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FX相場の予想のやり方|2つの分析方法とトレードのポイントをわかりやすく解説

2023年3月29日

FX相場の予想のやり方

トレーダー
FXの値動きってどうやって予測するの?

トレーダー
FX相場の予想をする流れがわからない

といった疑問はありませんか?

FXでは、為替相場の値動きを予想したうえでトレードするのが基本です。

FX相場を予想する方法には様々な手法があるので、それぞれのポイントを押さえたうえで自分に合ったものを選びましょう。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • FX相場の予想方法
  • FX相場を予想する流れ
  • FX相場を予想するときのポイント

FX相場の予想方法や流れを押さえておけば、FXで安定的な利益を狙えるようになるでしょう。

これからFX取引を始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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FX相場の予想方法

FX相場の予想方法:テクニカル分析とファンダメンタルズ分析

FXで安定した利益を狙うには、価格の値動きを予想する必要があります。

FX相場の値動きを予想する主な方法として、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析があります。

それぞれの違いは、以下の通りです。

 

テクニカル分析

ファンダメンタルズ分析

分析対象

過去のチャートの値動き

各国の経済状況や政策金利など

予測対象

短期~長期的な相場

中期~長期的な相場

難易度

初心者でも取り入れやすい

中級者もしくは上級者向け

それぞれの分析方法の特徴や手法を詳しく紹介します。

テクニカル分析

テクニカル分析とは

テクニカル分析は、過去のチャートをもとに将来の値動きを予測する分析方法です。

過去に似た値動きのパターンがあれば、今後も同じ値動きが見られやすいと予想してトレードします。

FXトレードに取り入れる際は、チャート上にラインを引いたりテクニカル指標を表示させたりして分析します。

売買方向やトレードのタイミングが視覚的にわかりやすくなるため、FX初心者にも取り入れやすい方法です。

なお、テクニカル分析では以下のような指標を使います。

  • ローソク足
  • トレンドライン
  • 移動平均線
  • ボリンジャーバンド
  • RSI
  • MACD

それぞれの手法を詳しく解説します。

ローソク足

テクニカル分析を取り入れる際は、まずローソク足の見方を知っておきましょう。

ローソク足とは、特定期間における以下の価格を1本の棒で表したものです。

始値

その期間の開始時の価格

高値

その期間中に最も高かった価格

安値

その期間中に最も安かった価格

終値

その期間の終了時の価格

始値より終値が高いローソク足を「陽線」、始値より終値が安いローソク足を「陰線」と呼び、それぞれを図で表すと以下の通りです。

ローソク足

ローソク足1本が示す値動きの期間は、1ヶ月間や1日、1時間、5分などに変更できます。

期間を変えながらチャートを分析することで、様々な視点から値動きを予想できるようになります。

ローソク足の見方やトレード手法はこちらで詳しく解説!

トレンドライン

トレンドラインとは、相場の方向性を視覚的に認識しやすくするためにチャート上に引く線のことです。

FX相場は、下図の上昇トレンド・下降トレンド、トレンドが発生していないレンジ相場の3つに分けられます。

上昇トレンド・下降トレンド・レンジ相場

上昇トレンドでは安値同士を結び、下降トレンドでは高値同士を結んでトレンドラインを引きます。

トレンドラインを引くと、トレンドの方向性だけでなく、エントリーポイントを見極めやすくなります。

下図のようにトレンドラインを引けたときは、価格がラインまで下落したとき(A)に反発することを予想して買いエントリーをするのが有効です。

上昇トレンドラインで反発するチャート

トレンドラインの引き方やトレード手法はこちらで詳しく解説!

