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FXのレンジ相場で勝てない原因と解決策|効果的なトレード手法を紹介

2023年7月11日

レンジ相場で勝てない原因はなに?

トレーダー
レンジ相場のFXトレードで勝てないのはなぜ?

トレーダー
レンジ相場で利益を狙うにはどうしたらいい?

といった疑問はありませんか?

レンジ相場のFXトレードで勝てない原因には、相場を適切に見極められていなかったり、トレード手法が相場に合っていなかったりすることが考えられます。

レンジ相場で利益を狙うためには、ラインやインジケーターを活用することが大切です。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • FXのレンジ相場の特徴
  • FXのレンジ相場で勝てない原因
  • FXのレンジ相場で勝てないときの解決策

レンジ相場の見分け方やトレード手法を身に付ければ、勝率が高まりやすくなるでしょう。

レンジ相場で利益を狙いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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FXのレンジ相場とは

レンジ相場とは

レンジ相場とは、一定の価格帯でチャートが上がったり下がったりを繰り返す相場のことです。

レンジ相場以外の相場には、継続的に上昇する上昇トレンド、下落する下降トレンドがあります。

レンジ相場とトレンド相場の違い

上図のように高値同士を結んだレジスタンスラインと、安値同士を結んだサポートラインが平行になった状況がレンジ相場となります。

サポートラインが上向きであれば上昇トレンド、レジスタンスラインが下向きであれば下降トレンドと見分けられます。

レンジ相場は、経済指標の発表といった相場の値動きを左右するイベントがないときに発生しやすいです。

為替相場に影響を与える原因と分析方法はこちらで詳しく解説!

FXのレンジ相場で勝てない原因

FXのレンジ相場で勝てない原因には、以下のようなものがあります。

  • レンジ相場を適切に見分けられていない
  • レンジ相場の特徴を把握できていない
  • トレンド相場と同じ手法を使っている
  • だましに遭う回数が多い
  • 適切な損切り・利確ができていない

それぞれ詳しく解説します。

レンジ相場を適切に見分けられていない

現在の相場を適切に見分けられていないと、安定した勝率を出すことができません。

効果的なトレード手法は、トレンド相場とレンジ相場で異なります。

レンジ相場と勘違いした状態で、レンジ相場に適した手法でトレードすると、想定外の値動きに巻き込まれる可能性があります。

トレードの勝率を高めるためにも、適切な相場の見極め方を知っておきましょう。

価格が一定の価格帯を上下に行き来していたり、移動平均線が横ばいになっていたりする相場は、レンジ相場が発生しているサインといえます。

レンジ相場の特徴を把握できていない

レンジ相場の特徴を理解していないと、予期せぬ反転に戸惑い、冷静な判断ができなくなる可能性があります。

レンジ相場は価格が一方向に大きく動くことは少ないので、細かい値動きで利益を狙う工夫が必要です。

直近の高値・安値で反転しやすい特徴を理解すれば、そのポイントで売買の判断がしやすくなります。

トレンド相場と同じ手法を使っている

トレンド相場で使っていた手法をそのままレンジ相場に持ち込むと、うまく機能しないことがあります。

トレンド相場では相場の方向に沿った順張りが効果的ですが、レンジ相場では値動きと逆方向にエントリーする逆張りが有効とされています。

安定したトレード成績を出すためには、相場の状況に合った手法を取り入れることが大切です。

だましに遭う回数が多い

レンジ相場では、テクニカル分析で導いた売買方向と反対に値動きする「だまし」が起こりやすいといわれています。

だましに遭う回数が多いと、損切りが続いて損失を重ねる原因になる可能性があります。

損失を抑えるためにも、だましを回避するための対策を取り入れましょう。

適切な損切り・利確ができていない

特定の価格帯を行き来するレンジ相場では、損切りラインを狭くしすぎると、わずかな価格変動で損切りを繰り返すことになります。

一方、損切りラインまでの値幅が広すぎると、トレード1回あたりの損失額が大きくなってしまうので注意が必要です。

レンジ相場では、小さな利幅をコツコツ狙うのが効果的です。

「もっと伸びるかもしれない」と欲を出して利確の幅を広くすると、逆行して損切りにかかるリスクが高まります。

損小利大のトレードを目指すためにも、損切りと利確のルールを決めておきましょう。

FXのレンジ相場で勝てないときの解決策

FXのレンジ相場で勝てないときは、以下の対策を取り入れてみましょう。

  • レンジ相場を見極められるようになる
  • レンジ相場に効果的な手法を取り入れる
  • だましを回避する工夫を取り入れる
  • 損切りと利確をルール化する

