なら売られ過ぎと判断できます。

下図のように、相場が高値を更新している一方でストキャスティクスが高値を切り下げている場合は、売り注文をするのが効果的です。

ストキャスティクス

4.RCI

RCI(アールシーアイ Rank Correlation Index)は、直近にどれほどの値動きがあったのかを示すインジケーターです。

RCIの数値が+80%以上で買われ過ぎ、-80%以下で売られ過ぎと判断します。

ダイバージェンスを狙う際は、他のインジケーターと同様にRCIの傾きを確認します。

下図のようにチャートが高値を切り上げながら上昇しているにもかかわらず、RCIが高値を切り下げている場合は、売りエントリーを狙うのが効果的です。

RCI

RCIの基本的な使い方はこちらで詳しく解説!

ダイバージェンスをFXトレードに活用する際のポイント

ダイバージェンスを使い際のポイント

ダイバージェンスをFXトレードで使う際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

  1. 事前に相場の方向性を確認する
  2. トレンド系インジケーターを併用する
  3. 長期的な安値圏や高値圏で活用する

それぞれ詳しく解説します。

1.事前に相場の方向性を確認する

ダイバージェンスはトレンド転換が起こる前のチャートとインジケーターの逆行現象です。

トレンドが発生していないときは確認できない現象となるため、トレンドが発生しているのかを確認しておきましょう。

相場の方向性や強弱を確認するときは、トレンドラインを引くのが効果的です。

トレンドラインを引くと、価格が切り上がっているか、切り下がっているかの判断もしやすくなります。

一方で、経済指標の発表前後といった突発的なトレンドの発生時は、ダイバージェンスが起こってもトレンドが反転しないことが多いです。

想定外の値動きに巻き込まれないためにも、事前に経済指標の発表日時や国際ニュースを確認し、相場が急変しそうなタイミングでのトレードを避けるようにしましょう。

BigBossでは、FXに関連する経済や政治情勢の情報を記載したメールマガジンを配信しています。

隙間時間で手軽に情報収集をしたい方は、ぜひ活用してみてください。

過去のメルマガ記事はこちら!
FXのトレンドラインの引き方はこちらで詳しく解説!
FXで重要な経済指標はこちらで詳しく解説!

2.トレンド系インジケーターを併用する

オシレーター系インジケーターのみでは、トレンドの方向性を確認しにくかったり、トレンド転換の判断が遅れたりすることがあります。

そのような状況を避けるには、移動平均線やボリンジャーバンドといったトレンド系インジケーターを併用するのが効果的です。

移動平均線を併用する場合は、対象期間の異なる短期線と長期線の動き・位置関係から売買サインを導く「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」という手法と組み合わせるのがおすすめです。

移動平均線を併用する場合は、対象期間の異なる短期線と長期線の動き・位置関係から売買サインを導く「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」という手法と組み合わせる

短期線が長期線を下から上に抜けるゴールデンクロスは、価格の上昇が始まるサインとされています。

一方、短期線が長期線を上から下に抜けるデッドクロスは、価格の下落が起こるサインとして活用できます。

ボリンジャーバンドの使い方はこちらで詳しく解説!

3.長期的な安値圏や高値圏で活用する

長期的な安値圏や高値圏が継続しているときは、トレンド転換が起こりやすい傾向があります。

ダイバージェンスを取り入れる際は、時間足を切り替えたりチャートの表示期間を広げたりして現在の価格が長期的に高いのか安いのかをチェックしておきましょう。

ダイバージェンスをFXトレードで活用する際の注意点

トレンド転換を予測できるダイバージェンスですが、発生後に必ずしもトレンド転換をするわけではありません。

加えて、発生頻度が少ないため、他のトレード手法を一緒に取り入れることが大切です。

ここでは、ダイバージェンスをFXトレードで活用する際の注意点を解説します。

トレンド転換するとは限らない

ダイバージェンスが発生したとしても、トレンド転換が確実に起こるとは限りません。

特に強いトレンドが発生しているときは、サインが確認できてもトレンド転換が起こらず、だましとなる可能性があります。

想定外の損失を受けないためにも、サインを確認してすぐにエントリーするのではなく、トレンド転換が確認できるまで待つようにしましょう。

加えて、トレンド転換が発生しなかったときに備えて「〇〇pips逆行したら損切りする」のように損切りラインを決めておくことをおすすめします。

損切りラインを設定しておけば、含み損の拡大を抑えやすくなります。

損切りラインの決め方はこちらで詳しく解説!

ダイバージェンスのみで利益を狙うのは避ける

ダイバージェンスの発生頻度は多くないので、エントリー機会が少なくなってしまう可能性があります。

FXトレードで利益を狙うためには、小さな利益を積み重ねていくことが大切です。

複数のインジケーターを活用して、トレード手法の幅を広げたり、相場分析の精度を高めたりするようにしましょう。

ダイバージェンスに関するよくある質問

最後にダイバージェンスに関するよくある質問に回答していきます。

ヒドゥン・ダイバージェンス(リバーサル)との違いは何?

ヒドゥン・ダイバージェンス(リバーサル)とは、ダイバージェンスと同様に為替レートとオシレーター系インジケーターの動きが逆行する現象のことをいいます。

ダイバージェンスがトレンド転換を示すサインに対し、ヒドゥン・ダイバージェンスはトレンドの継続を示します。

加えて、安値・高値を切り上げているのか、切り下げているのかの違いもあります。

それぞれの売買サインは、以下の通りです。

  為替レート インジケーター 売買方向
ヒドゥン・ダイバージェンス 安値が切り上がっている 安値が切り下がっている 買い
高値が切り下がっている 高値が切り上がっている 売り
ダイバージェンス 安値が切り下がっている 安値が切り上がっている 買い
高値が切り上がっている 高値が切り下がっている 売り

下図のように為替レートの安値が切り上がっている相場でRSIが安値を更新しているときは、上昇トレンドの継続が予測できます。

ヒドゥン・ダイバージェンス(リバーサル)との違い

一方、為替レートの高値が切り下がっている相場でRSIが高値を更新しているときは、下降トレンドの継続が予測できます。

ヒドゥン・ダイバージェンス(リバーサル)の特徴や見つけ方はこちらで詳しく解説!

ダイバージェンスだけで勝てる?

ダイバージェンスは発生頻度が多くないため、ダイバージェンスだけで勝つのは難しいでしょう。

売買サインが見られたからといって、必ずトレンド転換が起こるわけではありません。

移動平均線やボリンジャーバンド、トレンドラインなども組み合わせてトレードをするのがおすすめです。

まとめ:ダイバージェンスを活用してトレンド転換を予測しよう

ダイバージェンスは、為替レートとオシレーター系インジケーターが逆行する現象のことで、トレンド転換のサインとして活用できます。

ただし、発生頻度は少なく、確認できたとしてもトレンド転換が必ず起こるとは限りません。

そのため、利益を狙うには、移動平均線やボリンジャーバンドといった他のインジケーターと併用することが大切です。

ダイバージェンスで大きな利益を狙いたい方は、多くのインジケーターが活用でき、レバレッジの高いFX業者を利用しましょう。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

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