移動平均線

移動平均線とは、一定期間の価格の平均値を折れ線グラフとして表示するテクニカル指標です。

移動平均線の向きや傾きから、トレンドの方向性・強さを把握できます。

下図のように、移動平均線が下向きであれば下降トレンド、上向きであれば上昇トレンドと判断できます。

移動平均線

移動平均線は、エントリーポイントを見極める際にも役立ちます。

現在の為替レートが移動平均線より上側にある場合は、移動平均線で反発したタイミングで買いエントリー、為替レートが下側にある場合は、反落したタイミングで売りエントリーを入れるのが効果的です。

移動平均線で確認できる買いのシグナルと売りのシグナル

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは、下図のように中央の移動平均線と上下の標準偏差ラインで構成された、値動きの変動幅を表すテクニカル指標です。

ボリンジャーバンド

標準偏差とは、移動平均線周辺で値動きがどれほど散らばっているかを示すものです。

標準偏差をもとに引かれるラインには「±1σ標準偏差」や「±2σ標準偏差」などがあります。

それぞれのライン内に値動きが収まるのは、下表の確率とされています。

標準偏差

ライン内に収まる確率

±1σ(シグマ)

68.3%

±2σ(シグマ)

95.4%

±3σ(シグマ)

99.7%

標準偏差に基づく上下のラインに価格が近づくと、反発や反落する可能性が高いと予想してトレードするのが有効です。

ボリンジャーバンドの使い方はこちらで詳しく解説!

RSI

RSI(アールエスアイ Relative Strength Index)とは、一定期間の上昇幅と下落幅の累計のうち、上昇幅の累計が何%なのかを指数化したテクニカル指標です。

下図のように、RSIが70%以上の場合は買われ過ぎ、逆に30%以下の場合は売られ過ぎの相場と判断できます。

RSI(相対力指数)

相場の過熱感を把握できるRSIは、以下のような売買サインとして活用するのが効果的です。

シグナルサイン

値動きの予想

売買方向

RSIが70%以上

下落する可能性が高い

売りのシグナル

RSIが30%以下

上昇する可能性が高い

買いのシグナル

RSIの使い方や手法はこちらで詳しく解説!

MACD

MACD(マックディー Moving Average Convergence/Divergence)は、移動平均線を発展させたテクニカル指標です。

MACDでは、下図のMACDラインとシグナルラインの2つのラインで値動きの予想をするのが有効です。

MACD

これらのサインが見られたときは、下表のようにトレードすると利益を狙えます。

手法

シグナルサイン

値動きの予想

売買方向

ゴールデンクロス

MACDラインがシグナルラインを下から上に抜ける

上昇する可能性が高い

買いのシグナル

デッドクロス

MACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける

下落する可能性が高い

売りのシグナル

MACDの見方や手法はこちらで詳しく解説!

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析は、各国の経済や金融政策をもとに値動きを予想する分析方法です。

各国の金融政策や経済指標、要人発言などを確認して、これらが為替相場にどのような影響を与えるのかを考慮しながら値動きを予想していきます。

ファンダメンタルズ分析をする際に、押さえておきたい情報は以下の通りです。

  • 政策金利
  • 金融政策
  • 経済指標
  • 要人発言
  • 地政学リスク

それぞれ詳しく解説します。

政策金利

政策金利とは、各国の中央銀行が一般の銀行に貸し出しをする際の金利のことです。

一般的に、金利が高い通貨で預金や資産運用をした方が多くの利益を得られるため、金利の低い国よりも高い国の通貨の方が価値が上がりやすくなります。

そのため、FXトレードにおいて2国間の金利差は、値動きを予想する重要な材料となります。

日本の政策金利がFXの値動きに与える影響はこちらで詳しく解説!