一つずつ詳しく解説します。

レンジ相場を見極められるようになる

レンジ相場で利益を狙うには、レンジ相場を適切に見極める必要があります。

ここでは、レンジ相場の見極め方を紹介します。

レジサポライン

レンジ相場かトレンド相場か見極める際は、高値同士をつなぐレジスタンスライン、安値同士をつなぐサポートラインを引くのがおすすめです。

下図のようにそれぞれのラインが平行に引けたときは、レンジ相場と判断できます。

レジサポライン

チャートがそれぞれのラインを突き抜けたときは、レンジ相場からトレンド相場に転換する可能性が高まります。

水平ラインの引き方やトレード手法はこちらで詳しく解説!

移動平均線

移動平均線とは、一定期間の価格の平均値を結び、折れ線グラフとして表示するインジケーターです。

移動平均線の向きや角度で、相場の方向性や強さを把握できます。

下図のように、移動平均線がほぼ横ばいで推移している場合はレンジ相場、角度をつけて上向きもしくは下向きに推移している場合はトレンド相場と判断できます。

移動平均線

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、移動平均線と標準偏差で構成されたインジケーターです。

上下にある標準偏差が作り出すバンドの形状によって、相場を見極められます。

下図のように、バンドが急拡大し、中央の移動平均線が右上に向かっているときは、上昇トレンドが発生していることがわかります。

バンドが急拡大し上昇トレンドへ

一方、下図のようにバンドが収縮しており、平行に近い形状になっているときは、レンジ相場であるといえます。

バンドが収縮しているためレンジ相場

ボリンジャーバンドを活用してエントリーポイントを探ることも可能です。

標準偏差+2σと−2σの間に価格が収まる確率は95.45%といわれています。

そのため、+2σに近づいたら下落、−2σに近づいたときは上昇する可能性が高いので、以下のような売買サインとしても使えます。

シグナルサイン

売買方向

+2σに価格がタッチ

売りエントリー

−2σに価格がタッチ

買いエントリー

ボリンジャーバンドの使い方はこちらで詳しく解説!

RSI

RSIは「Relative Strength Index」の略称で、相場の過熱感がわかるインジケーターです。

0から100%の範囲で動く指標で、70%以上の場合は買われ過ぎ、30%以下の場合は売られ過ぎを示唆します。

下図のように、30から70%の範囲内で推移している場合は、レンジ相場と判断できます。

RSI

ボリンジャーバンドと同様に、エントリーポイントを探す際にも活用できます。

RSIが70%以上の場合は下落する可能性が高く、30%以下の場合は上昇する可能性が高いとされています。

そのため、以下のような売買サインとして使えます。

シグナルサイン

売買方向

RSIが70%以上

売りエントリー

RSIが30%以下

買いエントリー

RSIの使い方はこちらで詳しく解説!