金融政策

金融政策とは物価や経済を安定させるために、中央銀行が行う政策のことです。

金融政策と為替相場には、以下の関係性があります。

金融政策

政策内容

為替相場への影響

金融緩和

買いオペレーション

政策金利の引き下げ

通貨の価値が下がりやすい

金融引き締め

売りオペレーション

政策金利の引き上げ

通貨の価値が上がりやすい

日本の金融政策は、日本銀行の政策委員会による金融政策決定会合で決まります。

金融政策決定会合は年に8回開催され、会合終了後すぐに決定内容が公表されます。

日本円を取引する場合は、金融政策の決定内容に加えて、会合後の会見で日銀総裁がどのような発言をするのかに注目しておきましょう。

経済指標

経済指標とは、政府や中央銀行などが発表する経済に関連する統計データです。

経済指標の発表前後は、大きな値動きが発生することがあります。

そのため、FX初心者のうちは発表日時だけでも優先的に押さえて、発表前後の取引を控えるようにしましょう。

FXで重要度が高い経済指標は、以下の通りです。

  • 米国雇用統計
  • GDP
  • 消費者物価指数 など

経済指標を相場分析に取り入れる際は、発表内容と投資家の予想のずれから相場にどのような影響が出るのかを予測していきます。

例えば、米国雇用統計の平均時給が予想を下回ったときは、個人消費が進みやすく、アメリカ全体の景気が上向きになることが期待できるでしょう。

アメリカの景気が良くなり、米ドルの価値が高まれば、円安ドル高に進む可能性があると予想できます。

FXで重要度の高い経済指標はこちらで詳しく解説!
米国雇用統計発表時にFXトレードするコツはこちらで詳しく解説!

要人発言

要人発言とは、国の経済政策や金融政策を担う中央銀行の総裁、財務大臣などの発言のことです。

要人が経済や為替に関する発言をすると、為替相場は発言内容に応じた値動きをすることがあり、トレンド転換が起こるケースもあります。

要人発言をFX相場の予想に用いる際は、発言内容から今後の経済状況などを読み取る必要があり、他の情報を使ったファンダメンタルズ分析より難易度が高いといわれています。

要人発言は経済指標の発表にあわせて実施されることが多いです。

想定外の値動きに巻き込まれないためにも、経済指標のスケジュールを確認しておきましょう。

地政学的リスク

地政学的リスクとは、紛争やテロ、諸国間でのトラブルのことをいいます。

トラブルを抱えている国や地域は、経済状態の悪化が懸念されるため、投資家がその国の通貨を手放そうとする傾向にあります。

そのため、通貨ペアを選ぶ際は、その通貨の国がどのような地政学的リスクを抱えているのかをチェックしておくことが大切です。

FX相場を予想するときの流れ

FX相場を予想する基本的な流れは、以下の通りです。

  1. 現在の相場環境をチャートで確認する
  2. ファンダメンタルズ分析で重要な情報をチェックする
  3. テクニカル分析で値動きを予想する

順番に詳しく見ていきましょう。

1.現在の相場環境をチャートで確認する

FX相場を予想する際は、現在の相場がどのような状況なのかをチャートで確認します。

まずは、現在の相場がトレンド相場とレンジ相場のどちらに該当するかをチェックしていきましょう。

下図のように、チャートが右肩上がりに動いているときは、価格の上昇が続く上昇トレンドと判断できます。

トレンド相場

チャートが右下に向かって動いているときは、価格が下落を続ける下降トレンドと判断できます。

一度発生したトレンドは継続しやすいため、トレンドに乗った取引ができれば、大きな利益を狙えるチャンスがあります。

一方、レンジ相場は、下図のように一定の価格帯でチャートが下がったり上がったりする相場のことです。

レンジ相場

トレンド相場に比べると、不規則な値動きをしやすいため、FX初心者にとっては利益を狙いにくい相場といわれています。

なお、レンジ相場の安値や高値を突き抜けたときは、トレンド相場に転換して値動きが大きくなる傾向があります。

チャートを見るだけで相場の状況を確認できるトレーダーもいますが、自信がない場合にはトレンドラインや移動平均線といったテクニカル指標を使うのがおすすめです。

FXチャートの見方はこちらで詳しく解説!
レンジ相場とトレンド相場の違いはこちらで詳しく解説!