レンジ相場に効果的な手法を取り入れる

レンジ相場で安定した利益を狙うには、レンジ相場に効果的な手法を取り入れることが大切です。

レンジ相場は、レジスタンスラインもしくはサポートラインを超える「ラインブレイク」が発生するまでは、大きな値動きを見せることがほとんどありません。

そのため、ラインに近付いたタイミングで逆張りトレードをするのが効果的です。

ただし、レンジ相場は永遠と続くわけではなく、ラインブレイクが発生したら、トレンド転換に備える必要があります。

ここでは、レンジ相場の特徴を踏まえたトレード手法を紹介します。

ラインの反発を狙った逆張りトレード

レンジ相場では、高値同士を結んだレジスタンスラインや、安値同士を結んだサポートラインで価格が反発することが多いです。

そのため、反発を狙った逆張りを取り入れるのが有効です。

具体的には、レジスタンスラインで反発するタイミングを狙って売りエントリー、サポートラインで反発するタイミングを狙って買いエントリーを入れます。

ラインの反発を狙った逆張りトレード

ラインブレイクを狙った順張りトレード

価格がレジスタンスラインやサポートラインを明確に抜けるラインブレイクが発生すると、突き抜けた方向に大きな値動きが発生する可能性があります。

下図のようにレジスタンスラインを突破した場合は、上昇トレンドの発生が予測できるため、買いエントリーを入れるのが効果的です。

ラインブレイクを狙った順張りトレード

エントリーのタイミングは、ラインブレイクした直後の(1)または、ブレイク後に再び価格が戻る押し目(2)を目安にするのがおすすめです。

だましを回避する工夫を取り入れる

レンジ相場でのだましを避けるには、以下のことを意識してみましょう。

  • ラインブレイク後すぐにエントリーしない
  • 他の時間足もチェックする
  • 複数のインジケーターを併用する

レンジ相場でラインブレイクが見られても、ラインの中に価格がすぐに戻ってくるケースは珍しくありません。

想定外の値動きに巻き込まれないためには、ラインブレイクが見られても、すぐにエントリーせず、ローソク足が確定するまで待つことが大切です。

複数の時間足やインジケーターを併用すれば、多角的な視点で相場分析ができ、勝率の高いエントリーポイントを見極めやすくなります。

だましが発生する仕組みや回避方法はこちらで詳しく解説!
複数の時間足で相場分析する方法はこちらで詳しく解説!

損切りと利確をルール化する

レンジ相場にかかわらず、FXトレードでは感情的な判断が大きな損失を出す原因になります。

安定した利益を出すためにも「損切りラインを〇pips、利確ラインを〇pipsに設定する」などのルールを決めておきましょう。

損切りと利確のルールを決めたら、自動決済がされるように設定できる、以下のような注文方法を活用するのがおすすめです。

注文方法

特徴

指値注文

現在価格から指定価格まで下落したら買い注文、指定価格まで上昇したら売り注文が入るように設定する

逆指値注文

現在価格から指定価格まで上昇したら買い注文、指定価格まで下落したら売り注文が入るように設定する

OCO注文

「〇〇円での買い(売り)注文が約定したら、△△円に到達したときに売る(買い戻す)」のように、新規注文と決済注文を同時に出す

IFD注文

2つの注文を同時に入れ、どちらかが約定されると、もう一方が自動的にキャンセルされる

IFO注文

IFD注文とOCO注文を掛け合わせたもので、新規注文の価格をIFD注文で指定したうえで利益確定と損切りの2つの決済注文を予約できる

損切りルールの決め方はこちらで詳しく解説!
利確のポイントの決め方はこちらで詳しく解説!

まとめ:レンジ相場の適切な見分け方とトレード手法を押さえて利益を狙おう

レンジ相場で勝てない原因には、相場の見極め方が不十分であったり、レンジ相場ならではのトレード手法を使えていなかったりすることが考えられます。

レンジ相場を適切に見分けるには、ラインを引くだけでなく、移動平均線やRSIなどのインジケーターも活用することをおすすめします。

レンジ相場で利益を狙いたい方は、30種類以上のインジケーターが利用できるMT4やMT5を採用しているFX業者を選びましょう。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

BigBossコラムは、Prime Point LLCが運営・管理するインターネットメディアです。Prime Point LLCは2024年にベストFXブローカーにも選ばれた海外FX業者のBigBossも運営しています。BigBoss編集部はFXや株、仮想通貨などの金融知識が豊富なメンバーで構成されています。記事の作成は、編集部の実際の経験や知識をもとに執筆しています。掲載内容についても、定期的に記事をリライトし、最新の情報への更新を行うなど、ユーザーファーストで情報を発信していきます。

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