2.ファンダメンタルズ分析で重要な情報をチェックする

次に、ファンダメンタルズ分析で重要な情報をチェックし、中長期的な相場の予想をします。

米ドル/円をトレードする場合は、アメリカや日本の経済指標、政治情勢などを中心にチェックします。

ファンダメンタルズ分析を取り入れるのが難しい人は、為替相場に影響を与えやすい経済指標が発表される予定がないかを確認しましょう。

経済指標の発表前後のタイミングであれば、ポジションを保有するのを避けるのがおすすめです。

3.テクニカル分析で値動きを予想する

ファンダメンタルズ分析で中長期相場の分析をしたあとは、テクニカル分析で短期的な値動きを予想します。

テクニカル分析を使用する際は、2~3個のテクニカル指標を組み合わせるのがおすすめです。

複数のテクニカル指標が同じ売買サインを示していれば、勝率の高いエントリーポイントとして活用できます。

テクニカル分析で売買方向を決めたら、損切りラインを設定したうえでトレードを開始しましょう。

FX相場を予想するときのポイント

FX相場を予想するときは、以下のポイントを押さえておきましょう。

  1. 複数の時間足で分析する
  2. トレード記録を付ける
  3. 経済や政治のニュースを小まめに確認する
  4. リスク管理をする

一つずつ詳しく紹介します。

1.複数の時間足で分析する

チャートを見て相場の予想をするときは、複数の時間足で分析する「マルチタイムフレーム分析」を取り入れるのが有効です。

FXでは時間足によって、相場の方向性が異なることがあります。

時間足によって相場の方向性が異なる状況で、一つの時間足だけを見て取引すると、予想が外れて大きな損失を受ける可能性があります。

複数の時間足で、相場の方向性が一致していたり、同じ売買サインが出ていたりすれば、勝率の高いエントリーポイントといえるでしょう。

マルチタイムフレーム分析の基本的な流れはこちらで詳しく解説!

2.トレード記録を付ける

FXで利益を狙うには、すべての予想方法を取り入れるのではなく、自分に合ったトレードスタイルや通貨ペアに絞ることが大切です。

そのためには、自分が実際に使った予想方法がうまく機能したのか振り返る必要があります。

トレードを振り返る際に役に立つのがトレード記録です。

トレード記録では、以下の項目を残すのがおすすめです。

  • 取引通貨
  • 取引時間
  • エントリー理由
  • 決済理由
  • 取引結果

予想が外れた原因や、自分に合った予想方法を知るためにも、トレード記録を付けて取引を振り返りましょう。

3.経済や政治のニュースを小まめに確認する

ファンダメンタルズ分析は、収集する情報量が多いため、FX初心者にとって難易度が高いといわれています。

本格的に採用するのは、FXトレードに慣れてきたタイミングが理想的ですが、経済や政治のニュースに普段から触れているとスムーズに取り入れやすくなります。

想定外の値動きに巻き込まれるリスクを抑えるためにも、経済や政治のニュースを小まめにチェックしましょう。

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4.リスク管理をする

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析を使っても、予想通りに価格が動くとは限りません。

予想が外れたときに大きな損失を受けないためには、リスク管理を徹底することが大切です。

FXのリスク管理には、以下のようなものがあります。

  • 余剰資金で取引をする
  • ロット数(取引通貨量)を増やし過ぎない
  • レバレッジを上げ過ぎない
  • エントリー前に損切りラインを決める

安定したトレード成績を出すためにも、適切なリスク管理をしましょう。

適切なロット数の決め方はこちらで詳しく解説!
損切りラインの決め方はこちらで詳しく解説!

まとめ:FX相場を予想して利益を狙おう

FX相場を予想する際は、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析が使われます。

中でも、テクニカル分析はツールの使い方を押さえるだけで、相場の方向性や売買方向が視覚的に判断しやすくなります。

FXで安定的な利益を狙うためにも、様々な相場の予測方法を学んで、自分に合った手法を取り入れてみましょう。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

BigBossコラムは、Prime Point LLCが運営・管理するインターネットメディアです。Prime Point LLCは2024年にベストFXブローカーにも選ばれた海外FX業者のBigBossも運営しています。BigBoss編集部はFXや株、仮想通貨などの金融知識が豊富なメンバーで構成されています。記事の作成は、編集部の実際の経験や知識をもとに執筆しています。掲載内容についても、定期的に記事をリライトし、最新の情報への更新を行うなど、ユーザーファーストで情報を発信していきます。

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